商品の説明

2014年より本格的な生産が開始されたWestville Guitars。こちらは2022年12月にスタートした「Crossover Series / クロスオーバー・シリーズ」の第一弾、「Westel / ウェステル」のセミホロウ仕様です。

演奏時のフィット感、そして洗練されたラインとサーフェスを兼ね備えた外観のデザインには、名器テレキャスターへのリスペクトを込めつつ、細部に至るまでWestville流の設計思想を投影致しました。外から見えづらい部分ではございますが、剛性、ウェイトバランス、求められる音響特性を全て共存させるべく3D形状で美しく丁寧に加工されたボディ内部も、アピールさせて頂きたいポイントです。

ネックはハードメイプルの1ピース。指板にはエボニー（本黒檀）をチョイスしました。理想のヘッドアングルと強度を目指し、かつペグの取り付け角度を適正化しチューニング時のフリクションを抑えるオリジナル形状の段付きテーパードヘッドにも、Westel独自のアイディアが込められております。

なおボディサイズは一般的なテレキャスター・スタイルのギターとほぼ同じながら、スケール（弦長）は所謂ロングスケールよりも僅かに短い25 1/4インチを採用しました。前述のテーパードヘッドと合わせ、程良いテンションを感じさせる仕上がりで、ストレッチを用いたヴォイシングを多用するギタリスト様にも有用なのではないでしょうか。

こちらのモデルは、ボディトップに単板のアルダー材を、そしてボディバックにも同じく単板のアルダー材を用いました。比較的ライトウェイトな仕上がりで、若干ながら従来の一般的なシンライン系テレキャスターに寄せたイメージとお考え頂いても良いかもしれません。軽やかさと適度な粘りが程良くミックスされたサウンドは、ファンク系のセッティングにもマッチします。

ピックアップは、ブリッジ・ポジションにアルニコ4マグネットを用いた新開発の日本製オリジナル・ハムバッカーを、ネック・ポジションには同じく新開発の「Crest 8 / クレスト・エイト」ピックアップを搭載。サムピッキング時の6弦もブーミーにならず、「マイクロフォニック」なサウンドを目指しました。もちろん、ペダル類との相性も抜群です。なおこちらのCrest 8ピックアップですが、汎用ハムバッカーとのリプレイスも、木工加工無しに可能な設計です。

塗装につきまして、トップコートにはグロス（艶有り）のラッカーを用いております。そのため、ちょっとしたことで擦りキズなどが付いてしまいがちですが、こちらは何卒ご容赦下さいませ。なおネック塗装には、サラっとした手触りのマットフィニッシュをチョイスしました。トップコートの艶消し塗料は高い耐久性のポリ系で、こちらも薄く丁寧にムラなく均一に仕上げられております。

ケースは、従来のWestville製品と同じく、高品質な日本製のギグバッグ（税別￥24,800）を別売でご用意致しました。