商品の説明

一般的に多く用いられるソフトメイプルではなく、ハードメイプルに拘った特注材で組み上げられた16インチ幅のフルホロウモデル、「アルーバ」です。ボディにはフィギュアド･ハードメイプルとスプルースを組み合わせたプライウッドのトップ、フィギュアド･ハードメイプル･プライウッドのバック、そして単板のフィギュアド･ハードメイプル･サイドが用いられ、ミディアム･スケールの1ピースのハード･メイプル･ネックには、エボニー指板がセットアップされております。
高い品質の本黒檀材から削り出されたブリッジ･アッセンブリー、特注の真鍮パーツと組み合わせたメイプル製のテイルピースは、何れもウォーキン工房製の専用カスタム･パーツ。マウントされるピックアップはUSA Kent ArmstrongにてカスタムメイドされるアルニコVマグネットを用いたハムバッカー（※一般的なアルニコVハムバッカーよりもアコースティックなサウンド傾向を持つピックアップです）となり、アンプリファイズ時には、クリアでありながら音痩せも無く、非常に豊かなジャズギター･トーンをお楽しみ頂けます。
なおこの「アルーバ」、そのモデルネームは、ジャズ･レジェンド、ジム・ホール氏のアルバム「サークルズ」に収録された曲のタイトルに由来致します。そのレコーディングに用いられた実機（ジミー・ダキスト氏製作品）から得たインスピレーションを元にアイディアを発展させ、Westville Guitarsのテイストで各部の設計/デザインを行いました。現在、Jesse van Ruller氏やToninho Horta氏といったトップ･アーティスト達の愛機としても活躍する、フルホロウ･モデルです。

なおこちらのモデルに搭載された「ウェストヴィル・クレスト・ピックアップ」は、所謂チャーリー･クリスチャン・ピックアップからのインスパイアに始まり、全ての設計をゼロからスタートし、製作致しました。ワイヤやネジ類といった金属パーツを除き、材料は全て木材。そのウッドワークは全てウォーキン工房によるもので、こちらのモデルにはエボニー削り出しのエスカッションを介してマウントされます。

そのサウンドは、ジェシ・ヴァン・ルーラー氏によると、「オープンでありながらファットで、マイクロフォン的な要素もある」「チャーリー・クリスチャン・ピックアップやダイナソニック・ピックアップ、De Armondの1100のようなヴィンテージ・シングルコイル・ピックアップを思い起こさせる」とのこと。搭載モデルこそ異なりますが、現在、渡辺香津美さんや田島貴男さんといったアーティスト様方にも、ご愛用を頂いております。

※クレスト・ピックアップと通常サイズのハムバッカーは、ギター本体に設けるネジ穴等が全て共通です。配線を外し、ピックガードを交換すれば、ハムバッカー仕様への変更も比較的簡単に行えます。

※写真のハードケース（Boblen BL-J16）は別売です。