商品の説明

国産ギターブランドとして国内・海外問わず多くのギタリストに支持されるDeviser。1975年にクロス楽器として創立以来、1977年には百瀬恭夫氏と共にHeadwayの立ち上げ、その後エレキギターのメインとして1994年にはBacchusブランド、その後Momose、Seventy Seven、STR、Mabuhay Ukleleなど多くのブランドにて様々なモデルを生み出しました。

今回ご紹介させて頂くのは、ディバイザー社がメインで手掛けるエレキギター/ベースブランドであるBacchusより、ワンオフ製作となる特別なカスタムオーダーにて製作されたBEX-Korina/Sprit Headモデル。こちらはファーストオーナー様からの放出品にて、新品時に本機の為に型抜きインナー製作された特注ハードケース付属の一本になります。

Gibson社より1958年にFlying Vと共に発表されたExplorerモデル。発表当初はTed McCarty氏のデザインとなるFuturistic（未来的）という斬新なボディシェイプからFuturaのモデル名にて世に生まれました。その後当時の背景にあるアメリカ初の人工衛星の名称からExplorerのモデルとして発表されました。現在では変形ギターの代表として数々のミュージシャンに愛用されるモデルですが、当時音楽業界には受け入れられず、その生産本数は1958～1959年で22本、1960年～1963年に16本と、ヴィンテージの出荷レコードは僅かに38本のみとなります。その後1975年に当時のハードロックの影響から少数ながら再生産されますが、オリジナルと呼ばれる初期のものに関しては1億円以上の値段がつく、プレミアムギターとなっております。

そのオリジナルのコリーナ・エクスプローラーを踏襲したスペックとしては、Futuraより受け継がれた斬新な唯一無二のボディシェイプに、オリジナルでは極僅かしか存在しないスプリットヘッド仕様を再現。ウッドマテリアルとしても当時に忠実にボディ＆ネック共にレジェンダリーウッドである希少なコリーナ材を採用、指板はノンバウンドのローズウッドですが、こちらも色濃いコントラストに強い黒の杢目が走るハカランダさながらの良質な材となっております。ピックガードはボディ右上部に全体の約1/4を締めるボディ形状に合わせた3Pのホワイトガードを採用。チューナーは1コブ・クルーソンスタイル（GOTOH SD91-SL GO）、ABR-1タイプのブリッジにストップテイルのチューンOマティック、加えて当時の特別なモデルという事を感じさせるゴールドハードウェア、オリジナル同様のコントロールノブの配置が成されます。また本モデルのカスタムオーダースペックとして、まずは一瞬で目を奪われる激渋の2トーンサンバーストフィニッシュ。通常のBEX-Korinaモデルが全てナチュラルカラーなだけに、王道とは何たるかを語る堂々たるルックスとなっております。またヘッドロゴは斜めではなくバーチカルスタイルを採用し、ヘッド裏のシリアルもバーチカルに入れられております。その他スペックとしては、22F仕様、パールドットポジションマーク、ナット幅は約43mm、スケールは約628mm、指板ラディアスは310R（≒12.2”）、塗装はラッカー仕上げとなります。

そして気になるサウンドとしては、本家Gibson社の復刻モデルに負けじと劣らない、高い再現クオリティを感じさせる素晴らしいサウンドをアウトプットします。ピックアップにはBacchusオリジナルのハムバッカーBHHn (フロント)＆BHHb (リア)を搭載。代表的なボディ材であるアルダーやアッシュ、マホガニーの良いとこ取りと言われるコリーナ材ですが、マホガニーの持つ甘く芯のあるローミッドをもちつつ、非常に煌びやかな明るい高域で、更に段違いに音抜けが本当に気持ち良い一本です。サスティーンも異常なほどに伸びやかで、この材ならではのトーンは軽く生鳴りで鳴らしただけでも、枯れた味わい深い最高のトーンに聴き惚れてしまいます。クリーン～クランチで何とも言えない甘さと煌びやかさの競合、ドライブ時の絶妙なエッジ感は、絶対に他のモデルでは味わえないと断言出来る、コリーナスペックならではの唯一無二のサウンドと言えるでしょう。

最後に状態としては、前ファーストオーナー様が自宅弾きでのみの使用であった為、非常に良好なコンディションをキープしており、ボディバック右下のエッジ部に打痕、バックルスクラッチとまではいかない薄い線スレ、ボディトップ側はピックガード上に僅かなピッキングスクラッチと、その他非常に細かなスレや小さな打痕程度こそ見受けられますが、特筆して目立った大きなダメージは無く、少なくとも10年以上が経過しているという事を加味すれば、ニアミントとまではいかないものの、その一歩手前の極上美品コンディションです。金属パーツは経年による僅かなくすみはございますが、ゴールドのメッキはシッカリと残っております。演奏面としてもネックコンディションは良好でトラスロッドの余裕もしっかりと残っており、フレットも目立った減り無く95%以上、電装関係の問題もございません。また前ファーストオーナー様が新品購入時に高額オプションであった、ハードケースを注文しており、こちらは実寸にてインナーを型取りしたオリジナルの高級ハードケースが付属致します。

ワンオフ製作となる特別な一本につき、相場が非常に難しくありますが、通常ラインとして2000年から2012年にかけて製作されたLimited EditionのBEX-Korinaモデルの相場が高騰前でも25万円前後となっております。こちらの一本については上述の通りファーストオーナー様放出のニアミント手前の極上美品コンディション、特別なワンオフカスタムモデル、高額オプションとなるオリジナルハードケース付属、加えて昨今の楽器業界全体の高騰を加味すれば、適正価格は40万円前後になるかと予想されますが、今回前ファーストオーナー様からのご厚意もあり、適正価格を大きく下回る、下手すれば個人売買での販売金額すらも下回るであろう、非常にお値打ちな破格特価にてご案内をさせて頂く事となりました。現在では本家Gibson製の高騰が凄まじく、それこそCustom Shop製の1958 Korina Explorerモデルについてはリイシューであるに関わらず150～200万円前後で販売されております。こちら本家に負け時と劣らない素晴らしいウッドマテリアル＆極上サウンド、そして唯一無二の特別なカスタムオーダーモデルとなりますので、お気になりました方は是非この二度と無いチャンスをお見逃しなく。

※画像掲載のメーカー発行保証書について、シリアルが本体と一致しておりませんが、新品時からの付属品となります。