商品の説明

ブリードラブギターを制作していたラリー・ブリードラブ氏、テイラー・ギターの熟練職人エド・グラネロ氏とわずか4名の職人によって、テイラー工場内の専用工房から世に送り出された完全手工製作の楽器です。
このブランドを立ち上げたテイラーギターのラリー・テイラー氏は、採算を度外視してこだわりぬいて作り込んだと言うように、素晴らしい仕上がりの逸品です。
カスタムオーダーに対応して、このギターのために専用ハードケースを用意する等、通常のテイラーギターとは全く別物として取り扱っていました。
残念ながら、短い期間で製作は終了してしまいましたので、現在では幻の名器とされる大変、稀少な楽器です。
今回の楽器は、そんなR.TAYLORのSTYLE-1モデルで、ほぼ新品の状態のまま保管されていたものです。
ボディーシェイプはSTYLE-1と呼ばれたグランド・シンフォニーGS（約16インチ）サイズ、ボディートップには大量のテイラーのストック材の中から厳選されたアディロンダックスプルース、サイド＆バックはエキゾチックな杢目が目を惹くフィギュアード・ウォルナット、ネックはトロピカル・アフリカンマホガニー、エボニー指板、エボニーブリッジとなります。
ナット幅は44.5㎜、648㎜スケールとなっています。ネックシェイプはスリム・カーブと呼ばれた1フレット目のネック厚が20㎜、ネックヒールに向けてテーパー度合いの少ない演奏性の高いネックシェイプとなっています。
ブレイシングはラリー・ブリードラヴ氏による「Asymmntrical X」を採用、低音域よりのトップ材でも広いレンジがカバーできる設計となっており、ボディー内部のライニングも一般的な切込みの入ったカーフィングではなく、切込みの無いソリッド・ライニングを採用、より豊かな箱鳴り感が得られるよう工夫されています。サウンドホールロゼッタは美しいアバロンで飾られ、ボディーバインディングは漆黒のエボニーで引き締まった印象です。
ほとんど弾かれていない使用感を感じないニアミントコンディションですが、サウンドホール周辺に光にかざしてわかる薄っすらとしたピックキズ、1弦側のボディーサイドにコツっとあてたゴマ粒ほどのキズがあります。塗装の光沢は新品当時の艶を保持しています。ペグはゴトーの510Z、経年によって、ゴールドメッキにくすみがありますが、精度高くチューニングできます。
繊細かつ伸びやかなサスティーン、深みのある低音弦の倍音豊かな鳴り、フィンガーピッカーの繊細なタッチにレスポンス良く反応します。弦高も弾きやすく低めにセッティングされており、12フレット上で6弦：2.2㎜、1弦：1.6㎜となっています。現在では入手困難となったR.TAYLORを入手できる大変、貴重なチャンスと思います。新品当時の販売価格は￥892.500（税5％）でした。オリジナル高級ハードケース付き、お探しの方に是非オススメです。