Fender Jazz Bass |
ヴィンテージとして興味深い個体。
商品の説明
ボディ以外は1963年製のジャズベースです。ボディは66年あたりのものになっています。異なるのは本当にボディのみなので、悪意のあるニコイチというよりは、修理等でボディが交換されたという可能性が高そうな印象です。
事実、処置の判断はメーカー一任で、問答無用でネックやボディが交換されたといった事例は、当時実際にあったようです。もっともフェンダーのギターやベースが、後年ヴィンテージ・ギターなどと呼ばれるようになるなんて、当時は誰も思っていなかったので、工場の判断としては、どれも極普通の対応だったのだろうと思います。
パッと見た感じ63年のジャズべにしては、サンバーストの中心の黄色みが強いな、といった印象があるものの、その傾向が63年最後期頃から始まるので、さして違和感はありません。しかし実際にバラしてみますと、ピックガードの下に「ES」と書かれた刻印が見えます。これは65年末から66年によく見られる特徴で「Entered Special」の意味です。CBSフェンダーが、ショー向けのモデルや特定ディーラー向きのボディに押していたとされています。ここまでの状況から考察すると、ボディが63年製で、66年頃にリフィニッシュの可能性が、まだあります。
続けて、ブリッジとリアPU を外してみますと、そこには弦アース用の穴がありました。63年製であれば、ボディ表面を細いアースプレートが通るので、この穴がない筈です。そこに穴があったということは、このボディが63年製でない証拠になります。以上より、やはりボディ交換の個体とみて間違いないでしょう。
PU はブラックボビンの葡萄茶コイル、各ポットはスタックポールで63年40週目、サークルD CAP、とボディ以外は違和感のない統一感があります。コンパネのネジ穴は小さいタイプでした。
63年3月製のネックは、リフレット、リナットで、その際にネック裏面の塗装がやり直されています。
交換されたと思しきボディのコンディションはウェザーチェックこそ見られますが、なかなか良く、トップコートの軟質化も特に気にならず、コンディション良好を維持出来ていて、そういう意味では、交換されて良かったボディなのかもしれません。
楽器の音色は、交換された66年頃の特徴はほぼ感じさせず、63年のそれが基調となります。当然ながらネックや電装系、ハードウェアのもたらすウェイトの方が大きいからでしょう。それにボディというパーツの品質そのものは大きく変化していないので、当然の結果と思われます。音色という見地に立てば、本機は63年製と考える方が順当だと考えます。
経緯の真実は分かりませんが、本機はひとつのヴィンテージ・ギター(ベース)としての魅力は全然スポイルされていない個体として、お勧めできるものです。
66年製以降のフェンダーロゴ入り、ブラック・トーレックス・ケース付属。
商品の詳細
Fender/Jazz Bass
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