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ショップ・レポート・eイヤホン 秋葉原店

ヘッドホン/イヤホン専門店「eイヤホン」ってどんなお店?

ありそうでなかったヘッドホン/イヤホンの専門店!スペシャリストだからこそ提供できる、その魅力的なサービスの数々を紹介!

 「国民総ヘッドホン時代」。そう呼んでも不都合のないほどここ数年で爆発的に普及した、ヘッドホン/イヤホン。かつては高級なオーディオ店か、もしくは特に専門性もなく雑然と陳列されるがままの総合電気量販店で購入するしかなかったそれらに、今や顧客のあらゆるニーズとアフターケアに対応する専門店が登場したのは時代の必然だったのかもしれない。その先駆けとも言える『eイヤホン』を取材するともに、新しいステージを迎えつつあるヘッドホン/イヤホンの流通における構造と、そのユーザーライクな画期的利便性についてレポートしてみよう。

  • ずらりと揃うヘッドホン、イヤホン。その点数の多さにまず目を奪われるが、すべて試聴可能というのがユーザーにとって何より嬉しいところ。

  • ガラスケースに収められた中古ヘッドホン、イヤホン。中〜高価格帯の高級機が並ぶ。木製のケースにはAUDEZ'EのLCD-3も見える。

気どらない、ざっくばらんなオーディオのお店

──まず、eイヤホンというお店の基本情報をお聞かせいただけますか?
eイヤホン/PA事業本部の岡田さん(以下敬称略):eイヤホンは、2007年に代表の大井(株式会社タイムマシン代表取締役、大井裕信氏)が創業したヘッドホンとイヤホンの専門店です。どうせやるなら日本一の専門店をめざそうってことで大阪で最初に店を出して、2011年にはここ秋葉原にも出店しました。もちろんWEBでも、弊社のホームページをはじめ、様々な場所で展開していますよ。

──珍しいですよね、ヘッドホン/イヤホンの専門店って。
岡田:そうですね。ぶっちゃけ、変な店だと思います(笑)。でも、ヘッドホンやイヤホンって、誰にとっても身近な商品じゃないですか。オーディオみたいに知識や難しいセッティングなんかは必要なくて、付けただけで聴けるっていう手軽さがありますよね。ニーズは絶対あるって思ってたんですよ。当時は、iPhoneなんかもようやく普及し出していて、ShureやKlipschなんかも高級なヘッドホンを出し始めた頃で。……実はね、うちの代表って、オーディオは全くわからない人なんですよ。でも、それが逆に良かったっていうか、素人だからわかる視点っていうのがあったんです。お客さんと全く同じ視点で商品を見れるっていう。

──なるほど。身近なニーズを常に感じ取れるからこその専門店、ということですね。それは心強い。となると、お客さんの層も結構広いんじゃないですか?
岡田:そう思います。実際、今はお客さんの四人に一人くらいは女性の方ですし。カップルとかご家族で来店される方も多いですね。うちの特徴として、女の子のスタッフも多いじゃないですか。そういうオーディオ店らしくない「ゆるさ」というか……敷居の低さがあるんだと思います。

──確かに、お店の雰囲気はすごく親しみやすいっていうか、フランクな感じですよね。
岡田:ええ。昔は、ヘッドホンって言うと、小型プレイヤーに付属するちっちゃいの以外は、いきなり高級オーディオの領域でしたからね。ヘッドホンに凝る人って熟年のオジサンばっかりでしたよね。で、オーディオ専門店は高級すぎて入りづらかったり。でも今は、価格でも、性能でも、デザインでも凄く幅広くて、製品のニーズ的にも、年齢や性別に関係なく来ていただけるようになりましたね。

  • 本体だけでなく、イヤーパッドやイヤーピース、ケーブル、変換ジャックなど、さまざまな交換用パーツが豊富に揃っているのもeイヤホンの魅力のひとつだ。ジャンクコーナーも楽しい。

  • 周辺機器も充実。さまざまなブランド、タイプ、価格帯のヘッドホン・アンプ、高品質なケーブルなども数多く揃えられている。

今はヘッドホン/イヤホン・メーカーの戦国時代。だからこそ選ぶ楽しさがある

──それだけ幅広いと、売れ筋って分かれますよね?
岡田:そうですね。今は色々なブランドが独自性を出していますから、選びがいがありますよ。まず、うちの店でも安定的に音が良くて人気なのは、いわゆるドイツ御三家……SENNHEISER、ULTRASONE、beyerdynamic。若い子に人気のMONSTER、beats by dr. dreも昔は低音ばかり出て音が悪いイメージがあったんですけど、今は中にDSPが入っていたりと技術的に進歩したことで凄く音が良くなって、本当に完成度が高いです。ビーツが出てきてから、他社さんもすごくデザインにこだわりを持つようになってきて、本当にファッション性も良くなりましたからね。うちでは、SkullcandyやNIXONとかのファッションブランド系も良く選ばれています。オーディオ好きな年配の方なんかには、老舗のFOSTEXや、ピュア・オーディオのB&W、Focalなんかも相変わらず人気です。

──昔は、「良い音のものなら3万円以上するやつを選べ」なんて言われたものですけど、今では値段が低くても良い音がするのはたくさんありますよね。
岡田:全体的に、性能の良いものの価格が下がってきているって事じゃないでしょうか。今は1万円くらいでもものすごく音の良い物があります。普及層のニーズが広まって、一般の人でも良い音を求めるようになったというのも大きな要因ですけど、今はメーカーも乱立していますからね。ヘッドホン/イヤホン業界はまさに戦国時代ですので、安い価格帯で良い物を作れないと生き残れないんだと思います。でも、買う側にとっては良い時代だと思いますよ。価格も性能も選べば選ぶほど選択肢が増えるんですから。ヘッドホンやイヤホンを「買う楽しみ」っていうのが増しているのは確かですね。

──モニター・ヘッドホンはどうですか?デジマートは楽器関係者が多いので、そっちも気になる人が多いと思います。
岡田:売れていますよ。やっぱり音を作る関係の人はこちらを選ばれるようです。定番のSONYの“MDR-CD900ST”なんかは、やっぱりこれが基準の音なんで、国内ではロングセラーですよね。あと、楽器を弾く人に人気なのはaudio-technicaの“ATH-M50”とか。……実はうちでも今、「究極のモニター・ヘッドホン」を作るっていうコンセプトで開発しているものがあるんですよ。

──それはすごい!ヘッドホン専門店が考える、最高のモニター用ヘッドホンってことですね?
岡田:はい。情報量が多い、音が絶対に割れないっていうのは必須で、実際に大手のPVとかも作っている音楽製作スタジオさんとも提携して、音やチューニングを決めていきました。本当に素晴らしい音ですよ。楽器にも最高です。コストパフォーマンス的にも絶対に満足していただけるものである自信があります。2013年12月に発売する予定ですので、ぜひ楽しみにしていてください。

  • 頑丈な密閉型のSENNHEISER(ゼンハイザー)のHD25-1 II。高い解像度と豊かな低域、片耳で聴くための回転式イヤーピースでDJの人気が高いモデルだ。

  • ドイツ御三家ブランドのひとつ、ULTRASONE(ウルトラゾーン)のPRO900。PROシリーズの密閉型最高機種で、6~42000Hzの広範囲な周波数特性を持つバランスの良いモデルだ。

  • こちらもドイツ御三家ブランドのひとつ、beyerdynamic(ベイヤーダイナミック)のT70P。1万ガウス(1テスラ)を超える磁束密度を生み出すテスラテクノロジーを用いたテスラドライバー搭載の密閉型ヘッドホンだ。

  • 日本製スタジオ・モニター・ヘッドホンの大定番、SONY MDR-CD900ST。

  • audio-technica ATH-M50。楽器プレイヤーに人気の高い機種のひとつだ。

  • eイヤホンが「究極のモニター・ヘッドホン」を目指して開発したオリジナル・ヘッドホン、SW-HP11。詳細は後日デジマートでご紹介するのでお楽しみに!

あらゆるサービスを追求できることこそが、専門店である証

──種類が多いのはありがたいのですが、どうやって選べば良いんでしょうか?
岡田:やはり、試聴することが一番だと思います。ヘッドホンは一機種一機種すべて音が違いますから、自分にあったものを選ぶ必要があります。

──このお店では、試聴はできるんでしょうか?
岡田:もちろんです!そこがeイヤホンというお店の最大の強みでもあります。うちで取り扱っている商品は4000アイテムくらいあるんですが、そのほぼ半分の2000くらいはモニターできます。

──2000ですか!?凄い数ですね……。
岡田:おそらく、これほどたくさんのヘッドホンを試聴できる店は、eイヤホン以外には無いと思いますよ。店に出していなくても、裏にも出し切れない試聴用ストックがありますし。ヘッドホンというのは、それだけ機種ごとに個性があって、実際に聞かなければわからない事も多いという事です。

──試聴用にしたものはもう新品じゃ売れませんよね?
岡田:そこは企業努力で(笑)。幸いうちは中古のヘッドホン/イヤホンの販売もしていますし、色々なメーカーさんとも協力体制がしっかりしていますからね。専門店ならではの強みですね。

──ヘッドホンの中古というのも、珍しいですよね。
岡田:うちのビジネスの主力の一つです。この店舗でも、2割ぐらいが中古の売り上げですから。中古で出ているものは、基本的に全て試聴できるので安心です。

──ヘッドホンの中古ビジネスをなかなかやっている店が少ないのは、何故だと思われますか?
岡田:やはり、ハードルが高いんだと思いますよ。まず回収が先なので、資金的に余裕がないと無理です。在庫のリスクもあります。買い取りには査定がいりますから、知識と経験のあるスタッフも必要です。まあ、ただその点、うちはスペシャリストっていっても良いくらいの優秀なスタッフがそろっていますので。彼らは毎日何十という商品を買い取って査定しますから、経験値もハンパじゃないですよ。中古のチームは『リユース・チーム』って呼ばれていて、うちでも一番スタッフの能力が高い部署です。一人一人の個性も強くて、耳が良い者、知識が優れている者、修理関係に強い者、楽器やDJをやっている者……あらゆるコンディションの商品に対応できるように皆スキルアップに余念がないですよ。

──素晴らしい。スタッフもヘッドホンに特化したスペシャルな人員なんですね。
岡田:そう思いますよ。ですから、ヘッドホン/イヤホンのことでわからない事はいつでもスタッフに尋ねてもらえば良いと思います。うちは女性スタッフもフロアに必ずいますので、女性のお客さんも声をかけやすいはずです。

──お客様を大切にする姿勢が根底にあるのですね。
岡田:僕らのビジネスは、中古にせよ他の様々なサービスにせよ、全部、お客様の「こんなんやってよ」っていう声から始まっているんです。一貫してブレないのは、ヘッドホン/イヤホンに関しては、お客様が欲しいサービスを漏れなく提供したい、っていう考え方です。毎日、お客様と顔を合わせて、最高のサービスは何かを考える……だからこそ、eイヤホンは、他には無いヘッドホン/イヤホンの専門店として成り立っているんだと思っていますよ。

  • インタビューに答えてくれたPA事業本部の岡田さん。ヘッドホン/イヤホンに対する知識・情熱は並大抵ではない。

  • 「可愛いカラーのヘッドホンはありませんか?」といった、女性のお客さんならではのリクエストに的確に対応する田口さん。

  • 買い取り・修理の受付カウンター。取材中にも査定を依頼するお客さんが何人も訪れていた。

 

◎次のページでは、eイヤホンの中古販売・買い取り、修理、レンタルの魅力・メリットを徹底分析!