Bacchus 30周年記念スプリングキャンペーン
- 2024/03/22
Electro-Harmonix / B9 Organ Machine
ギターのサウンドをオルガンの音に変換するという、斬新かつ驚異的クオリティのエフェクターがエレクトロ・ハーモニックスからリリースされた。さまざまなオルガンのサウンドをシミュレートしたプリセットが全9種搭載さており、それぞれの特性は以下のとおり。
1. Fat & Full (ファット&フル) :オクターブ上と下のオルガン音が追加されるプリセット。
2. Jazz (ジャズ):ジャズ・オルガニスト、ジミー・スミスのサウンドを再現したプリセット。
3. Gospel (ゴスペル):オクターブ上のドローバー(パイプオルガンの操作子)が追加したゴスペル・トーンのプリセット。
4. Classic Rock (クラシックロック):60〜70年代のクラシック・ロックで聴けるオルガン・サウンドをシミュレートしたもの。メーカーは"プロコル・ハルムの「Whiter Shade of Pale」のような”と説明している。
5. Bottom End (ボトムエンド):低い方のドローバーを追加したプリセット。ギター・サウンドに低音を加えたり、B3のベース・サウンドをシミュレートできるとメーカーはアナウンスしている。
6. Octaves (オクターブ):基本のトーンに1オクターブ上のオルガン音を加えるプリセット。メーカーはレッド・ツェッペリンの「Your Time is Going to Come」のような曲を演奏するのに最適だと説明している。
7. Cathedral (カテドラル): パイプ・オルガンのサウンドをシミュレートしたプリセット。
8. Continental (コンチネンタル) :クラシック音楽で使われるコンボ・オルガンのサウンドを再現したプリセット。
9. Bell Organ (ベルオルガン):エレクトリック・ピアノとオルガンのミックスしたサウンドが得られるプリセット。
いずれも定番のオルガン・サウンドを再現したもので、上のリリース動画を参照して頂ければわかるとおりその完成度は極めて高い(素早いフレーズに違和感なく追従する点にも注目)が、本機の魅力はそれだけにとどまらない。というのも、コントロールにはアタックやモジュレーション・スピードの調整が搭載されている他、原音とエフェクト音それぞれのボリュームも備えている。これを駆使すればギターとオルガンとの音の重なりも表現できるなど、オルガン・シミュレートに限らない音作りが可能なのだ。
なお、ここではギター用エフェクターとして紹介しているが、本機はキーボードとの組み合わせでも使用可能となっている。
価格:¥38,000 (税別)