エフェクターボード内のセッティングの自由度が高まる、よりコンパクトなエフェクター“マイクロ・ペダル”がフェンダーより新登場、日本国内での販売がスタートした。今回登場したのは4機種で、いずれも耐久性のあるフルメタル外装。信号の劣化を防ぐ、トゥルーバイパス・ハード・ワイヤリングを採用している。

　マイクロ・コンプレッサーは、コンパクトながら「コンプレッション」「ボリューム」「EQ」を装備、幅広いサウンドメイクに対応する。

　マイクロEQは、5バンドのグラフィック・イコライザーに「マスター・レベル」も装備。周波数帯は、100Hz／250Hz／630Hz／1.6kHz／4kHzで、可変範囲は±18dBとなっている。

　マイクロDIは、ギターやベースの信号を直接ミキサー卓やDTM機材などのオーディオ・システムに送ることができる、いわゆるダイレクトボックスだ。アウトプットは、XLRバランスド・アウトとアンバランスの1/4モノラル・アウトを装備。また、レベルを－20dB／0dB／＋20dBの3種類から選べるゲイン・スイッチと、自宅録音などにも便利なキャビネット・シミュレーターも搭載している（オン／オフ・スイッチ装備）。

　マイクロABYは、1つの信号を2つの機器に振り分け切り替えられるA/Bボックス的なモードと、2つの信号をミックスして1つの機器に接続できるA&B（Y）モードを備えた、チャンネル・スイッチ・ペダル。セッティングの異なる2台のアンプを切り替えたり、2本のギターを1台のアンプで鳴らす、あるいはメインとサブといった2本のギターをあらかじめ接続しておくなどの際に有効だ。また、マイクロABYを2台用意し、2つのエフェクト・ループを作って切り替えたりと、あらゆる場面で活躍してくれるはず。