スタインバーグ社のDAWソフト「Cubase」の新バージョンがいよいよリリース！

　今回発表されたのはフラッグシップの「Cubase Pro 8」と、ミドルクラス「Cubase Artist 8」の2種類。それぞれ「Cubase 7.5」「Cubase Aritist 7.5」からのアップデートとなり、前者では新たに「Pro」の冠がつけられているように、同製品の長い歴史の中でひとつの節目になるであろう話題の新製品だ。

　エフェクトやインストルメントをグループ化できる「プラグインマネージャー」機能から、便利なバウンス機能「インプレイスレンダリング」などの新機能の他、ソフト音源やエフェクト・データの増加など、今回新搭載されたツールはたくさんあるが、中でも目を引くのは「コードパッド」機能だろう。Cubase7から実装されたコードトラック機能をさらに発展させたもので、任意に設定したコードパッドをクリックするとそのコードが鳴らせるようになった。外部入力にも対応してくれるので、作曲やアレンジなど、さまざまなシーンで使い手がありそうだ。また、直前のコードを考慮して次の展開に適したコード進行を提案してくれるコードアシスタントモードも進化を見せており、作曲のサポート機能に飛躍的な充実が見える点が今バージョンの特徴のひとつだと言えそうだ。