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  • ゴキゲンなフェイズ・サウンドが楽しめるBAD STONEの復刻モデル

Electro-Harmonix / BAD STONE

Electro-Harmonix / BAD STONE

  • 試奏・解説・文:村田善行 写真・動画撮影:伊藤大輔
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 70年代エレクトロ・ハーモニックスの人気モデル、BAD STONEがNANOシリーズで登場した。BAD STONE……なんとサイケな名称だろうか(笑)。時代を感じるセンスにグッと来てしまう。エレハモのフェイザーと言えばSMALL STONEが有名だが、ルーツはこのBAD STONEにある。本機は3ノブのBAD STONEを小型化しただけでなく、オートとマニュアルの切り替えスイッチも搭載する事で、拡張性のあるフェイズ・エフェクトが楽しめる。

 基本サウンドは非常に深く、ビンテージのSMALL STONEにも通じるマイルドなフェイジング。クリーンではカッティングはもちろんの事、フェイズ・スピードをゆったりさせればアルペジオ等でも上手く楽曲に取り込めると思う。そして一転、ドライブ・サウンドと合わせるとBAD STONEならではのエグミのあるフェイズ・サウンドが楽しめる。まさにSTONED(キマっちゃってる感じ)なサイケ感。名前はBADだが、実にゴキゲンなフェイズ・サウンド。ブライアン・メイ的な派手なフェイズ感やアイズレー・ブラザーズの楽曲で聴ける様な揺らぎ効果を体験してほしい。

 マニュアル・モードは一見「何に使うのか?」と疑問に感じる方もいるかもしれないが、例えばギター・ソロで使用してみてほしい。ブースターとはまたひと味違った存在感が確認できるはずだ。エレクトロ・ミュージックでもよく使われる技法で、レコーディング時はもちろんだが意外なところで役に立つ。「音量を上げずに、もっとトーンに存在感を出せないか?」と考えている皆さんはお試しを。ジミー・ペイジ等が使用した、ピックアップのアウト・オブ・フェイズ・サウンドに似たテイストも引き出せるハズだ。

 センスあるエフェクト効果を持ったペダルを使いこなすには、やはり弾き手のセンスも重要になる。ぜひ、シンプルが故に奥が深いこのペダルを楽しんでほしい。

※使用アンプ:Fender '68 Custom Deluxe Reverb

※使用ギター:Crews Maniac Sound / solution HDS

Electro-Harmonix / BAD STONE

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製品情報

Electro-Harmonix / BAD STONE

価格:¥13,500 (税別)

【スペック】
■コントロール:レート、フィードバック、マニュアル・シフト、オート/マニュアル切り換えスイッチ、エフェクト・オン/オフ・スイッチ、エフェクト・オン・インジケーター ■入出力端子:入力、出力 ■電源:9Vバッテリー、DC9V ACアダプター ■外形寸法:68(W)× 111(D)× 58(H)mm
【問い合わせ】
キョーリツコーポレーション http://www.kcmusic.jp/ehx/bad-stone.html
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プロフィール

村田善行(むらた・よしゆき)
株式会社クルーズにてエフェクト・ペダル全般のデザイン担当、同経営の楽器店フーチーズ(東京都渋谷区)のマネージャーを兼任。ファズ関連・エフェクター全般へのこだわりから専門誌にてコラムを担当する他、覆面ネームにて機材の試奏レポ/製品レビュー多数。

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