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  • ”大型アンプの”超小型ベース・アンプ!?

EDEN / MicroTour

EDEN / MicroTour

  • 試奏/文:坂本 信 写真/動画撮影:伊藤 大輔
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 1970年代からミュージシャン向けの音響機器の製造を始め、80年代から大型ベース・アンプを手がけている老舗メーカーであるエデンによる、遊び心が効いた”大型アンプの”超小型ベース・アンプ。同社最大のキャビネットであるD810XTに、最大のヘッドであるWT800を載せたようなデザインだが、動画でもおわかりのとおり、片手でヒョイと持てる大きさなのがご愛嬌。スピーカーは4インチ(約10cm)のものを1本搭載。様々なブランドから発売されている電池駆動の超小型ギター・アンプの多くに搭載されているスピーカーが2~3インチ(約5~7.5cm)であることを考えると、4インチというのはかなりの大口径と言えるだろう。

 アンプは出力2Wで、練習用としては結構な音量が出せる。自宅やホテルで深夜などに練習する時には、ソリッド・ボディでも生音で済ませてしまうことも多いかもしれないが、はっきりと音を出すためにアンプを使う時よりも強くピッキングしてしまい、タッチも含めた練習にならない場合も少なくない。ヘッドフォン・アンプを使えば、音楽トラックを聴きながら練習することもできるが、モノラルのベース音だけだと、長時間の練習では音像の頭内定位による疲労が問題だ。そんな時に、このような超小型アンプで生音を補う程度に音量を補ってやれば、より快適に、タッチも含めた練習ができるだろう。

 また、宅録でラインの音にアンプの空気感を加えるのにも便利だ。出力が小さいので、オーバードライブさせたサウンドも作りやすい。コントロールはVOLUMEとTONEだけだが、マイクをスピーカーに近づければ、近接効果で低音がブーストされるので、かなり迫力のあるサウンドになる。他にも、工夫次第でいろいろな応用ができそうだ。

EDEN / MicroTour

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製品情報

EDEN / MicroTour

価格:¥8,500 (税別)

【スペック】
■コントロール:ボリュームおよびトーン■入出力端子:6.3mm標準入力、3.5mmヘッドフォン出力■電源:単三乾電池8本またはADPT-70001専用ACアダプター(別売、ただしベースペダルシリーズに付属のものと同一品)■外形寸法:135(W) x 95(D) x 300(H)■重量:約1kg
【問い合わせ】
ヤマハ株式会社 http://jp.yamaha.com/support/other_brands
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