Bose S1 Pro+ wireless PA system × 松井祐貴&井草聖二
- 2024/04/25
Bogner / La Grange
ブティック・アンプを代表する人気ブランド“Bogner(ボグナー)”より、伝説のギタリストたちが使用した英国のプレキシ・アンプの音色を再現したペダルが登場した。「La Grange(ラ・グランジ)」は、60〜70年代のクランチ・サウンドから80〜90年代のディストーションまで、幅広くかつ極上のサウンドを実現。また、同社のペダル「Ecstasy」や「Uberschall」とは異なり、ボリュームやゲインとは別にブースト・ノブも装備しているため、リード時のボリューム・ブーストとしても使える。
本機の最大の特徴と言える「ch.blend」ノブは、67~69年の4インプット・プレキシ・アンプにおける2つのチャンネルを再現。左に回し切ると100%ブライト・チャンネル “T” に、右に回し切ると100%ノーマル・チャンネル “B”に、センターで2つのチャンネルが “50/50”ミックスされたサウンドが得られる。ミニ・スイッチは、一番左がゲイン・レベルを切り替える“ゲイン”で、m=ミディアム・ゲイン、L=ロー・ゲイン、h=ハイ・ゲイン。二番目は“バリアック”で、オンにするとアンプの電圧を若干下げた際に得られる独特のフィーリングとコンプレッションされた音色が楽しめる。三番目は“プレゼンス”で、h(high)=オープンで明るい音色、L(low)=高音域がマイルドな太いトーンになる。一番右は“ストラクチャー”で、左側にするとタイトで鮮明な音色に、右側にするとルーズでファットな音色に、センターでその中間の音色になる。
なお、expジャックにボリューム・ペダルを接続すると、ゲインのレベルを演奏中でもペダルで変化させることが可能。その他、トゥルー・バイパスの装備に加え、バッテリーの電圧が落ちてくるとすべてのLEDが点滅し、間もなく自動的にバイパス・モードに切り替わる“ロー・バッテリー・インジケーター”機能も装備している(オーディオ回路とは切り離されたボグナー独自のデジタル回路を採用)。状態の良いビンテージのプレキシ・アンプを入手するためのハードルは高いが、本機はそのサウンドがより手軽&確実に手に入る逸品だ。
価格:オープン