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- 2024/03/22
ZOOM / H2n
4チャンネルのサラウンド・レコーディングが可能な唯一のコンパクト・レコーダー「H2n ハンディ・レコーダー」の最新ファームウェアが登場した。グーグルとのコラボによる、バーチャル・リアリティ(以下、VR)・コンテンツ向けのサラウンド・レコーディングに対応したファームウェア「H2n System Version 2.00」で、グーグルのJUMPプラットフォーム用のサラウンド・オーディオ・ファイルの作成に最適な仕様になっている。
JUMPは、VRビデオとサラウンド・オーディオにより、視聴者があたかもその場にいるような体験を提供してくれるプラットフォーム。その映像コンテンツ制作用に、グーグルは16台のカメラ・モジュールを円形に配置した特製のJUMPカメラ・リグを開発。その構成要素として、円形マルチ・カメラ・アレイの中心にH2nハンディ・レコーダーが配置されている。また、JUMPアセンブラは、16台のビデオ・カメラ映像をYouTubeに対応した立体的なVRビデオに変換する。
今回のVer.2.0は、YouTubeでの全方位動画再生に対応したサラウンド・オーディオのレコーディングをサポート。4方向(前後左右)のサラウンド・オーディオ・トラックによる奥行き感や距離感、空間の広がり感を、立体的なVRビデオに組み込むことが可能となる(YouTube上でのVRビデオ視聴時には、VR環境を通じて映像の向きを変更すると、それに応じて音像位置も変化)。そのサラウンド・オーディオは、オムニ、左/右、前/後の各トラックを含んだ4チャンネル・マルチトラックWAVファイル。また、YouTubeではサラウンド・オーディオ・フォーマットのネイティブ・サポートが開始されるため、H2nの“Spatial Audio”モードで収録したファイルは、同サイト上での再生時に自動的にデコード処理される。
より手軽なサラウンド・レコーディングを実現してくれる最新ファームウェア「H2n System Version 2.00」のダウンロードは、こちらにて。