名古屋に拠点を置くヒカシラ・イクイップメントより、今後同社を代表することになるであろうBasis Brassシリーズの第一弾として「3301 “True Drive”」が登場した。

　ハイエンド・オーバードライブ「3301 “True Drive”」は、完全オリジナルの真鍮素地ボディを使用。原音の芯がしっかり残る生々しさと、ピッキングのニュアンスをリアルに伝える透明感を備えた、ツヤのある歪みを生み出す。内部に関して細部にまでこだわっており、可能な限り国内メーカーの国産パーツを使用。一台一台、丁寧に調整して組み付けを行い、ハンド・ワイヤードで仕上げている（トゥルー・バイパスも装備）。また、外装へのこだわりも深く、真鍮を無塗装の素地仕上げにすることで使い込むほどに表面が変化し、味わい深い色になっていく。さらに、ボディの模様や文字はすべてマシン彫刻で、長く使用しても消えにくくなっている。パッケージにも凝っていて、本機をオリジナル・クロスで包み、専用の桐箱に納めることで日本的な雰囲気も演出（内部が適切な湿度に保たれるため保管にも有効）。

　極上の品質と高い耐久性、そして信頼感を備えた本機。中級者以上を自認するギタリストにとって、チェック必須のアイテムであることは間違いない。