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  • e☆イヤホンの広報部長たっくんが“耳”に素敵な製品を紹介!

iPhone7で使える! Bluetoothイヤホンの選び方

Bluetoothイヤホン

  • 文:岡田卓也(e☆イヤホン)

今回のイヤホン☆王子の耳ログ!は、最近益々盛り上がりを見せるBluetoothイヤホンをフィーチャー。先ごろ発売されたiPhone7からもイヤホンジャックが消え、今後の主流になるのでは?と目されるBluetoothイヤホンの選び方を、我らがイヤホン☆王子ことたっくんがオススメ機種とともにご紹介します。

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 今回ご紹介するのは今年一番の盛り上がりを見せているBluetoothイヤホンです! Bluetoothイヤホンとは、ケーブルいらずで音楽が聴けたり、通話が可能なワイヤレスのイヤホンのことです。車などの運転時にハンズフリーで通話が可能な片耳タイプのイヤホンもありますが、今回ご紹介するのは、両耳タイプのBluetoothイヤホンです。ワイヤレスイヤホンは通勤・通学時の混みあった電車内でもケーブルが引っ掛かることがなく、スポーツをするときなど、アクティブな動きをしながら音楽を聴きたい方にもオススメです。また、先ごろ発売されたAppleのiPhone7ではイヤホンジャックが廃止され、Bluetooth(またはLightningコネクタ)接続対応イヤホンの使用がデフォルトとなりました。このような変化により、今後も益々盛り上がりを見せると思われるBluetoothイヤホンの選び方を、注意点やオススメ機種を交えながら紹介していきます!

Bluetoothイヤホン選びの注意点〜Bluetoothのバージョン

 Bluetoothは今やスマホと周辺機器などを無線接続する規格として当たり前のように使っていますが、その歴史は普及時のバージョン1.1から始まり、1.2、2.0、2.1、3.0、4.0、そして最新バージョンの4.1と、その機能と利便性を向上させてきました。これらのバージョンのBluetooth製品同士であれば基本的に接続することは可能ですが、各バージョンにある固有の機能を利用するためには、そのバージョン以上同士の組み合わせでなければ利用できないので注意が必要です。また、Bluetooth3.0とBluetooth4.0以降では異なる通信方式(BLE)を用いているため、どちらのバージョンにも対応できる機器以外は互換性がありません。手持ちの機器の互換性を事前に確認するようにしましょう。

Bluetooth規格のバージョンアップ内容

  • Ver1.1:普及バージョン
  • Ver1.2:2.4GHz帯域の無線LANとの干渉対策が盛り込まれました。
  • Ver2.0:Ver1.2の約3倍のデータ転送速度(最大3Mbps)に。
  • Ver2.1:Ver2.1ペアリングが簡単に! マウスやキーボードのバッテリー寿命を最大5倍延長できる省電力モードが追加されました。
  • Ver3.0:従来の約8倍のデータ転送速度(最大24Mbps)を実現。電力管理機能を強化し、省電力化を向上しました。
  • Ver4.0:大幅な省電力化を実現する低消費電力モード(BLE)に対応。通信速度1Mbps。
  • Ver4.1:インターネットへの直接接続(IPv6)、ハブ機能、再接続機能、相互通信干渉の抑制技術の追加。

最近発表された新製品にはBluetooth4.1が採用されているものもあります!

使える機能が変わってくる肝心の“プロファイル”も要チェック!

 Bluetoothには"プロファイル"と呼ばれる、"何ができるか"を定めた規格があります。"音楽を聴く"、"通話をする"、"再生・停止などのコントロールができる"など、製品ごとに対応したプロファイルがありますので、購入前にチェックしましょう。

各プロファイルの機能内容

  • A2DP:Advanced Audio Distribution Profileの略称。高音質な音楽を、ステレオで聴くためのプロファイル。
  • AVRCP:Audio Video Remote Control Profileの略称。再生や停止、スキップや早送りなどのコントロールに関するプロファイル。
  • HSP:Headset Profileの略称。携帯とヘッドセットを接続して、モノラル音声のやり取りが可能。
  • HFP:Hands-Free Profireの略称。HSPの機能に加え、通話開始操作などの機能もハンズフリーで使用することができます

イヤホン☆王子のオススメBlutoothイヤホンはこれ!

 ここまでちょっと難しい内容が続きましたが、間違いのないBluetoothイヤホン選びには大切なことですので、覚えておいてくださいね! それでは最近注目のオススメBluetoothイヤホンを紹介していきましょう!

SOL REPUBLIC / SOL SHADOW

SOL REPUBLIC / SOL SHADOW NVY

SOL REPUBLIC / SOL SHADOW NVY

e☆イヤホンで購入

・価格:¥10,670(税込)※カラーによって価格が異なります
・再生時間:8時間
・通信方式:Bluetooth Ver4.0

 SOL REPUBLICはアメリカ・カリフォルニアに本社を持つブランドです。SOL REPUBLICといえばヘッドホンのイメージが強く、TRACKSシリーズは高いデザイン性と迫力のある音質で世界中で高い人気を誇ります。今回ご紹介するSHADOWはネックバンド・タイプのBluetoothイヤホン。SOLのイヤホンということで、今回ご紹介するイヤホンの中で一番質感が良く高級感があります。また、他社のネックバンドタイプと比較して、重量バランスが良く、激しい運動しても外れにくく感じました。低域がしっかり出るチューニングですが、はっきりとした分かりやすい音なので聴きやすく、EDMやロックとの相性が良いイヤホンです。e☆イヤホンの週間売上ランキングで1位になった人気のBluetoothイヤホンです。

JayBird / Freedom Wireless

JayBird / Freedom Wireless

JayBird / Freedom Wireless カラバリ

e☆イヤホンで購入

・価格:¥21,470(税込)
・再生時間:4時間+充電クリップ4時間
・通信方式:Bluetooth Ver4.1

 人気Bluetoothイヤホンブランド『JayBird』の新製品。2016年1月放送のマツコの知らない世界でも紹介した人気モデル『X2』で気になる方の多かった装着感が、本体の小型軽量化と共に大幅に改善されています。また本体が小型になったため、耳の小さい女性ユーザーでも快適に装着が可能となっています。充電に専用のバッテリー内蔵クリップを使うのが多少煩わしく感じますが、本体の軽量さ、質感、音質トータルで高い完成度を誇るモデルに仕上がっています。本体は小型になりましたが、高い機能性はそのままに、音質が向上しボーカルも聴き取りやすく、POPSとの相性が良いイヤホンです。

fFLAT5 / Aria One

fFLAT5 / Aria One

fFLAT5 / Aria One 充電ケース

e☆イヤホンで購入

・価格:¥26,784(税込)
・再生時間:4時間
・通信方式:Bluetooth Ver4.0

 左右のイヤホンがケーブルで繋がれずに独立したタイプのBluetoothイヤホン。専用のケースが充電器になり、左右それぞれに積まれたバッテリーに給電します。日本の古河電気工業と共同開発したドライバーを採用しており、超微細発泡樹脂シート「MCPET」(Microcellular Formed PET)をベースに振動板を開発し、迫力のある低域と高い情報量を実現しています。本体は少し大き目ですが、左右のケーブルが無いので使い勝手の良いイヤホンとなっています。e☆イヤホン限定カラーも販売中です!

Plantronics / BackBeat Fit

Plantronics / BackBeat Fit

Plantronics / BackBeat Fit(折りたたみ時)

e☆イヤホンで購入

・価格:¥9,630(税込)
・再生時間:6時間
・通信方式:Bluetooth Ver3.0

 Plantronicsはe☆イヤホンでワイヤレス製品累計販売台数No.1のブランドです。片耳のヘッドセットから、音楽用のワイヤレスイヤホンまでワイヤレスに関する高い技術を誇ります。今回紹介するBackBeat Fitは、Bluetoothイヤホンの中では最もスポーツ用に特化したモデルです。運動時にケーブルが身体に当たって発生するタッチノイズが起こりにくいように、ケーブル長を短くしたデザインになっています。耳を完全に塞がないので、ランニング中などでも周囲の状況を感じられ安全ですし、また外れにくくなっているため、激しい運動時でも安心して使用することが可能です。

Plantronics / BackBeat Go3

Plantronics / BackBeat Go3

Plantronics / BackBeat Go3(充電ケース付)

e☆イヤホンで購入

・価格:¥9,450(税込)※充電ケース付きは¥13,430(税込)
・再生時間:6.5時間
・通信方式:Bluetooth Ver3.0

 Plantronicsのラインナップの中でも特に高い人気を誇るのが、BacBeat Goシリーズです。前作BackBeat Go2では高い機能性と音質と価格のバランスが良く、最も人気のあるワイヤレスイヤホンとなりました。その後継機として登場したのがこのBackBeat Go3。より高級感のあるデザインとなり、新規開発のドライバーを用い音質を一新したモデルです。前作同様、全方位に渡って完成度の高いイヤホンに仕上がっているので、迷ったらコレを買えば間違いない!という定番モデルです。

Skullcandy Smokin Buds’2 Wireless

Skullcandy / Smokin Buds’2 Wireless Black

Skullcandy / Smokin Buds’2 Wireless White

e☆イヤホンで購入

・価格:¥7,578(税込)
・再生時間:6時間
・通信方式:Bluetooth Ver4.1

 数量ベースで全米NO.1の販売数を誇るSkullcandyから登場したワイヤレスイヤホンがSmokin Buds’2 Wirelessです。こちらもネックバンドタイプのイヤホンで、1万円を切る価格ながらSkullcandyらしい元気なサウンドは健在。フラットケーブルを採用し、絡みにくく高い耐久性を実現しています。見た目に反して、低域だけでなく全域のバランスが取れたチューニングがされています。何よりも価格に比べて、しっかりとしたサウンドが鳴ることに驚きです。コスパの高さならSmokin Buds’2 Wirelessが一番だと思います。


 今回のBluetoothイヤホン特集、いかかでしたでしょうか。ワイヤレスの良さはなんと言ってもケーブルからの解放感! 一度試してしまうと、ワイヤードに戻れなくなってしまうかもしれません。。またiPhone7からイヤホンジャックが廃止されたことからも、今後も各社から多くのBluetoothイヤホンが発売されていくことでしょう。ワイヤレスに興味を持っていた方は是非この機会に試してみてください!

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プロフィール

岡田卓也(おかだ・たくや)
イヤホン・ヘッドホン専門店「e☆イヤホン」PR本部 本部長。帰省時にイヤホンが断線し、たまたま購入したSHURE E2cでイヤホンにハマる。これまでに試聴したイヤホン・ヘッドホンの数は数千機種に及ぶ。日本人で初めて(おそらく)beats本社やUltimateEarsのラボ見学をしたことが自慢。

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