Bose S1 Pro+ wireless PA system × 松井祐貴&井草聖二
- 2024/04/25
Gretsch / G6134T-KWP KDFSR Kenny Wild Penguin
グレッチより、「G6136T-KF FSR Kenny Falcon」「G6136T-KFJR FSR Kenny Falcon Jr.」に続く横山健(Ken Band, BBQ CHICKENS, Hi-STANDARD)の新たなシグネチャー・モデルが登場した。
「G6134T-KWP KDFSR Kenny Wild Penguin」は、ペンギンを元にした幅13-1/3インチ、厚さ1-3/4インチのシングル・カッタウェイ・チェンバード・ボディを持つFSRモデル。これまで発売されてきたシグネチャー・モデルは、いずれもフル・アコースティック構造だが、彼は2015年12月にチェンバー構造のソリッド・ボディを持つペンギンを手にし、さらに2016年に入ってからはチェンバー構造ではないソリッド・ボディのデュオ・ジェットを手にしている。さらに5月には、センター・ブロックJr.と呼ばれる、14インチの小ぶりなボディを持つセミ・アコースティックのプロトタイプを東京スカパラダイスオーケストラとのステージで使用。これは2015年9月に行なわれた、彼と米国グレッチ・ギターのプロダクト・マネージャーとのミーティングを受けて製作されたモデルで、“スタッテッド・ブリッジ(直打ち)”“ビグスビーB7トレモロ・ユニット”“ネック仕込み角度の変更”“アッシュ材によるセンター・ブロックの採用”といった、新たな試みが具現化されている。このプロトタイプが、まさに今回のニュー・モデルの原型となった。
本器のボディは、チェンバー構造のマホガニー・バックにメイプル・トップ、ネックはメイプルで指板はエボニー。ポジション・マーカーはハンプ・ブロック型で、羽をモチーフにしたエングレイブが入れられている。チューナーはグローバー・インペリアル、トレモロ・ユニットはビグスビーB7Gビブラート・テイルピース、ピックアップはフロントがTVジョーンズのTVクラシックで、リアがTVクラシック・プラス、そしてジュエルド・アロー・コントロール・ノブを採用。ちなみにマスター・ボリュームには、本体の音量を絞った際に高域をロスすることがなく、フル・ボリュームと変わらない音色を実現するトレブル・ブリード・サーキットを装備している。また、各弦のオクターブ調整が可能なアジャスト・マティック・ブリッジは、ブリッジ・ベースを用いずボディに直打ちすることで、よりソリッドな音色を実現。さらに、激しいステージを想定し、シャーラーのストラップ・ロックを装備している。
カラーはグレッチ伝統の2トーンで、ボディ・サイド&バックおよびヘッド・トップにはグロス・ブラック、ボディ・トップには新たに調色された“Poru Kalani Blue(ポル・カラニ・ブルー)”(※Poru Kalaniはハワイ語で青空の意味)を採用。ゴールド・スパークル・バインディングおよびゴールド・ハードウェアとの組み合わせも、さらなる高級感を演出している。ピックガードのペンギンがモヒカンになっている点も、さり気ないが見逃せないポイントだ。なお本機には、横山健とグレッチ・カンパニー社長、グレッチ・プロダクト・スペシャリストの直筆サインが入った認定書、そしてハードケースが付属する。発売は10月15日を予定。
価格:¥550,000 (税別)