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RADWIMPS 野田洋次郎のペダルボード

ギター・マガジン2016年12月号のRADWIMPS総力特集と連動し、RADWIMPSのボーカル&ギター野田洋次郎が使用する、デジマート上でも購入できるエフェクト類を厳選して紹介。映画『君の名は。』の主題歌として大ヒットした「前前前世」で使用した機材を含む、こだわりのボードとなっている。桑原彰のページと併せてチェックしてほしい。

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rad_noda_main.jpg ボード上段右より、Free The ToneJB-82(ジャンクション・ボックス)、Ex-proPS-1(パワー・サプライ)、ギター・テック作の「渋谷ファズ」(ファズ)、ONE CONTROLPrussian Blue Reverb(リバーブ)、BOSSDD-6 Digital Delay(デジタル・ディレイ)。中段右より、KORGpitchblack(チューナー)、GuyatonePS-021 GUITAR EXCITER & COMP.(エキサイター/コンプレッサー)、IbanezTS808HW(オーバードライブ)、Tech 21SANSAMP Classic(アンプ・シミュレーター)、MarshallThe Guv'nor(ディストーション)、DODOverdrive Preamp/250(オーバードライブ)、Electro-HarmonixPOG2(オクターバー)、t.c.electronicND-1 NOVA DELAY(デジタル・ディレイ)、BOSSTR-2 Tremolo(トレモロ)。下段右より、ギター・テック作の「Ikejiri Booster」(ブースター)、Free The ToneARC-3(スイッチャー)、Free The ToneARC-53M(スイッチャー)、Custom Audio JapanV・comp(コンプレッサー)。

※各ペダルをどう使っているかは、ギター・マガジン2016年12月号で詳しく解説しているので、そちらもチェックしてほしい。

RADWIMPS 桑原彰のボードもぜひチェックを!

野田洋次郎(RADWIMPS)の機材をチェック!

写真:イシバシ楽器 デジマート店

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Free The Tone/JB-82

 機器間の配線をシンプルにして、セットアップに必要な時間が短縮できるシグナル・ジャンクション・ボックス。ペダルボードやラック・システムに組み込まれたエフェクターなどに直接接続せず、ジャンクション・ボックスを経由することで、ケーブルやプラグへのダメージを減らすことができる。インプット端子とアウトプット端子、MIDIスルー端子は両面に装備されているため、本機を配置する状況によって、どちら側の端子も使用可能。現行モデルはJB-82S(税別23,500円)で、受注生産となっている。

※生産完了品

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Ex-pro/PS-1

 9V(9.8V)×12個、12V(12.6V)×4個、計16個もの出力を備えた大容量2A(2000mA)のパワー・サプライ。一般的な9Vタイプのエフェクターでも高電圧のほうが音に力が出るということで、デュラセル社9V電池「プロセル」の初期電圧と同じ9.6Vを安定化電源回路により正確に供給する。12Vの出力に関しては、真空管を内蔵したエフェクターが理想的な状態で挙動するよう12.6Vの定格電圧に設定。そして、電源トランスを本体から分離することでノイズの少ないクリーンな電源を実現。さらにDCコードも極太のものを採用し、比類ない高音質を実現している。2Aを超えると点灯して警告する、オーバーロード・インジケーターも装備。なお、現行モデルはPS-2で、価格は39,000円(税別)。

※生産完了品

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KORG/pitchblack

 エフェクト・ボードにフィットする、コンパクトなチューナー。正確なチューニングはもちろん、アルミ・ダイキャスト製の堅牢なボディによる耐久性や、音質劣化を防ぐトゥルーバイパスも魅力のひとつだ。さらに、大型高輝度LEDメーターにより視認性が高く、暗いライブ・ステージでも安心。表示方法は、音程を半音単位で表示するメーター・モード/ストロボ・モード1/ストロボ・モード2(メーター・モードとストロボ・モード1を組み合わせたもの)/ミラー・モードの4種類から選択可能となっている。E0(20.60Hz)~C8(4186Hz)と測定範囲が幅広く、 436~445Hzのキャリブレーション機能も搭載。9V DCの入出力端子を装備し、他のエフェクターへの電源供給も可能にしている。

定価:オープン
オフィシャルHP:コルグ

写真:Qsic

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Guyatone/PS-021 GUITAR EXCITER & COMP.

 布袋寅泰がBOØWY時代に使用していたことでも知られている、ギター・エキサイター&コンプレッサー。今はなきグヤトーン(東京サウンド)のダブル・エフェクト・シリーズにラインナップされていた逸品だ。コントロールは、レベル/カラー/サステイン/エキサイターを装備し、高域の倍音を強調して音の輪郭をより際立たせるエキサイター効果で人気を博した。

※生産完了品

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Ibanez/TS808HW

 オーバードライブ・ペダルの代名詞的存在として、1970年代から人気のチューブ・スクリーマー。現行モデルはTS9(税別14,500円)で、リイシュー・モデルとしてTS808(税別19,500円)、さらに多彩なバリエーションもラインナップされているが、本機は厳選された線材や内部パーツを使用し、さらにハンド・ワイヤリングによって至高のオーバードライブ・サウンドを実現している。まさに“究極”のチューブ・スクリーマーと言える。コントロールはTS808と同様、オーバードライブ/トーン/レベルを装備。

定価:52,000円
オフィシャルHP:星野楽器販売

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Tech 21/SANSAMP Classic

 ベーシストはもちろん、ギタリストからも高い支持を得ているサンズアンプ。その中でも本機は、ダイレクト・レコーディング用のチューブ・アンプ・シミュレーターという新境地を切り開いた定番モデルだ。アナログ回路の歪み系エフェクターとして、プリアンプとして、レコーディング用のアンプ・シミュレーターとしてなど、さまざまな用途で使える1台となっている。

定価:オープン
オフィシャルHP:オールアクセス

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Marshall/The Guv'nor

 マーシャル初の歪みペダルとして、1980年代末に発売されたザ・ガバナー。初代モデルはイギリス製だったが、1995年にリイシュー発売されたものは韓国製となっているため、中古市場でも区別されていることが多い。コントロールは、ゲイン/ベース/トレブル/ミドル/ベース/レベルを装備。言うまでもなくマーシャル・アンプとの相性は抜群で、現在も根強い人気を誇っている。

※生産完了品

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DOD/Overdrive Preamp/250

 1980年代半ば、イングヴェイ・マルムスティーンの使用によって一躍脚光を浴びたオーバードライブ・ペダル(イングヴェイが使用していたものは初期型で筐体はグレー)。コントロールはゲイン/レベルのみとシンプルだが、ブースターからディストーションに近い深い歪みまで、その可変幅の広さも特徴となっている。2014年に復刻され、現行モデルとして発売中だ。なお、これらのモデルについては当サイトにて連載していた「ビンテージ・エフェクター・ファイル」Vol.20にて詳しく紹介しているので、ぜひチェックしてほしい。

定価:15,000円
オフィシャルHP:神田商会

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Electro-Harmonix/POG2

 デジタル・ピッチシフターPOGをさらに進化させたモデルで、オルガンや18弦ギターのような重厚な上下オクターブ音(+/-2オクターブ)を生み出す。5声によるポリフォニック・オクターブのバランスはもちろん、各ボイスのアタック/トーン/ディチューンを調整することも可能。さらに、オクターブ音のフェイド・インを調整できるアタック・ディレイ、Qモードが切り替え可能なローパス・フィルター、独創的なサウンドを実現するディチューン・スライダーなど、多彩な機能を装備する。なお、プログラムを本体に8つまで保存可能となっている。

定価:58,000円
オフィシャルHP:キョーリツコーポレーション

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ONE CONTROL/Prussian Blue Reverb

 24ビットの高音質デジタル・チップに、BJFのカスタム・プログラムを収録したリバーブ・ペダルだ。スプリングでもホールでもルームでもなく、それぞれの特性を合わせたギター/ベースのための理想的なリバーブを目指したということで、自然で立体的なリバーブを実現。リバーブ・シグナルのディケイ・タイムをランダムに変調することにより、モノラル・エフェクトでありながら音が空間的に拡散するような効果が得られる。また、ラック・タイプのエフェクトに多く見られるキル・ドライ機能(ドライ・シグナルをミュート)を装備しているため、アンプやミキサーなどのエフェクト・ループに接続して使用する際にも、より効果的なサウンドが得られる。

定価:20,500円
オフィシャルHP:LEP INTERNATIONAL

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t.c.electronic/ND-1 NOVA DELAY

 ディレイ・ライン/ダイナミック/リバース/ピンポン/パン/スラップ・バックといった6種類のステレオ・ディレイ・タイプを搭載し、9つのプリセットが保存できるディレイ・マシン。すべてのディレイ・タイプで、同ブランドの名機TC2290から継承された3種類のモジュレーション(ライト/ミディアム/ヘビー)が選択可能だ。また、ギターでリズムを刻むことでタップ・テンポの設定ができる、オーディオ・タッピング機能を装備。多くのプロにも愛用されている、スタジオ・クオリティの高音質と簡単操作を両立した人気モデルと言えよう。

定価:オープン
オフィシャルHP:MUSICグループ・コマーシャルJP

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BOSS/DD-6 Digital Delay

 デジタル・ディレイDD-5の後継機種であり、現行のDD-7の前身モデル。最大5.2秒のロング・ディレイ(DD-7では6.4秒に)や、ホールドしたフレーズに音を重ねていくサウンド・オン・サウンド、DD-7には搭載されていない世界初のワープ機能(通常のディレイ効果にフィードバックを増加させ続けるような特殊効果)、ステレオ・イン/ステレオ・アウトの装備、タップ・テンポ機能など、高音質と高機能を誇る。

※生産完了品

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BOSS/TR-2 Tremolo

 ビンテージ・アンプの名機に内蔵されている、台形波トレモロのレトロなサウンドを忠実に再現したモデル。それに加え、LFO波形を三角波から矩形波まで連続的に可変できるウェーブ・ノブを装備することで、滑らかなトレモロ・サウンドからスイッチング奏法を思わせる機関銃のような効果まで、多彩な音色を得ることができる。コントロールはウェーブのほかに、デプスとレイトを備える。

定価:オープン
オフィシャルHP:ボス

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Free The Tone/ARC-3

 現場でのテストを徹底的に行ない、操作性・信頼性をさらに向上させたフリーザトーンのフラッグシップ・モデル。内部電圧±15V DCで動作するHTS(Holistic Tonal Solution)サーキットを内蔵し、プロ・ミュージシャンのためにカスタム製作してきたものと同等のサウンド・クオリティを誇る。もちろんMIDI対応。エフェクト・ループ数は8(シリーズ・ループ=7、セパレート・ループ=1)、プリセット数は64バンク×10プリセット(合計640プリセット)、コントロール端子は6系統(ラッチ/モーメンタリー切替可能)、エクスプレッション・ペダルは1系統。なお、野田が使用しているブラックは受注生産で、通常はシルバー仕様(税別85,000円)となる。

定価:90,000円
オフィシャルHP:フリーザトーン

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Free The Tone/ARC-53M

 フラッグシップ・モデルARC-3の多機能・高音質・高耐久性を受け継ぎ、HTS(Holistic Tonal Solution)サーキットやMIDI対応などの基本スペックはそのままに小型化。エフェクツ・ループ数は5(シリーズ・ループ=4、セパレート・ループ=1)、プリセット数は20バンク×10プリセット(合計200プリセット)、コントロール端子は3系統(ラッチ/モーメンタリー切替可能)。なお、野田が使用しているブラックは受注生産で、通常はシルバー仕様(税別60,000円)となる。

定価:63,000円
オフィシャルHP:フリーザトーン

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Custom Audio Japan/V・comp

 ビンテージの名機に多く見られる、真空管と光学素子を組み合わせた設計をストンプ・ボックスのサイズで実現した、ギター/ベース用の高品位なコンプレッサー。真空管内蔵でありながら、ノイズの少なさも特筆すべき点と言える。コントロールはスレッショルドとゲインのみで、スレッショルドを0にしてチューブ・ブースターとして使用することも可能だ。また、入出力はライン・レベルにも対応しているため、エフェクト・ループやプリアンプとパワーアンプの間、レコーディング・システム、ミキシング・コンソールにも接続できる。ちなみに、文字がオレンジ色のものと紫色のものが存在している。

※生産完了品

RADWIMPSが表紙のギター・マガジン2016年12月号発売中!

 リットーミュージック刊『ギター・マガジン2016年12月号』の表紙はRADWIMPS野田洋次郎、桑原彰! アルバム『君の名は。』『人間開花』の制作秘話や奏法解説など全38ページに及ぶ総力特集は必見。さらに、最新小型マルチ・エフェクターBOSS GT1とZOOM G3Xnの試奏や、滝 善充(9mm Parabellum Bullet)が課題曲を制作した第9回誌上ギター・コンテストの結果発表など、CD連動記事も盛りだくさん。いずれも見逃せない内容となっています。

ギター・マガジン2016年12月号の詳細はこちらから!

◎RADWIMPS特集ページをチラ見せ!

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プロフィール

RADWIMPS
メンバーは、野田洋次郎(Vo,Gt,Pf)、桑原彰(Gt)、武田祐介(Ba)、山口智史(Dr)。2001年結成。翌年「YHMF(YOKOHAMA HIGH SCHOOL MUSIC FESTIVAL)」でグランプリ受賞し、注目を集める。2005年、シングル「25コ目の染色体」でメジャー・デビュー。テクニカルなプレイ、美しいメロディ、そしてビビットな歌詞は多くのリスナーの心をつかみ、一躍人気バンドに。さらに2016年には長編アニメーション映画『君の名は。』の音楽全般を担当し、アルバム『君の名は。』を発表。映画の人気とともに話題を呼んだ。11月23日にはニュー・アルバム『人間開花』をリリースする。

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