Bose S1 Pro+ wireless PA system × 松井祐貴&井草聖二
- 2024/04/25
Ampeg/PF-20T、PF-50T
1960年代前半に誕生し、ジェームス・ジェマーソンも使用したと言われているアンペグの名ベース・アンプ「B-15」。アンプ・ヘッドをキャビネット部に収納できるフリップトップ構造もさることながら、オール・チューブ&15インチ・スピーカーならではの図太いトーンが愛され、現在に至るまで世界中で多くのベーシストたちに活用されている。そのヴィンテージ・トーンを継承する、現行のアンペグ・ポータフレックス・シリーズに、最新のオール・チューブ・ヘッド「PF-20T」と「PF-50T」が仲間入りした。
前者は20W出力で、コントロールはゲイン、ベース、ミッドレンジ、トレブル、ヴォリュームのみとシンプルな構成。後者は50W出力となり、コントロールにはゲイン、ベース、ミッド、トレブル、ボリューム・コントロールに加え、アンペグではお馴染みのウルトラ・ロー/ウルトラ・ハイ・スイッチ、5ウェイのミッド・フリケンシー・スイッチを装備している。基本的な入出力系統は同様で、リア・パネルには1/4インチ標準フォーン端子のスピーカー・アウト、XLRのバランスド・ライン・アウトのほか、プリ/ポスト・スイッチ付のプリアンプ・アウトを搭載。それに加え「PF-50T」は、おもにアクティブ・ベース用として-15dBインプットを備える。そのほかプリ管は両者ともに12AX7を2本搭載するが、パワー管は「PF-50T」は12AU7を1本と6L6を2管、「PF-20T」は6V6を2管のみを積む。
さらに注目なのは、2モデルともにスピーカーに接続せずに使用できる点だ(通常のチューブ・アンプは無負荷状態で使用すると損傷の原因となる)。例えばチューブDIとして使用したり、あるいは自宅などでのレコーディング用途としてもオススメできる。本機を導入して、さまざまなシチュエーションで、ぜひ憧れのビンテージ・トーンを鳴らしてみてほしい。
価格:¥120,000 (税別)
価格:¥150,000 (税別)