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【L'/9/9、Rochechouart】LeqtiqueのShun Nokina氏による新たなブランドが始動!

L'/9/9、Rochechouart

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 先日の楽器フェアでも大きな話題を集めた、Leqtiqueの新ブランド「L’」がついにデビューを果たした! その1発目のラインナップは、コンポーネンツは違うが、Leqtiqueの人気ディストーション「9/9」とオーバードライブ「Rochechouart」と瓜二つのサウンドを、ミニ・ペダル・タイプに凝縮した代物だ(上写真は「L’/9/9」)。順を追って見ていこう。

 まず「9/9」は、特殊素子D-MOSFETの多段構成と超ハイエンド・オペアンプLT1498の組み合わせにより、Pentode(5極管)の多段サウンド、また複雑なフィルタリングを実現したミドル〜ハイ・ゲイン・ディストーション・ペダルで、その幅広いサウンド・バリエーションと使い勝手の良さ、そしてコストパフォーマンスの高さにより、ギタリストから絶大な支持を得ている。今回の小型化にあたって各部をアップデートしており、オペアンプをAD712に、基板部の音への影響が大きい箇所にはLeqtiqueと同じ最高品質のDIP部品を採用。ゆえにコントロールに変更はなく、VolumeとGain、Bottom、Treble、そして内部にはMid-cutトリムを設けている。

 「Rochechouart」は、「9/9」と同様にLT1498オペアンプを、また歪みの質感を生み出すクリッピングには、より角が取れスムーズな歪みを生み出す1N4150を搭載(一般的なオーバードライブでは1N4148がよく使用される)した、高解像度のトランスペアレント系オーバードライブ。こちらもダウンサイジングにあたって、各部に変更を施しているが、Leqtique独自の音楽的な解釈が詰まったコントロールはそのまま継承している。その特徴は2つのパッシブEQ(TrebleとLow-cut)で、Trebleはあえてワイドレンジには設定せず、音楽的な中域を意識した使いやすさを重視、またLow-Cutはロー〜ロー・ミッドを段階的に可変させるタイプではなく、バッサリとローをカットするような働きをする。

 コストパフォーマンスを高めつつも絶対に妥協しないサウンドはもちろんのこと、天面のシルバー素材にはレーザー加工が施されているうえスタイリッシュなロゴや付属品の化粧箱など、同社の強い意気込みが至るところに盛り込まれている。今後のリリースもすでに予定されているとのことなので、まずはこの2モデルを手に入れて、彼らの矜持に触れてみてほしい。

「L'/Rochechouart」

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製品情報

L’ / 9/9

価格:¥12,980 (税込)

【問い合わせ】
キョーリツコーポレーション TEL:03-5614-4133 http://www.kcmusic.jp/
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L’ / Rochechouart

価格:¥12,980 (税込)

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キョーリツコーポレーション TEL:03-5614-4133 http://www.kcmusic.jp/
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