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  • 超定番ハイゲイン・アンプ「VH4」そのままの歪みが得られるペダル型プリアンプ!

Diezel / VH4 PEDAL

Diezel / VH4 PEDAL

  • 試奏・解説・文:野村大輔 動画撮影・編集:伊藤大輔
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 Diezelはドイツのハンドメイド・ギター・アンプ・メーカー。1994年に100WのVH4アンプ・ヘッドを発表し、その後のメタル、ハードコア、ロック、ポップスなど幅広いジャンルを支え続けているブランドです。完全なクリーン・トーンからウルトラ・ハイゲインまで扱えるアンプということで、ジャンルを問わずアーティストがステージでDiezelを使っているのをよく見かけるようになりました。今回はVH4 PEDALを試奏し、オリジナルのニュアンスがどのくらい出せるのか、歪みの雰囲気はどうなのかなどチェックしてみました。

◎基本構成
 100ワットのVH4アンプ・ヘッドのチャンネル3を抜き出したVH4 PEDALは、エミュレーターやモデリングではなく、Diezelサウンドがそのまま使えるというのが一番のポイントになります。明瞭なクランチからハイゲインまで使えるので、この音が欲しかったというユーザーさんも多いと思います。また、VH4 PEDALは通常のエフェクターとしての使用と、プリアンプとしてアンプのパワー・セクションに接続する2WAYの使用が可能です。

◎イチオシのポイント!
 VH4 PEDALの肝となる歪みが素晴らしく、暴れるようなDiezelの歪み方がそのまま出てくる、まさにDiezelトーンです。シルキー過ぎず、ピーキー過ぎずといった一番欲しいところの歪みを楽しむことができ、他の楽器に決して負けることがない力強いアタック感が強烈でした。歪みのツマミの位置により、適度なコンプレッションが得られるのでバンドの中での混ざり具合も良さそうです。

Diezel / VH4 PEDAL

◎操作性
 ペダルでよくある「どこかが足りない感じ」は全くなく、低音から高音までのレンジがかなり広く出ていることが分かりました。それをEQやプレゼンス、ディープ・コントロールなどで適切に削ったり、足したりしながらサウンド・メイキングができるのでイメージしたサウンドが素早く作れる操作性を持っています。各ツマミの効きも良いので、大胆に変更したり、繊細な調整も十分可能です。

◎現場で助かる美味しいポイント
 プレゼンスとディープの効きが素晴らしく、音の硬さを自由にコントロールできます。ライブハウスやリハーサル・スタジオなどステージの大きさや部屋の空間に合わせて音の硬さを調節したり、ディープで超低音をグイッと持ち上げたりできるかなり効きの良いツマミという印象でした。また、ローダウン・チューニングをしたギターではディープの効きがさらに分かりやすく出てくるので、ゴリゴリのプレイヤーにはたまらないと思います。

◎全体的な試奏感
 低音弦の巻弦の感触がとても良く出ていて、音が潰れずに立体的に聴こえる感覚がありました。ギターのボリュームを触るとアンプと同様にコシが残ったまま歪みの雰囲気が変えられるので、音楽的な変化が十分楽しめました。低音リフを弾いている時には歯切れの良さがあり、パワーコードなどを弾いている時にはロング・サステインを感じることもできたので、相当優秀なペダルだと個人的にも思います。他で代用することができないペダルというのは本当に素晴らしいと思います。

※使用アンプ:Fender '68 Custom Deluxe Reverb

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製品情報

Diezel / VH4 PEDAL

価格:¥45,000 (税別)

【スペック】
■コントロール:トレブル、ミドル、ベース、ゲイン、マスター、プレゼンス、ディープ、エフェクト・オン/オフ・スイッチ ■入出力端子:インプット、アウトプット、パワーアンプ・アウト ■電源:12-18VDC(9V電池使用不可) ■外形寸法:115(W)× 170(D)× 70(H)mm ■重量:500g
【問い合わせ】
モリダイラ楽器 TEL:03-3862-5041 http://moridaira.jp/posts/diezel-vh4-pedal
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プロフィール

野村大輔(のむら・だいすけ)
1975年、東京都出身。エレキ・ギター、アコースティック・ギターのどちらも得意とし、歌の良さを引き出し曲に溶け込むようなギターアレンジを得意としている。また、幅広いジャンルをカバーしつつもブルースをベースにしたプレイ・スタイルを持ち味としたギタリスト。15歳からビートルズに憧れアコースティック・ギターを弾き始め、その後ジミ・ヘンドリックス、エリック・クラプトンなどに影響を受けエレキ・ギターを弾くようになる。様々なバンド活動をしながら10代でギター講師の仕事を開始し、現在ではレコーディング・サポート、ライブ・サポート、作曲、編曲、プロダクト・スペシャリスト、ギター講師、執筆活動など幅広く活動を続けている。

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