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  • ベース・マガジン連動「ベーシストのエフェクト・ボード拝見!」#014

侑威地(ROTTENGRAFFTY)のエフェクト・ボード拝見!

  • ボード撮影:岡見高秀 プロフィール写真撮影:HayachiN 制作協力:ファミリーズ

プロ・ベーシストのエフェクター・ボードをフィーチャーしていくベース・マガジンの人気連載「お宅のエフェクト・ボード拝見!」。ここでは同連載の2016年12月号に連動し、当該アーティストが使用する、デジマート上でも購入できるエフェクト類を厳選して紹介していく。今回は、ROTTENGRAFFTYの侑威地が登場! バンド結成時から開催している関西を代表するフェス“ポルノ超特急”でも知られるROTTENGRAFFTY。強烈なリフとキャッチーなメロディが融合するROTTENGRAFFTYサウンドのボトムを支える侑威地のボードをチェックしよう。

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 ボード上段右から、CAJIN and OUT(ジャンクション・ボックス)、ONE CONTROLDistro -Tiny Power Distributor-(パワー・サプライ)が2個。IN and OUTの下がiSP TechnologiesDECIMATOR(ノイズ・リダクション)、その左がTech 21SANSAMP BASS DRIVER DI-LB(プリアンプ/DI)、KORGDT-10(チューナー)、TBCFXChicken Head Fuzz for Bass(ファズ)。下段右から、ProvidenceDUAL BASS STATION DBS-1(プリアンプ)、MXRM82 Bass Envelope Filter(オート・ワウ)、J.ROCKETT AUDIO DESIGNSARCHER(ブースター/オーバードライブ)、JHS PedalsのPulp 'N' Peel V4(コンプレッサー)、Darkglass ElectronicsMICROTUBES B7K Ultra(プリアンプ/オーバードライブ)、Jim DunlopRED95 Cry Baby(ワウ)。下部中央がONE CONTROLIguana Tail Loop2(スイッチャー)。

※各ペダルをどう使っているかは、ベース・マガジン2016年12月号で本人が詳しく解説しているので、そちらもチェックしてほしい。

侑威地の機材をチェック!

写真:イシバシ楽器 デジマート店

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CAJ/IN and OUT

 音質を変えずに音幹を強化する“リアルバッファー”を搭載し、複数のエフェクターや長いケーブルの使用などによる音質劣化、ノイズの干渉を防止。クリアで抜けの良い音を実現する。また、ジャンクション・ボックスとしての機能も備えるため、エフェクト・ボードの入出力端子が一箇所にまとまり、プラグの抜き差しによるトラブルも防止。スムーズなセッティングが可能となる。なお、2段階の高さ調整が可能なサポート・アングルが付属されているため、縁のあるエフェクト・ボードでもプラグ/ジャックに負担がかからない形での設置が可能。

定価:14,000円
オフィシャルHP:オカダインターナショナル

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J.ROCKETT AUDIO DESIGNS/ARCHER

 もはや伝説的名機となっているクロンのケンタウロスと、その後継機種KTRにインスパイアを受けたモデル。クリーン・ブーストとゲイン・ブーストの割合が変化していくというゲイン・コントロールが特徴で、トレブルとの組み合わせによって幅広い音色を生み出す。総じて、ナチュラルで太いサウンドが魅力だ。なお、バッファード・スイッチング装備で、エフェクト・オフの状態でも常に高品質なバッファーを通ることで音質の劣化を抑えてくれる。なお2015年には、本機をさらに進化させた「ARCHER IKON」も発表されている。

定価:オープン
オフィシャルHP:ゼンブジャパン

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Providence/DUAL BASS STATION DBS-1

 2つのインプットと、それぞれのチャンネルに3バンド・イコライザーとマスター・セクションを持つベース・プリアンプ。たとえば、インプットAには通常のベース、インプットBにはフレットレス・ベースを接続して2本を切り替えたり、1本のベースで2種類のセッティングを切り替えるなど、特にライブでの使用にはとても便利だ。そして、ベース特有のダイナミック・レンジを損なわずに、クリアで自然なサウンドを実現するべく、内部回路電圧は24Vで駆動。さらに、音声信号が通過する部分には、おもに高級オーディオに使われるパーツを採用している。

定価:オープン
オフィシャルHP:パシフィクス

写真:イシバシ楽器 デジマート店

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iSP Technologies/DECIMATOR

 ロックトロンのハッシュ・ノイズ・リダクション開発者が、リアルタイム・ノイズ・リダクションの最先端技術を駆使して生み出した、デシメーターの第1世代モデル。ギターの音色に影響を与えることなく、1ノブによるシンプルな操作で、精度の高いノイズ・リダクションを実現している。短いスタッカート音に対して即応するだけでなく、長いサステインのコントロールも容易だ。現在は、機能がさらに強化されたデシメーターIIに継承されている。

※生産完了品

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ONE CONTROL/Iguana Tail Loop2

 最大6台のエフェクターなどへの電源供給機能も備えた、5ループのトゥルーバイパス・スイッチャー。奥行きが約41mmというのが驚異的で、ボード内の劇的な省スペースを実現してくれる。しかも操作性を犠牲にすることなく、フットスイッチの間隔は52mmを確保。踏み間違いなどのトラブル軽減も約束されている。また、オフ時の音色劣化が避けられないビンテージ・エフェクター類も、トゥルーバイパスで使用可能だ。さらに、出力がミュートされるチューナー・アウトも装備。

定価:26,500円
オフィシャルHP:LEP INTERNATIONAL

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KORG/DT-10

 10年以上に渡ってロング・セラーを続ける定番モデル。基準ピッチと入力音のズレを示すLED式メーターは、素早い反応と正確な動作で定評がある。また、暗いステージ上でも高い視認性を誇る。重厚感のある強靱なボディで、設置時の安定感も抜群だ。機能面では、半音下げから最大7半音下げまでの測定が可能なフラット・チューニング・モードを装備。さまざまなピッチに対応するキャリブレーション機能も搭載している。さらに、入力音を常に出力するバイパス端子と、曲間でのチューニングなどに便利なミュートができるアウトプット端子の2系統を装備。さまざまなセッティングに対応可能だ。

定価:オープン
オフィシャルHP:コルグ

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MXR/M82 Bass Envelope Filter

 入力レベル(ピッキング)に応じてエフェクトのかかり具合が変化する、ベース用オートワウ。原音とエフェクト音のレベルを独立して調整可能で、原音の劣化を心配することもなく、より多彩なサウンドメイクを実現している。コントロールは他に、エンベロープのディケイ、フィルターのQ、エンベロープのセンシビリティを装備し、他に類を見ないほどの細やかな音色調整が可能だ。電源は006P乾電池と9V ACアダプターに対応。

定価:25,000円
オフィシャルHP:モリダイラ楽器

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JHS Pedals/Pulp 'N' Peel V4

 ナチュラルな効果で定評ある、新世代コンプレッサー/プリアンプの第4世代モデル。アウトプットは、グランド・リフト機能を備えたパラレルDI出力も装備しているため、直接ミキサーへの出力も可能となっている。コントロールは、ブースト効果も持つ“VOLUME”。コンプレッション/サステインを調整する“COMP”。コンプレッション・シグナルにクリーンを加えることで、アタックや音色の明瞭さ、解像度をコントロールする“BLEND”。音色を明るくしたり暗くしたりすることができる“EQ”。さらに、軽いクランチからオーバードライブまで、歪みを加えることができるトグル・スイッチ“DIRT”を装備。側面には、トゥルーバイパスとバッファード・バイパスが切り替えられるスライド・スイッチも装備している。

定価:オープン
オフィシャルHP:LEP INTERNATIONAL

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Tech 21/SANSAMP BASS DRIVER DI-LB

 1992年に登場し、20年以上にわたりロングセラーを続けるSANSAMP BASS DRIVER DIの多弦ベース対応モデル。2015年に日本限定で登場。ローB弦の音を深く歪ませても、芯の太さを失わないよう設計されている。また、より力強い重低音を押し出せるよう、ゲインの可変域もアップ。もちろん、ライン録音のためのアンプ・シミュレーターとして、またダイレクト・ボックスとしても活躍する。

定価:オープン
オフィシャルHP:オールアクセス

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Darkglass Electronics/MICROTUBES B7K Ultra

 フィンランド発のベース用機材専門ブランド、ダークグラスエレクトロニクスのアナログ・ベース・プリアンプ。「MICROTUBES B7K」は、定評ある「MICROTUBES B3K」をより強力にしたモデルとして人気だが、本機はさらにオーバードライブ・セクションをオン/オフできるフットスイッチと、ユニット全体の音量を調整できるマスター・ボリューム、そしてハイ・ミッドとロー・ミッドの周波数をそれぞれ3種類から選択できる4バンドEQを追加装備。まさに超強力なモデルとなっている。

定価:オープン
オフィシャルHP:LEP INTERNATIONAL

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Jim Dunlop/RED95 Cry Baby

 ワウの定番中の定番モデル「GCB95クライベイビー」の機能はそのままに、鮮やかなレッド・スパークル・カラーを採用した限定モデル。もちろん堅牢なボディの採用で、耐久性も抜群だ。バネ式ではないため、半掛けなどワウの掛かり具合を直感的に操作できる点も特徴。電源は006P乾電池または9V ACアダプターに対応している。なお限定カラーのバリエーションは、この他にホワイト・カラーの「GCB95W」、ブリティッシュ・インベイジョンの「BR95」、ブルー・スパークリングの「GCB95BL」が発売されている。

※生産完了品

写真:三木楽器 アメリカ村店

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TBCFX/Chicken Head Fuzz for Bass

 ラムズヘッド期のビッグ・マフをイメージしたファズ・ペダル「Chicken Head Fuzz for Guitar」の兄弟機種で、ベース用に特化したアレンジが施されている。低音域と高音域の歪み率をそれぞれ変化させることで、ワイルドなサウンドを実現しつつも、低音域の音圧が削られたり、フレーズが埋もれてしまうこともない。ギターでの使用もおすすめだ。

※生産完了品

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ONE CONTROL/Distro -Tiny Power Distributor-

 9V DCアウトを8個装備し、さらに12~18Vの可変が可能な“SAG”DCアウト1個を装備したパワー・ディストリビューター。リンク機能を用いれば、本機2台で最大17台のエフェクターに電源を供給できる。最大電流量は2Aで、長時間駆動でも発熱を最小限に抑える回路設計を採用。さらに万が一のトラブル時も安心な回路保護機能も搭載している。また、ノイズを抑えながら耐久性も確保したアルミ削り出しの小さな筐体は、ボード内の省スペースにも有効だ。

定価:16,000円
オフィシャルHP:LEP INTERNATIONAL

ベース・マガジン2017年1月号発売中!

 リットーミュージック刊『ベース・マガジン2017年1月号』の連載「お宅のエフェクト・ボード拝見!」では、Ivy(ラッコ)のエフェクト・ボードが紹介されています! 機材の紹介はもちろん、セッティング・パターンやアーティスト本人のコメントを交えた解説も掲載されているので、ぜひチェックしてみてください。さらに、本号の表紙は[Alexandros]磯部寛之! その他、奏法企画「難関“煩悩フレーズ”を払いたまえ! 108小節の濃縮修行プレイ」や楽器フェアレポートなど、必見の内容となっています。

ベース・マガジン2017年1月号の詳細はこちらから!


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