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- 2024/03/22
Wisdom/DC7s、DC7
“地産地奏”を謳い、国内工場/工房での製造と国内産ハードウェアにこだわった、純国産のハイ・クオリティなギターを届ける新鋭ブランド“Wisdom”。昨年のブランド・デビュー後にダブル・カッタウェイ・シェイプの「DC5s」「DC5」をリリースしたが、ラインナップの第二弾としてセミ・アコースティック・モデル「DC7s」と「DC7」を新たに加えた。その最大の特徴は、往年のセミアコに比べ、やや小ぶりに設計された15インチ幅のボディ・サイズ。微妙なサイジングの影響により、ふくよかかつエアー感のあるサウンドを犠牲にすることなく、日本人の体型にもフィットする演奏性を実現している。
モデル名の“s”はハイエンド・ラインを、無印のモデルは世界に誇る国内ギター工場にて製造されていることを意味している。まずはハイエンド・モデルの「DC7s」の詳細を見ていこう。ボディ・トップ/バックには、厳選された鮮やかな0.6mmカーリー・メイプルを、3枚の1.0mmラワン材を挟み込む形状で5プライにラミネイトした4.2mm厚の材を採用。またボディ・サイドとセンターブロックにはビローラ材を用いる。セット・ジョイントされたネックは、ビローラをメインにしつつ、センターにブビンガを配した3ピース構造。強度や耐久性の高さを確保しつつ、ロー・ミッドの豊かなトーンとサステインを実現している。指板はインディアン・ローズウッドで、ナット幅は42mmワイド。そして本器のために専用開発された国産ピックアップ=WM CLASSIC PRO 1(フロント)、WM CLASSIC PRO 2(リア)はともにアルニコⅡマグネットを内蔵。やや控えめな直流抵抗値にすることによって、ヴィンテージ風の枯れたテイストと豊かな粘りを両立している。また、フロントとリアの直流抵抗値を若干変えることで、それぞれのポジションに適したサウンドを出力する。なお、ハードウェアはすべてゴトー製で、フレットはSANKO製#207(2.4x1.4mmのミディアム・タイプ)を搭載している。
一方の「DC7」は、大部分は「DC7s」と変わらぬスペックを持つが、ビローラ材ではなくマホガニーを採用している点が異なる。またピックアップは、こちらも国産のアルニコVマグネットを採用したWM CLASSIC 1(フロント)、WM CLASSIC 2(リア)を搭載。加えてフレットは、SANKO製#214(2.4x1.4mmのミディアム・タイプ)を採用している。サウンドの傾向やクオリティはそのままに、より手に取りやすいモデルだと言えるだろう。
価格:オープン
価格:¥260,000 (税別)