2010年から個性的なペダルを生み出しているアメリカ・サウスカロライナ州のブランド、Caroline Guitar Companyから、“コロンビア”の文字がまぶしい独創的なファズ「SHIGEHARU（コロンビア）」が発表された。名前の由来は不明だが、ゲイン・ステージにはBC184（トランジスタ）を用いたインテグレート・サーキットを採用し、ビッグ・マフ的な重厚サウンドを持ちながら、高い鮮明さと解像度を兼ね備えているのが特徴だ。

　同社のコントロールはすべてアイコンで示されており、LEVEL（左上）とDRIVE（右上）に加えて、中低域の重量感を制御できるBODY（左下）とボイシングをブライトまたはダークに調整できるTONE（右下）を装備。幅広い音作りを実現している。さらに右側のフットスイッチはHAVOCと名づけられ、スイッチを踏んでいる間のみアッパー・オクターブ・トーンを付加することができる（コントロールの中央にあるツマミでアッパー・オクターブ・トーンを調整可能）。また、同スイッチは内部基板上にあるスライド・スイッチによって、キル・スイッチにも変更可能だ。さらに内部基板上にはドライバーで回せるBias/Gateトリム・ポットがあり、これを調整することでゲート・ファズにも変貌する。

　ビンテージなロック・サウンドが根底にありながらも、個性的な機能を満載し現代的なトーンも実現可能。特にクリエイティブなプレイヤーにぜひオススメしたい1台だ。