これまでに、ローファイ・オーバードライブ「AGDR-101」や、コントロール・ノブもオン／オフ・スイッチもないバッファー「AGDR-401」、ハイゲイン・オーバードライブ＆ディストーション「AGDR-102」を発表。いずれも高評価を得ている新進気鋭のブランド“A.S.W”より、第4弾および第5弾となるオリジナル・ペダルが同時発売された。

　ファズ・ペダル「AGFZ-201」は、ベーシストによるオーダーがきっかけで誕生。乾いた荒さとコードの分離感を併せ持つ、独特なサウンドが特徴となっている。さらに、ベース／ギターどちらにも対応すべく、高音域／低音域それぞれにシェルビング・スイッチが設けられているため、幅広いサウンドメイクが可能だ。ファズにありがちな“低音域のロス”や“音が細くなる”、“こもって音が抜けなくなる”などの問題は皆無と言えるだろう。

AGFZ-201

　スムース・サチュレーション・ペダル「AGSS-202」は、クリーンとドライブの中間点（サチュレーション・ポイント）に焦点を置いたモデル。FETフル・ディスクリート・ヘッドアンプ回路と、独自の設計によるノン・クリッピング・ドライブ回路の組み合わせによって、ウォームでありながら張りのある音色が得られる。速すぎないスムーズな立ち上がりと、自然なコンプレッションも魅力だ。さらに、エフェクト群の最後段（アンプの直前）にセットすることで、ディレイなどの空間系エフェクトに温かみのある質感を与えたり、最終的な音質調整にも有効。フラットなEQ特性とレンジの広いダイナミクス特性（9～12Vまでの電源電圧に対応）により、ギター／ベースともに、またパッシブ／アクティブを問わず対応する、高い汎用性を持ったモデルに仕上がっている。

AGSS-202

　そのサウンドはもちろん、筐体やパーツの設計、デザインなど、すべての面においてこだわり抜いたA.S.Wならではの圧倒的なクオリティを、ぜひ体感してほしい。