Bacchus 30周年記念スプリングキャンペーン
- 2024/03/22
魅惑のエフェクター・ブランド エレクトロ・ハーモニックス / 現行主力50モデルのサウンドを収録!
1968年創業、ビッグマフ、デラックス・メモリーマン、スモール・ストーン、POGなど数々の名機を生み出してきたエフェクター・メーカー、エレクトロ・ハーモニックス。その主力現行製品を、小野瀬雅生(クレイジーケンバンド、小野瀬雅生ショウ)によるデモ音源&コメント付きで紹介していく『魅惑のエフェクター・ブランド エレクトロ・ハーモニックス』が発売。デジマート・マガジンでは、この本の中から3機種を紹介。小野瀬が弾いた演奏とともに、製品の特性と本書の魅力を是非感じて欲しい。
エレハモの現行主要モデル50機種以上を小野瀬雅生によるデモ音源とともに紹介!
1968年に奇才・マイク・マシューズによって創業され、ビッグマフ、デラックス・メモリーマン、スモール・ストーン、POGなど数々の名機を生み出してきたエフェクター・メーカー、エレクトロ・ハーモニックス。熱狂的なファンを持つ同ブランドの主力現行製品を、小野瀬雅生(クレイジーケンバンド、小野瀬雅生ショウ)による試奏音源&コメント付きで紹介していく書籍が発売となった!
【contents】
●エレハモ・ヒストリー/歴代の名機をたどる
●マイク・マシューズ社長インタビュー
●小野瀬雅生によるデモ音源対応の主力現行製品レビュー
◎定価2,700円[本体2,500円+税]
◎B5変型判/144ページ/CD付き
コンパクトなフルレンジ・オーバードライブ、Crayon。豊かな倍音成分を含んだ厚みのあるサウンドが持ち味で、コントロールはVOLUME、GAIN、TREBLE、BASS。ミドルは付いていないが、TREBLEとBASSを両方持ち上げることで、ミッド・ブースター的に使用することもできる。ヘッドルームの広さも特徴で、ゲインの調整により、ほんの少しだけ歪みを混ぜた上質なクリーン・トーンから、分厚いドライブ・サウンドまで作り出すことができる。単体による使用はもちろん、他の歪みペダルと組み合わせて、ブースター的に活用してみるのもいいだろう。
●コントロール:ボリューム、ゲイン、ベース、トレブル
●入出力端子:インプット、アウトプット
●電源:9Vバッテリーまたは9V DCセンター・マイナス・アダプター JP9.6DC-200(別売)
●外形寸法:60(W)×110(D)×50(H)mm
●重量:210g
●価格:¥13,000+税
クリアで新しい感じです。そのクリアさが現代のアメリカン・サウンドっぽい。アタックもしっかりしていてコード弾きでもつぶれない。トレブルを絞れば少し昔っぽい音も出せます。汎用性がありますね。フルレンジと謳っているだけあり、上も下も本当に広く、どのポジションでもきれいにかかる。真空管アンプにつなげてもノイズは少ないし、トランジスタ・アンプでも対応がしやすいでしょう。初心者でも上級者でも、どっちでもいけますよ。デザイン違いで差はないとのことですが、今回の個体では左はコンプ感があって音が太くアメリカンな印象。右はハイがブライトでブリティッシュな印象だったので、同じセッティングにして両方とも弾いてみました。
パーカッシブなサウンドから弓弾きのような逆回転サウンドまで、初期のムーグ・シンセサイザーに代表されるようなビンテージ・アナログ・シンセ・サウンドをコントロールすることができるMicro Synthesizer。ギターをシンセサイザーのようにして操ることのできるアイテムで、VOICEMIXセクションでシンセ音の原音を作り、FILTER SWEEPセクションで音を加工する仕組みだ。VOICE MIXセクションのスライダーはGUITAR(ドライ音)、SUB OCTAVE(1オクターブ下)、OCTAVE(1オクターブ上)、SQUAREWAVE(矩形波)の4つで、SUB OCTAVEとOCTAVEは単音でのみ作動する。FILTER SWEEPセクションは、フィルターの動き始める周波数を決めるSTART FREQだけを上げるとパーカッシブな音、さらにフィルターを通す音域の幅を操作するRESONANCEを上げていくとパワフルなリード・シンセ風、さらにピッキングのアタックを消すATTACK DELAYを加えていくと、弓弾きサウンドになる。
●コントロール:トリガー・スライダー、ボイス・ミックス・スライダー(サブ・オクターブ/ギター/オクターブ/スクエア・ウェーブ)、アタック・ディレイ・スライダー、フィルター・スウィープ・スライダー(レゾナンス/スタート・フリケンシー/ストップ・フリケンシー/レート)
●入出力端子:インプット、アウトプット
●電源:9V DCセンター・マイナス・アダプターJP9.6DC-200(付属)
●外形寸法:144(W)×119(D)×60(H)mm
●重量:550g
●価格:¥68,000+税
これもずっと遊んでいられるやつですね。これを弾きながらステージに登場してみたい。お客さんが“何事だ!”と思うという(笑)。特にスクエア・ウェーブのファズっぽい汚さが気に入りました。汚さというか、エグいんですよ。お上品なところに収まらないのが非常にいいところなんですよね。これくらい粗くグーッと出て来ないと迫力が出ないし、それがひとつの魅力となっていますね。フィルターはアタックのところにかかるもので非常にシンセっぽい。上に持っていくより、下に持っていったほうが、このモデルのエグ味が楽しめます。
●Micro Synthesizerをデジマートで購入
B9をベースとしながら、クラシック・ロック寄りにサウンドを絞り込んだC9。操作はB9と同じで、こちらも9つのプリセットを用意。ELP時代のキース・エマーソンを彷彿させるオルガン・サウンドから、ジョン・ロードのような分厚いハモンド・オルガン・サウンド、ドアーズの「ハートに火を付けて」の音をシミュレートしたものや、ビートルズの「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」のメロトロン・フルート、「レット・イット・ビー」のオルガン、レッド・ツェッペリン風など、往年のロック・ファンなら思わずニヤリとしてしまうはず。
●コントロール:ボリューム(ドライ)、ボリューム(オルガン)、モジュレーション、クリック、プリセット(トーン・ホイール/プログレ/コンパクト/シマー/ロード・パープル/メロトロン・フルート/ブリンプ/プレス・トーン/テルスター)
●入出力端子:インプット、アウトプット×2(ドライ/オルガン)
●電源:9V DCセンター・マイナス・アダプターJP9.6DC-200(付属)
●外形寸法:91(W)×118(D)×50(H)mm
●重量:312g
●価格:¥40,000+税
B9のあとに出たもので、こっちはプリセットでディープ・パープルの音だったり、テルスターの音だったりと狙いが具体的に追い込んであるので、イメージしやすいですよね。音源は前半ふたつが、B9と同じでパッと聴きのオルガンのアタック部分を聴いてもらおうというもの。後半ふたつはさらに時代感みたいなものが加わって、どんどんビンテージになっていく様を並べた感じです。最後のやつは昭和のオルガンって感じがいいですね(笑)。この中に入っているフルートの音を『魅惑のエフェクター・ブランド エレクトロ・ハーモニックス』付属CDのトラック51エレハモ曲「プログレ食堂24時」で使いました。
ムック『魅惑のエフェクター・ブランド エレクトロ・ハーモニックス』では、今回紹介した3機種以外に現行主力50モデルのサウンドを収録&解説しています。極め付けとなるドラム以外を全てエレハモのエフェクターで録音した小野瀬雅生オリジナル・ソング「プログレ食堂24時」は必聴。さらに、tacicaの猪狩翔一が語る"エレハモ愛"、創業者マイク・マシューズのインタビューもお届けします。その中身を少しご紹介しましょう。
<書籍への主な音源収録エフェクター>
Big Muff Pi/Metal Muff/EHX Tortion/Crayon/Soul Food/Graphic Fuzz/Cock Fight/Small Clone/Bad Stone/Deluxe Electric Mistress XO/Lester G/Flanger Hoax/Black Finger/Deluxe Memory Man/Q-Tron Plus/Riddle/Stereo Talking Machine/Micro Synthesizer/Pitch Fork/POG2/Holy Grail/Super Pulsar/Tone Tatto/Epitome/Crying Tone/Ravish Sitar/MEL9 ほか
価格:¥2,500 (税別)
小野瀬雅生(おのせ まさお)
1962年、横浜生まれ。結成20周年を迎えるクレイジーケンバンドのリード・ギタリストで、バンド“小野瀬雅生ショウ”のリーダー。通称“のっさん”。剛柔併せ持つ変幻自在なギター・プレイは“ハマのギター大魔神”の異名をとる。また高級・B級を問わぬ食べ歩き家で、食blogやwebコラムも好評連載中。プロ野球、とりわけ横浜DeNAベイスターズの熱烈ファンでもある。
★クレイジーケンバンド出演映画『イイネ!イイネ!イイネ!』2017年6月24日より全国順次公開。
http://iineiineiine.official-movie.com
★クレイジーケンバンド20周年記念スペシャルライヴ開催
2017年9月2日(土)横浜赤レンガパーク野外特設ステージ