新製品を試奏動画で紹介!New Gear Showcase

Line 6
POD HD500X

Line 6のマルチ・エフェクター最高峰がアップ・デート!DSPの容量アップでより自由な音作りが可能に!

 プロ・ユーザーからの評価も高いLine 6のPOD HD500がアップ・デートされ、HD500Xとしてリリースされた。LCDディスプレイの視認性が向上し、フット・スイッチ周りにはリング状のインジケーターを採用。DSPの容量も増して、アンプやエフェクトの組み合わせがこれまで以上に自由になった。

 100種類以上のエフェクターや30種類のアンプ・モデリングなどを選ぶことができ、その順番も任意に選べることからサウンド・バリエーションは無限に近い。驚くのは1つ1つのサウンドが非常に高いレベルでモデリングされていることで、本機を使うことで“扱いが難しいヴィンテージ機材から解放された”というプレイヤーがいるのもうなずける。

 もちろん本機は、ヴィンテージ機材の代替としてだけでなく、もっと積極的に新しい音作りにチャレンジすることができる。この動画では、後半でループを使った演奏をしている。ループした音をリバースしたり、スピードを半分に落としたり、ループした状態のまま作り込んだ音に変化させたりと、かなり自由に遊ぶことができた。こうしたパフォーマンス的な使用法以外にも、“キャラクターの異なる2台のアンプを同時に鳴らしたサウンド”のように、地味だが効果的な、凝った音作りも容易にできる。

 これだけ自由度が高いマルチ・エフェクターなのに、操作が簡単なのも嬉しいところ。マルチ初心者にもお薦めできる、プロユースのエフェクターだ。

  • Line 6 / POD HD500X

Specifications

●アンプ・タイプ:30●エフェクト:105(ダイナミクス:7、ディストーション:15、ピッチ/モジュレーション:25、フィルター:16、EQ:6、ディレイ:15、ワウ/ボリューム:9、リバーブ:12)●コントロール:PRESETSノブ/SET LISTSボタン、SAVEボタン、VIEWボタン、4方向ナビパッド、MOVEボタン、マルチ機能ノブ×4、ドライブ、ベース、ミッド、トレブル、プレゼンス、ボリューム、マスター・ボリューム、フットスイッチ×12、エクスプレッション・ペダル、ギター・イン・スイッチ(PAD/ノーマル)、XLRスイッチ(リフト/グランド)、1/4アウト(ライン/アンプ)●入出力端子:インプット、ペダル2、CD/MP3イン、アンバランスド・アウト、バランスド・アウト×2、フォンズ、AUXイン、MICイン、MICレベル、エフェクト・ループ(センド/リターン×2)、VARIAXデジタル・インターフェース、S/PDIFアウト、USB、MIDI(イン/アウト)、L6リンク電源: 9V電源アダプター●外形寸法:550(W)×270(D)×80(H)mm●重量:4.8kg
価格:57,750円

製品情報・問い合わせ:Line 6 ジャパン

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[試奏者PROFILE] 井戸沼尚也(いどぬま・なおや)

大学在学中から環境音楽系のスタジオ・ワークを中心に、プロとしてのキャリアをスタート。CM音楽制作等に携わりつつ、自己のバンド“Il Berlione”のギタリストとして海外で評価を得る。第2回ギター・マガジンチャンピオンシップ・準グランプリ受賞。現在はZubola funk Laboratoryでの演奏をメインに、ギター・プレイヤーとライター/エディターの2本立てで活動中。