新製品を試奏動画で紹介!New Gear Showcase

Gibson Acoustic
Kazuyoshi Saito J-45

ギブソンの斉藤和義シグネチャー第3弾!あのブラックのJ-45がピエゾ+コンデンサ・マイクの実践仕様で登場

 数々のビンテージ・ギターを所有し、ギター・フリークとしても知られる斉藤和義。本人が所有する有名な1968年製のブラック・カラーのJ-45をベースに、より実践的な仕様としてピエゾ・ピックアップとコンデンサ・マイクを搭載し、ライブ等での使い勝手を向上させている。

 サウンドの方は、キレのいい高音域と押し出しの強い中音域、張りがあってブーミーにならない低音域は、これぞギブソンといった感じ。コード・ストロークに最適なサウンドで、実に心地よい。新製品を初めて手にしてこの鳴りなので、将来が非常に楽しみである。動画の後半は、ピエゾ・ピックアップにコンデンサ・マイクをブレンドしたものを、ラインで録音している。クリアだが固く鳴りがちなピエゾの音を、コンデンサ・マイクがうまく中和している。

 ネックは非常に太いのだが、まったく弾き疲れせず、とても弾きやすい。また、このネックだからこそのパワフルなサウンドだということもできる。この辺り、理想のサウンドと演奏性を追求して、本人とギブソンの間で相当やり取りがあったに違いない。斉藤和義ファンはもちろん、ギブソンのエレアコの良いモデルが欲しいという人にもお薦めだ。

  • Gibson Acoustic / Kazuyoshi Saito J-45

Specifications

●ボディ:シトカ・スプルース(トップ)、マホガニー(サイド&バック)●ネック:マホガニー●指板:ローズウッド●フレット:20●ピックアップ:フィッシュマン・エリプス・マトリックス・ブレンド●コントロール:ボリューム、フェイズ・スイッチ、マイク・トリム、マイク&ピエゾ・ブレンド・コントロール●ペグ:クルーソン●ブリッジ:ベリー・ダウン・アジャスタブル68スタイル with ローズウッド
価格:493,000円(+税)

製品情報・問い合わせ:ギブソンジャパン

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[試奏者PROFILE] 井戸沼尚也(いどぬま・なおや)

大学在学中から環境音楽系のスタジオ・ワークを中心に、プロとしてのキャリアをスタート。CM音楽制作等に携わりつつ、自己のバンド“Il Berlione”のギタリストとして海外で評価を得る。第2回ギター・マガジンチャンピオンシップ・準グランプリ受賞。現在はZubola funk Laboratoryでの演奏をメインに、ギター・プレイヤーとライター/エディターの2本立てで活動中。