新製品を試奏動画で紹介!New Gear Showcase

Gibson Custom Shop
20th Anniversary 1959 Les Paul Standard Reissue

ヒスコレ誕生20周年の特別なモデル!限定100本の59レス・ポールはタッチに対する反応が抜群のギター

 ギブソンは2013年、ヒストリック・コレクション誕生20周年を記念していくつかのモデルを発表したが、その極め付けが限定100本の、この59レス・ポールだ。

 良いレス・ポールはこれまで何本も弾かせてもらったが、本器も文句なしの一本。動画の冒頭部分のチョーキングのトーン、その後に続くタッチに対する反応の良さ等、最初の40秒程度で本器がいかに良いレス・ポールか、わかるはずだ。

 ヒストリック59レス・ポールは初期の94年製を長らく愛用していたので、当時のモデルと比べると“ついにここまできたか”という思いが強い。ヒストリック・レス・ポールはもちろん誕生時から素晴らしいギターだったが、年を追うごとに細部の精度を高めていき、2013年にはネックの接着にハイドグルー(ニカワ)を使用。この仕様変更がどこまで直接的に音に影響しているかはわからないが、かつてのモデル以上にサスティンが長いように思う。

 クリーン・トーンで弾いてもよし、無論クランチもドライブも素晴らしい。ピックを弦にどう当てるかが即、音に反映されるので、弾いていてとても楽しく、いつまでも弾いていたくなる。

 あのトム・マーフィーの名からとられた“マーフィー・バースト”というカラー、そして揺れるような木目と、見た目的にも超絶美人。エレクトリック・ギターを弾く人なら、一度は弾いてみて欲しいギターだ。

  • 色、木目など、文句なし!これぞレス・ポールといった顔立ちの美人だ。

  • この角度から見ると、また木目の雰囲気が違う。違うが、やはり美人はどこから見ても美人だ。

  • ヘッドも、うっとりするほど美しい。きりっと角が立っていて、なんだか凄く高級な寿司屋のネタのようだ。

  • よく見ると、軽くエイジド処理されていることがわかる。

  • Gibson Custom Shop / 20th Anniversary 1959 Les Paul Standard Reissue

Specifications

●ボディ:メイプル(トップ)、マホガニー(バック)●ネック:マホガニー●指板:ローズウッド●フレット:21●ピックアップ:カスタム・バッカー(フロント)、カスタム・バッカーS(リア)●コントロール:ボリューム×2、トーン×2、3ウェイ・トグル・スイッチ●ペグ:リイシュー・クルーソン・デラックス・グリーン・キー●ブリッジ:ライトウェイト・アルミニウム・ストップ・バーwith ABR-1ブリッジ●カラー:VOSマーフィー・バースト
価格:924,000円(+税)

製品情報・問い合わせ:ギブソンジャパン

「Gibson Custom Shop / 20th Anniversary 1959 Les Paul Standard Reissue」で商品を探す

[試奏者PROFILE] 井戸沼尚也(いどぬま・なおや)

大学在学中から環境音楽系のスタジオ・ワークを中心に、プロとしてのキャリアをスタート。CM音楽制作等に携わりつつ、自己のバンド“Il Berlione”のギタリストとして海外で評価を得る。第2回ギター・マガジンチャンピオンシップ・準グランプリ受賞。現在はZubola funk Laboratoryでの演奏をメインに、ギター・プレイヤーとライター/エディターの2本立てで活動中。