新製品を試奏動画で紹介!New Gear Showcase

Korg
Pandora Stomp

アンプ・モデリングからエフェクトまでを一台に収めたPandoraのストンプボックス・タイプがリリース

 モデリング機能を内蔵したマルチ・エフェクターのロングセラー・モデルであるKorg Pandoraに新製品が発売された。“Stomp”名前の通りにストンプ・タイプの形状に一新され、足で操作することを想定としている。同社独自のREMSによるアンプ/エフェクトのモデリングは全158タイプを内蔵し、最大で7種類のエフェクトの同時使用が可能。またロックやポップスの名曲のギターやベースのサウンドを参考に制作されたソング・プリセット・プログラムを200種類用意しているので、細かなエフェクト設定を抜きに、“あの曲っぽい音”を選べば即戦力として使えるのも大きな魅力。エフェクトのエディットはバリュー・ダイヤルを回すだけで感覚的に操作でき、ユーザー用のプリセットも200種類保存できる。また、従来のPanodoraと同様にメトロノームを始め100種類のリズム・パターンが入っているので、トレーニングからセッションまで幅広い使い方ができる。それに加えて同社のPitchblack譲りの、視認性に優れたチューナー機能を搭載している点も見逃せない。

 ここではベース用のモデリング・プリセットを中心にチェックしてみた。ベース用のプリセットは40種類。その中でも太めのひずみが得られるDRIVENをはじめ、奏法別に特化したプリセットとしてSLAPITやPICKERのほかFRETLESなども用意。またRNBやBLUES、JAZZ、COUNTRYなどのジャンル別の区分の中ではMOTOWNの暖かみのあるトーンが印象的だった。他にもWAVEではアンプやキャビネットのデモリング以外にディレイやリバーブを組み合わせた飛び道具的が得られたほか、46 AND 2は低域が太めのアンプ・モデリングとコーラスなどを掛け合わせていて個性的。また、フィルター系ではその名の通りのFILTEREDはクリーン・トーンにディレイも加えた色気のあるトーンに加えて、歪みを組み合わせたTALKERもかなりファンキーなサウンドが得られた。ギター/ベース兼用と言えどベース用のプリセットは音ヤセもなくどれも使えるトーンなので、エフェクト・ペダルはこれ一台で、というプレイヤーにもってこいのモデルと言える。

  • Korg / Pandora Stomp

Specifications

■エフェクト数:158■最大同時使用エフェクト数:7■プログラム数:ユーザー=200、プリセット=200■入出力端子:インプット、AUXイン、アウトプット、USB、ヘッドフォン■チューナー部測定範囲27.5Hz~2,093Hz(A0~C7)■キャリブレーション:A=438~445Hz■リズム・パターン数:100■電源:6LR61型アルカリ乾電池×1 or ACアダプター or USB■外形寸法:48(W)×70(D)×23(H)mm■重量:511g
価格:オープン・プライス(市場実勢価格は13,000円前後)

製品情報・問い合わせ:コルグ

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