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独自のデジタル・シグナル・プロセッサー開発でワーミー・ペダルを代表とする個性的な製品を生み出すデジテック。同社の製品に刺激を受けるアーティストも多く、新しい音楽を創造するきっかけを与え続けている。今回は、ペダルボードにiPadを組み込むという画期的なアイデアのもと生まれた最新鋭プログラマブル・ペダルボード『iPB-10』を紹介。デジテックの高度なギターシグナルプロセッシング技術とiPadの持つ操作性が融合した新世代ペダルボードの魅力を、実際の試奏動画とともに探ってみよう。

iPadを直接組み込む画期的なアイデア!
最新鋭プログラマブル・ペダルボードiPB-10の実力をチェック!

▲iPadを直接組み込むという画期的なアイデアで誕生したプログラマブル・ペダルボード『iPB-10』。

 iPB-10は、DigiTechの持つギターシグナルプロセッシング技術と、Apple® iPad® の持つ柔軟性を融合したプログラマブル・ペダルボード。iPB-10に搭載された87のペダル、54のアンプ、26のキャビネットを、iPadのタッチスクリーン上で、タッチ&ドロップで自由な順番で接続でき(最大10ペダルまで)、感覚的に操作できる。

 iPad内にはメモリーの許す限りサウンドを保存でき、その中の100プリセットをiPB-10内に保存することも可能。iPB-10のみでライブを行ったり、行きつけのスタジオに共有のiPB-10を保管し、iPadとギターだけでスタジオに向かって即自分のサウンドを出すということもできる。

エフェクター&アンプの組合せは無限!iPB-10の実力を動画でチェック

 早速、iPB-10の実力を動画でご覧いただこう。試奏では、60年代風、70年代風……と年代順を追って代表的なサウンドを作ってみた。例えば68年のプレキシのヘッドに、あえてツイード・チャンプのキャビを繋ぐという非現実的な組み合わせを試みるが、サウンドは非常にリアル。ディスプレイ上でエフェクターを操作する感覚も新鮮だ。各ペダルやアンプはそれぞれ実機の特徴をよく捉えており、これらを片っ端から弾いてみるだけで、手持ちの機材だけでは見つけられなかった“自分が本当に欲しい音”に気づくかもしれない。

※動画中に登場する製品名および会社名は、各社の商標および登録商標であり、DigiTechとの技術的および商業的な関連はありません。DigiTechの登録商標以外の名称は、本製品において音質的特徴を識別しやすくするために使われています。

iPadを組み込む新世代ペダルボード

▲iPadを筐体から出ているUSBに接続し、本体にはめ込むだけで簡単に組み込める。

 『iPB-10』は、iPadを組み込んで自由な音作りができる新世代のペダルボード。iPadに音源の心臓部となるiPB-10専用アプリ『iPB-Nexus』インストールすることで、87のエフェクトペダル、54のアンプ、26のキャビネットが組合せ可能となり、リアル・アンプへの接続はもちろん、アナログエフェクトループからリアル・アナログ・エフェクトをも組み込むことができるため、音作りの幅は実質、無限大だ。

 また、組み合わせた100のプリセットをiPB-10内に保存できるため、iPadを組み込まずに使用することも可能だ。ステージでの激しい使用を想定してiPadをあらかじめ外しておく、という使い方もできる。

自分好みの音を作り出せるiPB-10専用アプリ『iPB-Nexus』

▲専用アプリ『iPB-Nexus』をインストールしたiPad上で、好みのペダルをドラッグ&ドロップしペダルボードを構築する。


▲画面上にはシミュレート元のモデルほぼそのままの形で映し出される。ノブ部分をなぞってスライドすればパラメーターの調整ができる。

 iPB-10の構築とコントロールをiPadで完璧に行うための無料専用アプリが『iPB-Nexus』だ(iPad/iPad2に対応)。手持ちのiPadにあらかじめインストールする必要があるが、アプリの使用に際して特に面倒な作業はなく、アプリがインストールされたiPadをiPB-10に組み込み、本体の電源をオンにすると自動的にNexusが起動するようになっている。起動後は普段のiPad操作と変わらない感覚でタッチスクリーン上で87のペダルから使いたいペダルをドラッグ&ドロップで好みの順に自由に配置し、アンプとキャビネットを選択するだけで、自分だけのペダルボードを構築することができる。

 iPad上には、選択したエフェクターやアンプがシミュレート元のモデルほぼそのままの形で映し出される。先程の動画でも試した通り、画面上のスイッチをタップしてエフェクトや機能をオン/オフしたり、画面上のノブをスライドしてパラメーターを調整するなど、タッチスクリーンを活かしたアナログ感覚で操作ができる。

 また、iPB-Nexusアプリに含まれるMY TONESライブラリを使えば、特定のセットまたは特定の音楽ジャンルのためにプリセットリストを作成することが可能だ。 これによって、“ライブの曲順に沿ったペダルボード”や、“ジャンルごとのペダルボード”などを作成することができる。

 

【Specifications】
●エフェクト:87 ●アンプ:54 ●キャビネット:26 ●コントロール:ストンプ・ループ、アンプ・ループ、バンク・アップ、バンク・ダウン、エクスプレッション・ペダル、A-Eフット・スイッチズ、1-5スイッチズ、アウトプット・レベル、アンプ・ループ・グラウンド・リフト、XLRグラウンド・リフト、アンプ/ミキサー ●入出力端子:インプット、ヘッドフォン・アウト、アンプ・ループ(センド/リターン)、ストンプ・ループ(センド/リターン)、ライン・アウトプット×2、XLRミキサー・アウトプット×2、USB ●電源:付属9VDCアダプター ●外形寸法:515(W)×318(D)×105(H)mm ●重量:約5.7kg(パワー・サプライ除く)●価格:73,500円

[試奏者PROFILE] 井戸沼尚也(いどぬま・なおや)
大学在学中から環境音楽系のスタジオ・ワークを中心に、プロとしてのキャリアをスタート。CM音楽制作等に携わりつつ、自己のバンド“Il Berlione”のギタリストとして海外で評価を得る。第2回ギター・マガジンチャンピオンシップ・準グランプリ受賞。現在はZubola funk Laboratoryでの演奏をメインに、ギター・プレイヤーとライター/エディターの2本立てで活動中。