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Marshall新製品発表会速報！
スラッシュの最新シグネイチャー・アンプはAFD100の血を継ぐ5Wモデル！
Marshall
SL-5
[2013/5/17] 文：たみやさき
Marshall / SL-5
5月16日、マーシャルの輸入販売元であるヤマハミュージックジャパンの新製品発表イベントにて日本初公開となったのが、最大出力5Wのスラッシュ・シグネイチャーコンボ・アンプ『SL5』だ。そのサウンドは、かつてマーシャルから限定発売されたAFD100（型番の由来はGUNS N'ROSESの歴史的名盤『APPETITE FOR DESTRUCTION』）を踏襲しているという。つまり、多くのギタリストが知る“あの音”を備えているのだ。発表会ではそのサウンドをギタリスト・本田優一郎氏がデモンストレーションで披露した。
小型ながらもフルチューブ＆クラスAという本格スペックの本機は、クリーンとドライブの2チャンネルを装備。まず驚かされたのはクリーンの艶やかさで、「スラッシュ仕様のマーシャル」という先入観からすると意外にも感じられるほどピュアで美しい。デジタル・リバーブも搭載されているので、幅広いジャンルに対応できそうな印象を受けた。ドライブは、チューブならではの温かみと粘りのあるオーバードライブ・サウンド。本領発揮と言わんばかりの印象で、期待を裏切らない。筆者もパッシブのハムバッカーを搭載したギブソン系ギターで試奏を行なったが、スラッシュの“あの音”を感じさせる図太いトーンとピッキングに反応するニュアンスの生々しさに、いつまでも弾いていたい気分になった。
なお、デモンストレーションでも紹介しているが、本機は出力を1Wに切り替え可能で、それによって生まれるサウンドの変化も楽しめるポイントだ。最大5Wとはいえライブハウス規模であれば音量は充分だし、何よりこのサイズで極上のマーシャル・サウンドが楽しめる魅力は大きい。スラッシュのファンのみならず、広くおススメしたい1台！
Marshall
SL-5
[SPECIFICATIONS]
■2ch 2input 5Watt ClassA ■Pre：ECC83×3／Power：EL34×1 ■Vintage30 搭載 ■PowerSwitch搭載（Ch&Reverb）■デジタル・リバーブ搭載 ■フットスイッチ付属（Ch&Reverb）■サイズ：459（W）×510（H）×290（D）mm ■重量：21kg
価格：オープン・プライス
