デジマート・マガジン > 特集 > 初心者からプロフェッショナルまで要注目!本格音楽ゲームソフト『ロックスミス』登場!

ギター本体とゲーム機を付属のリアルトーン・ケーブルで接続するだけで、本格的な音楽ゲームを楽しむことができる画期的なソフト“ロックスミス”(プレイステーション3/Xbox360専用ソフト)が満を持して日本上陸!ゲーマーのみならずギタリスト/ベーシスト要注目の本作を、今秋ともに学園祭ツアーをまわるJIM(THE BAWDIES)と滝 善充(9mm Parabellum Bullet)が体験レポート!2回にわたってロックスミスの魅力を紹介していこう!

本物のギターをテレビにつなぐ!ありそうでなかった新しい音楽ゲーム
『ロックスミス』とは?

ロックスミス

▲本物のギターをテレビに繋いでプレイするという、画期的なアイデアを実現した『ロックスミス』。(画像はPS3版)

 初心者から中級者、プロフェッショナルなプレイヤーまで、老若男女/ジャンルを問わず、ギターを楽しむことができる画期的な音楽ゲーム、Rocksmith(ロックスミス)。ひと言で表現するなら“究極のギター・カラオケ”、もしくは“ 最強のギター・トレーナー”と言えばわかりやすいだろうか。

 セッティング方法は極めてシンプル!自分が普段から愛用しているエレキ・ギターを製品に付属しているリアルトーン・ケーブルと呼ばれる専用シールドでゲーム機とつなぐだけで、ロック/ブルース/メタル/ポップスの名曲をリアルなサウンドで楽しめる。さまざまな機材のサウンドをシミュレートした高品位なモデリング・サウンドも大きな魅力!

付属のリアルトーン・ケーブルで愛用のギターとゲーム機をつなげば準備完了。標準フォンジャックのあるギターなら、どのギターでも接続できる!

 

テレビのスピーカーから音を出せるのでアンプは不要。また、チューニングは表示される画面に従って操作するだけ! チューナーいらずで楽にチューニングできる!

タブ譜に合わせてギターを弾き、高得点を目指せ!
『ロックスミス』の遊び方

JIMと滝 善充

 遊び方はテレビから流れてくる音楽と画面に流れてくるタブ譜に合わせてギターを弾くだけ!(※タブ譜は自分が見やすいように反転させることが可能)選べるコースは、単音フレーズだけを弾く“ シングル・モード” と、コード・バッキングとフレーズを弾く“ コンボ・モード” が用意されている。

 上手に弾けるとゲームの難易度が自動的に調整されるため画面に表示されるポジションもどんどん増えていき、最終的に完コピ譜面までたどり着けるような“ やりこみ要素” を備えているのもポイントだ。自分の腕に合わせて難易度が変化するシステムなので、ギターを始めたばかりの初心者から上級者まで満足して遊ぶことができるだろう。しかも弾き終わったあとに自分のプレイがプレイバックとともに点数表示されるので、高得点を目指しているうちに自分のギター・テクニックも知らず知らずのうちに上達していることだろう!

 

※ムービーは海外版製品のダウンロード楽曲例です

 

曲が始まったら画面の奥から流れてくるタブ譜に合わせてギターをプレイ。ギターの弦を画面上で再現しており、弾くフレットと弦が一目で分かるので、楽譜を読めなくても、覚えなくても「見たまま」直感的にプレイが可能だ。

 

プレイヤーの腕に合わせて、曲の途中で難易度が自動で変化するシステムを採用! うまく弾くと難易度が上がり、間違えると下がるので、一曲を通して自分のレベルに合わせたプレイが可能だ。

 

基本コードからテクニックまで学べる解説ムービーで初心者でも安心だ。コードは基本的なパワーコードからバレーコードまで多数収録。ギターならではのテクニック「ハンマリング」「チョーキング」「スライド」などもメジャーなものはすべて収録!

 

ディレイ系、フィルター系、ディストーション系など、エフェクターを60種類も収録!メジャーメーカーをモデルにした本格的なエフェクトが楽しめる! さらに、アンプは11種類、キャビネットは12種類収録!

年代/ジャンルを超えた充実のラインナップ!
要注目の収録楽曲

▲各楽曲をセレクトする時に、ジャケットで選べるのもギタリストの心をくすぐるポイントのひとつ。

 ゲームに収録されている楽曲は、ザ・ローリング・ストーンズ「サティスファクション」、クリーム「サンシャイン・オブ・ユア・ラブ」といった誰もが知っているロック・スタンダードから、ニルヴァーナ「ブリード」、レディオヘッド「ハイ・アンド・ドライ」、MUSE「プラグ・イン・ベイビー」、ホワイト・ストライプス「イッキー・サンプ」など、年代/ジャンルを超えた充実のラインナップを誇る。

 さらにダウンロード配信楽曲(有料)には、ディープ・パープルの「スモーク・オン・ザ・ウォーター」、メガデス「ハンガー18」、クイーン「ボヘミアン・ラプソディ」、T.Rex「20th センチュリー・ボーイ」、ヴァンパイア・ウィークエンド「カズンズ」など50 曲以上が用意されており、今後も増えていく予定とのこと。

 

『ロックスミス』をさらに詳しく知ろう!
Ubisoftのウェブサイトでは、熱い注目を集める『ロックスミス』が体験できる全国キャラバンのスケジュールや開発者インタビューをチェックできる。またゲーム機とテレビの推奨接続方法や、最新のダウンロード楽曲も紹介中だ。

弾いて楽しい本格音楽ソフト!
JIM&滝's Playing Impression

さまざまな曲をセレクトして、存分にゲームを楽しんだJIMと滝に、ゲームをプレイした感想を語ってもらった。

JIM

“弾いて楽しい+α”の部分がすごく充実している。───JIM

●まずは遊んでみた第一印象から教えて下さい。
滝:すごく楽しんで遊べましたね。おもしろかったです!
JIM:うっかりめちゃくちゃ楽しんでしまいました(笑)。

●ギターの音質はいかがでしたか?
滝:とても良い音が鳴っていたのでものすごく気持ちよく弾けましたね。レイテンシー(音の遅れ)も意外と気にならなかったです。
JIM:そうそう。最初から楽曲ごとにアーティストのギター・サウンドがプリセットで決まっているのはすごく親切だなと思います。やっぱりペラペラな音でコピーしているとつまんなく感じますからね(笑)。
滝:さっき弾いたニルヴァーナの「ブリード」とかもすごくカート・コバーンの音に似てたよね。
JIM:うんうん。ほかにもローリング・ストーンズの「サティスファクション」の単音リフの音もオリジナルと同じような雰囲気がしっかりと再現されてましたよ。本物かと思いました(笑)。

●どちらの曲もかなりの高得点を叩き出していましたね。
滝:プレイし終わったあとに自分のギターに点数をつけてくれるシステムはすごいありがたいと思います!うれしいですね(笑)。
JIM:たしかに向上心が煽られるよね。家でひとりで練習していても誰も評価してくれませんから(笑)。まさか自分のギターを数字で評価されるとは……。
滝:JIMはかなりゲーム好きだから絶対ハイスコア出したいでしょ?(笑)
JIM:そこは……やっぱ燃えるよね!
滝:高い点数が出るとうれしかったですからね(笑)。あと逆に点数を無視してオケに合わせて自分の好きなようにギターを弾いてしまっても全然楽しい。
JIM:今回はアルバート・キングの曲で好き勝手弾いたけど、そういう意味ではアルバート・キングと一緒に演奏している感じですよね(笑)。それも僕的にはうれしかったりもします(笑)。
滝:もとのフレーズをコピーしたら、それに対してハモってみても楽しそうですよね。もしくは、ふたりプレイでツイン・リードを弾いたりとか(笑)。

滝 善充

自分の弾いたギターに点数をつけてくれるシステムはすごくうれしい。───滝 善充

●収録楽曲のラインナップについてはいかがですか?
滝:選曲は渋いですね。個人的には「ファイナル・カウントダウン」(ヨーロッパ)とか熱いなぁ(笑)。
JIM:アニマルズとかアルバート・キングも入っているんですね!すごい!こうやって曲のリストを見てるだけで楽しいですよ。「ドック・オブ・ザ・ベイ」(オーティス・レディング)のタブ譜とかどうなってるんだろう?とか(笑)。スティーヴ・クロッパーになりきってカッティングを弾けってことなんですかね(笑)。
滝:いろんな名曲の音源が入っているから、自分の知らない音楽に出会えるのもいいですよね。さっきディープ・パープルの「スモーク・オン・ザ・ウォーター」を弾いたんですけど、実はそんなに知らなくて(笑)。でもタブ譜やコード・ネームが出るから、初見の曲でもなんとか弾けるので救われますね。

●ギターをより楽しんでプレイできるように細かいところまでこだわった演出が多いのも魅力かなと。
滝:アミューズメント要素がすごくたくさんあるので練習するのが楽しくなっていいですよね。しかも“ちゃんと練習しないと弾けない”という要素を持たせているのは素晴らしいと思います。
JIM:単純に弾いて楽しいのと“+α”の部分がすごく充実しているのがすごい。例えばゲームを始める前に必ずチューニングするんですけど(写真)、音が合うとちょっと歓声みたいなSEとドラムが入ったりして、地味な作業なのにちょっと楽しかったですし(笑)。
滝:あれ超気持ちイイです。演奏する前にテンション上げてくれますね!

ギターをチューニングしている時の画面。その精度の高さにふたりも驚いていた。

▲ギターをチューニングしている時の画面。その精度の高さにふたりも驚いていた。

●ライブハウスからホール、スタジアムと演奏する環境をいろいろと選んでプレイできるのもおもしろいですよね。
滝:ステージから見た会場の感じとかも細かい部分までリアルに再現されていましたね。演奏する場所をスタジアムにしたらリバーブの量が深くなったり(笑)。しかも演出として観客がいるのもおもしろいです。
JIM:しかも、うまく演奏できているとお客さんが盛り上がってくるじゃないですか?あれは楽しいですね(笑)。
滝:そうそう。実際にライブをやっているような気持ちになれるのも良いと思います。
JIM:ゲームの内容は、ギター・スコアを見ながら練習するのと根本的には変わらないと思うんですよ。最初は画面に流れてくるタブ譜の数字や指板のポジションを追うのでイッパイイッパイだと思うけど、何回もくり返し練習して、コードやフレーズを覚えていって、余裕で(画面の)お客さんの反応とかを見ながら演奏できるようになるまで上達したら、かなり感動するんじゃないかなぁ。
滝:おっ、良いこと言うね〜!

次回もふたりの体験レポートをお楽しみに!!!