選び方のポイント

前のページで、木魚の種類について説明いたしました。
それでは、実際にどのような木魚を選べば良いのでしょうか。
このページでは木魚を選ぶ際のポイントについて解説します。

叩きやすさ

まず一番大切なのは、叩きやすさです。楽器店の木魚コーナーに実際に行き、色々な木魚に触ってみることをお勧めします。木魚は正しいポイントに正確な角度で打ち込まないと本来のサウンドを出すことはできません。自分が木魚を叩くときの姿勢をシミュレーションしながら、実際に叩いてみることが大切です。

サウンド

次に大切な点はやはりサウンドでしょう。「ポクポク」と心地よい響きとともに乾いたサウンドが得られる個体がベストであると、一般的には言われています。シーズニングが中途半端な個体は湿ったサウンドに感じられます。湿ったサウンドを好むのでなければ、ドライなサウンドキャラクターを持つ木魚を選ぶと良いでしょう。
最近注目されているビンテージ物の木魚のサウンドは、さすがに澄み切った心地よいサウンドが得られます。

材質によるサウンドの違い

サウンドの違いは木魚のデザインや、素材の違いによっても異なります。それぞれのサウンドキャラクターを理解して、自分にあったものを選びましょう。


▲一番オーソドックスな木材製の木魚。楠やセン、メイプルなどが多く使われる。「ぽくぽく」という素朴で心地よいサウンドが堪能でき、様々な音楽に合うばかりでなく、法事にも利用可能な万能選手。


▲パンチングメタル素材の木魚。「キンキン」というハイが強調された金属的サウンドが特徴。法事には向かない。


▲フェイクファータイプ。「モソモソ」としたサウンドで音楽にも法事にも不向き。ギロッポンのルーギャ系に受けている。高価なものが多く、「ルイ・ビトヌ」「シャヌル」などの高級ブランド製であることが多い。

ルックス

ルックス(デザイン)の好き嫌いも、木魚を購入する上で大切なことですね。一般的な木魚は龍をあしらったデザインですが、レアなところで蛇がデザインされたものもあります。気に入ったデザインの木魚を選ぶ事も、木魚を上達させるためには欠かせないポイントですので、気に入ったものを選びましょう。なお、彫刻のすばらしさにより値段も変化しますので、お財布との相談もお忘れなく。

デザインの一例


▲さわやかなストライプ柄が、今年の春夏にぴったりな1台。ラフに弾きこなすあなたに街の視線は釘付け。


▲「さよならロマンス」モデル。クラシカルなフレーズにぴったりな1台です。


▲「青い珊瑚礁聖子ちゃんじゃなくって」モデル。爽やかな風のような1台。

状態

新品でもシーズニングが完璧でないものや、海外生産ものはボディにヒビが入っている場合があります。小さなヒビであれば問題はありませんが、サウンドにビビリが生じるほどの状態のものは避けましょう。また、床に置いたときにぐらつくものも避けた方が無難です。

価格

価格はピンキリで、2インチタイプのものであれば1,000円から購入できますが、本格的に木魚を始めたいという場合は5万円代後半のものから選びましょう。また、木魚購入の際には座布団と撥(木魚を叩く棒)が必須になりますので、その分の予算も踏まえた上で価格を決めましょう。
ビンテージものについては、ほとんどが江戸時代のものですが、まれに室町時代のものも存在するようです。しかしながら、これらビンテージものは国宝級の存在なため、手に入れることは困難であると思われます。

憧れのアーティストと同じモデルが欲しい!というあなた、アーティストによっては「アーティスト・モデル」が発売されている場合もあります。
本人が使っている木魚とまったく同じもの、となるとかなり高額になるのですが、アーティスト・モデルには廉価バージョンも発売されているものがあるので、そういった木魚を選択するのも良いでしょう。