Vintage
この記事は、ギター・マガジン2006年4月号の「VINTAGE GUITAR CAFE」から一部抜粋したものです。
GIBSON Early 1970's SG CUSTOM
レス・ポール・シリーズのフル・モデルチェンジによってSGが登場したのは61年。ジュニア/スペシャル/スタンダード/カスタムといったモデル・バリエーションはそのSGシェイプになって受け継がれた。
アイボリー・フィニッシュの初期型,ラージ・ピックガードが採用された66年以降,といった具合に各年代ごとの特徴的なモデルが発売され,72年にはこのギターに見られる70年代スタイルが登場する。この時期の大きな特徴は,ジョイント部分の強度を上げるために,ネックが15ミリほどボディ方向へと食い込んだ位置でジョイントされている点にある。それに応じて,ブリッジ/テイルピース位置もボディ後方へと移動している,がしかし,ピックアップ位置はほとんど変化していないので,相対的に見るとピックアップがネック寄りに移動したことになる。同時にボディ外周の面取りは少なくなっている。
70年代初頭に製造されたこのカスタムには,69年から追加されたグレッチ風ウォルナット・カラーでフィニッシュされており,調整範囲が広いワイド・トラベル・ブリッジは,72年から一部のモデルに採用さるようになったものである。3ピックアップ・レイアウトに対してひとつのセレクターを使ったワイアリング,フロント,リア・ピックアップ単体に加えて,リアよりもトレブリーなミドル/リア・ピックアップ間のアウト・オブ・フェイズ・ポジションが設定されている。





