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Frankfurt Musikmesse2014で話題をさらったRoland/BOSSの新製品がついに登場!

速報!ローランド/ボス・Musikmesse2014発表新製品内見会レポート

GTシリーズのニューカマーから次世代ギター・プロセッサーまで、魅力的な製品群の国内発売が決定

国際的な展示会でその概要が発表され、世界から注目を集めていたRoland/BOSSの新製品。いよいよ日本での発売が決定した。2014年4月8日、発表会が開催された東京都内のRolandコミュニケーションセンターには多くの報道陣やディーラーが集まり、ニューモデルへの期待の高さが伺われた。会場内には多数の新製品が展示されていたが、ここでは特に、特設ステージで紹介された4タイプ/5機種について、動画を交えて紹介していこう。

マルチエフェクトの最高峰!卓上型の『GT-001』/フロアタイプの『GT-100 Ver.2』

 まず、プロ・アマ問わずギタリストから絶大な信頼を得ているGTシリーズのニューカマーから紹介する。発表会当日はギタリストの関秀樹氏によるデモ演奏が行われた。その様子を動画で見てみよう。

  • BOSS GT-001デモ演奏 by 関秀樹

 『GT-001』は、自宅でのレコーディングを楽しむプレイヤーに最適な、卓上型マルチ・エフェクター。BOSSマルチ・エフェクターの最高峰のエフェクト/アンプ・サウンドを搭載し、パソコンにUSBケーブル1本を接続するだけでDAWソフト上に録音が可能。専用ウェブサイト「BOSS TONE CENTRAL」からエディターソフト「BOSS TONE STUDIO」をダウンロードすれば、プロ・ギタリストが作成したサウンドを入手し、編集することもできる。A5サイズのスタイリッシュなコンパクト・ボディは想像以上に小さく、デスク上でも場所を取らないのがありがたい。4月25日、発売予定だ。
 一方、フロアタイプのフラッグシップ・モデル『GT-100』も『GT-001』と同様に、エディターソフト「BOSS TONE STUDIO」への対応や、USB機能を拡張。レコーディングやリ・アンプに対応しやすくなった。さらに2種のアンプ・モデリングや最新エフェクトを追加。『Ver.2』としてさらなる進化を遂げた。宅録派には『GT-001』、ライブ派には『GT-100 Ver.2』をお薦めしたい。

  • サイド・パネル(右)

  • サイド・パネル(左)

  • リア・パネル

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ギター演奏の可能性を広げる次世代ギター・プロセッサー『GP-10』

 続いて、Vギター・システムの最新モデル『GP-10』が紹介された。こちらもギタリストの関秀樹氏によるデモ演奏を動画で見てみよう。

  • BOSS GP-10デモ演奏 by 関秀樹

 『GP-10』は、様々なギターやアンプのサウンド、エフェクターなど、ギターの音作りに必要な要素を1台に凝縮したギター・プロセッサー。動画のように、専用のディバイデッド・ピックアップ『GK-3』を搭載したギターで演奏した場合、エレキ・ギター、アコースティック・ギター、フレットレス・ギター、シンセサイザー・サウンド等の使い分けを瞬時にできるのはもちろん、なんと演奏中にギターのチューニングを本体内で調整し、それにマルチエフェクトをかけてアウトプットすることも可能だ。オープン・チューニングやダウン・チューニングを、曲中の一部で、持ち替えなしで使うことができる。まさに新しい可能性が広がる感覚だ。エクスプレッション・ペダルと4つのペダルを持ちながら非常にコンパクトな点も魅力で、その可搬性と機能性の高さはライブで重宝するだろう。
 通常のギターをつなげば、高品位なマルチ・エフェクツとしても使用可能。こちらもエディターソフト「BOSS TONE STUDIO」への対応が可能で、USB機能を拡張している。『GK-3』付と、『GP-10』単体の2つのパッケージが用意されており、6月下旬発売予定となっている。

  • リア・パネル

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弾き語り派に朗報! 簡単にハーモニーを生み出すボーカル・ハーモニスト『VE-2』

 バンドのギター/ボーカルに限らず、近年幅広い層のボーカリストに使われ始めたボーカル用エフェクター。今回BOSSが発表した新製品は、比較的機材の使用に不慣れな弾き語り系のアーティストでも簡単に美しいハーモニーを得ることができるものだ。当日は、女性シンガーソングライターのナオリュウ氏によるデモ演奏が行われた。

  • BOSS VE-2デモ演奏 by ナオリュウ

 『VE-2』は、ギター演奏のコード進行を自動分析して美しいハーモニーを生成するペダル型のエフェクター。ギターとマイクのそれぞれの入力があり、ギター側から入力されるコード進行からその曲のキーを割り出してボーカルにハーモニーを付け、転調やノンダイアトニック・コードにもしっかり対応する驚異のエフェクトだ。24タイプのハーモニー・エフェクトを搭載。ギターを弾かないソロ・ボーカリストでも、手動でのキー設定によりハーモニー機能を利用できる。
 ボーカリストに扱いやすいシンプルな設計、高品位リバーブ/ディレイの搭載、ストリート・パフーマンスでも使える電池駆動対応など、まさに弾き語り系アーティストの強力な味方となろう。こちらは5月下旬、発売予定。

  • リア・パネル

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ストリートの定番アンプのハイパワー版『CUBE Street EX』

 ストリート・ライブシーンで大人気の『CUBE Street』。電池駆動ながら最大50Wというハイパワーを誇るのが、この『CUBE Street EX』だ。ナオリュウ氏によるデモ演奏で、その音量を体感してみてほしい。このデモ演奏のみ、PAシステムを通さず『CUBE Street EX』からの出力だけで行われた。

  • Roland CUBE Street EXデモ演奏 by ナオリュウ

 ストリートでの演奏は、街のざわめきにサウンドがかき消され、意外と音が通りにくい。この『CUBE Street EX』は、新設計の電池駆動技術により、単3電池8本で最大50Wのステレオ出力を実現したハイパワー・モデルだ。入力が4系統(XLRコンボ・タイプ×2、LINE IN/ステレオ、AUDIO IN/ステレオ)に加え、AUX IN/モノラルと、最大5系統を入力可能。これによって、ボーカル、ギター、キーボード、バッキング音源などをこれ1台で出力できる。8インチ・スピーカー×2、ツイーター×2で、ワイド・レンジなステレオ再生ができるのも嬉しいところ。I-CUBE LINKに対応し、CUBE JAMアプリでバッキング再生、演奏の録音もできる。
 7.4kgの軽量設計で、持ち運びもラクラク。別売りオプションとして用意される専用キャリングケースを使えば、さらに運搬が楽になる。4月25日発売予定。

 今回、紹介した製品群は全てオープン価格。ぜひ、デジマートの商品検索で、気になる製品をチェックしてみてほしい。

  • コントロール・パネル

  • リア・パネル

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