デジマート・マガジン > 特集 > トクマルシューゴがCanon iVIS mini Xで高音質多重録音&録画に挑戦!
超広角レンズと内蔵スタンドで手軽に自分撮りができるムービーカメラとして、すでにデジマガ読者にはお馴染みのキヤノン「iVIS mini X」は、高音質記録に対応した内蔵マイクを備えています。多くのミュージシャン/音楽愛好家に選ばれる本機のポテンシャルを突き詰めるべく、マルチ・プレイヤー/アーティストのトクマルシューゴさんが、iVIS mini Xで高音質多重録音&録画にチャレンジ! お題は「My Blue Heaven」。家庭用ムービーカメラでここまでできちゃうの!? そのかつてない挑戦から「iVIS mini X」の実力を体感してください。撮影:八島崇
──トクマルさんはご自身でiVIS mini Xを購入されて使っていますが、さまざまある中から本機を選ばれた理由と、使用状況についてお聞かせください。
トクマル:もともとリハーサルとライブを録画したかったのですが、そのために探して買ったというわけではなくて、ある舞台の音楽監督をやった時に、稽古中にiVIS mini Xが回っているのを見たのが最初でした。稽古場は横に広い部屋でして、普通のムービーカメラだと全然収まらない。かなり広角で撮れるiVIS mini Xが有効だったんでしょうね。その時に映像も見て驚きまして、これは欲しいなと(笑)。やっぱり音楽スタジオも狭いじゃないですか。記録としては全体の動きが見られたほうがいいので、広角で撮れるのは魅力でしたし、使いやすくて便利というも決め手でしたね。スマホのアプリを使えば遠隔操作もできますし。
トクマル:iVIS mini Xで撮影してSDカードに保存された映像の音をそのまま使って重ねています。本機における一番高音質・高画質のAVCHD形式(24Mbps)で、リニアPCM 48kHzでの録音です。本機のリミッターやコンプなどもオフにして録音しました。録音レベルはマニュアルで、10〜20の間でレベル・オーバーしないようにしています。小さめですね。数値だけでは音質は比べきれませんし、聞いてもらえればわかると思うんですが、全然悪くないです、よね? 今回、ミックスにはEQやコンプ、リバーブなどのエフェクトは一切かけていませんし、撮影したカメラの場所からの収録で、外部マイクも使用していません。なので、iVIS mini Xの録音機能そのままの音を聞いてもらえる企画になりました。
──音量の小さいマラカスから音量の大きなドラムまで、15種類の楽器を撮影されましたが、iVIS mini Xで各楽器の音をうまく集音するコツ、設置場所などについて教えてください。
トクマル:今回は映像優先でiVIS mini Xを設置したので、“この場所が一番良く録音できる!”というものではありません。これくらいの設置距離だとこういう音が録れる、というサンプルにもなっているので参考にしてみてください。映したい画を優先して好きな場所に置いてしまっても良いと思います。もちろんマイクの方向についてはある程度気をつけてもらえればと。普通のマイクと同じく、楽器に近ければ近い方がハッキリした音で録れます。離れて撮影するとどうしても音像がぼやけてしまいますが、客観的な音が聞けるので逆に良い場合もあります。爆音のバンドでスタジオ練習を撮影する時など、どんな音量が出るかわからないような時はリミッターをつけてあげると便利だと思いますよ。
スマートフォンやデジタルカメラの進化によって、映像を撮ることは写真と同じくらい簡単になりました。有名ミュージシャンが演奏やパフォーマンスを自分撮りしてYouTubeやSNSにアップすることも珍しくありません。「iVIS mini X」はそんな現代のミュージシャンの映像表現の楽しみ方を広げ、音質面でも深い満足感を与えてくれる製品です。
【ポイント1】大口径マイクでリニアPCM記録も可能な高音質
iVIS mini Xは大口径のステレオマイクロホンを搭載。雑音の影響を受けにくく、小さな音までクリアに集音できます。外部マイク入力も備えており、内蔵マイクとのミックス録音にも対応可能。より高音質な録音が楽しめます。原音を圧縮しないリニアPCM記録(AVCHD 24Mbps記録時)に対応しているのもミュージシャンにとっては嬉しいところ。また、オーディオシーンセレクトにより、撮影シーンに合わせて適切な録音設定をセレクトできるのも大きな魅力です。
超広角撮影が楽しめる、新感覚ムービーカメラ「iVIS mini X」。バリアングルタイプの液晶モニターを搭載し、可動範囲の広い自立スタンドを内蔵しているので、どこでも好きな場所に置いて撮影ができます。シチュエーションにとらわれない自由度の高さと、約1,280万画素の高感度CMOSセンサーによる優れた画質は、練習やライブの記録に適しているのはもちろん、自己表現の楽しさをより一層引き立ててくれます。