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- 2024/03/22
週刊ギブソンでは、比較的リーズナブルなモデルから高価なアーティスト・シグネチャーまで、様々なギターを動画で紹介してきました。2014年最後の週刊ギブソンは、印象に残るギターを振り返りつつ、“今年1年頑張った自分へのちょっとしたご褒美……生活にもっとギブソンを!”をテーマに、当連載の試奏の際に活用しているギブソン・ハイエンド・ケーブルを始め、身近なギブソン・グッズをご紹介します。
この1年を振り返ると、たくさんのギブソン・ギターを試奏してきた中で、創業120周年を迎えたギブソンが未だに楽器製作の面で進化を続けていることに驚かされた年でした。
その代表例のひとつが、2014年にギブソン・メンフィスが発表したES-390。これは、シンライン・タイプのフルアコの名器ES-330の血統を継ぎながら、ボディをコンパクトにまとめた新しいコンセプトのホロー・ボディのギターです。第16回の週刊ギブソンでもご紹介しましたが、その取り回しの良さ、サウンドの素晴らしさ等、実に“使えるギター”として印象に残っています。
ギブソンUSAで印象に残るのは、やはり「120周年モデル」。中でも極太サウンドを響かせたExplorer 120は実にロックなギターとして記憶に残っています。
ギブソン・アコースティックでは、クロサワ楽器店Gibsonアコースティック・チームによるオーダーで実現したJ-200“The 64”が出色でした。バランスの良さ、そしてボディ厚やピックガードの絵柄の色味にまでこだわった本気さが忘れられません。
そして2014年の大きなトピックと言えば、さらに完成度が高まったギブソン・カスタムのヒストリック・シリーズ、コレクターズ・チョイス、ハンドピック等の素晴らしいレス・ポールを忘れるわけにはいきません。ヒストリック・シリーズは2013年にネック・ジョイントがハイドグルーで接着されるようになりましたが、2014年にはさらに指板の接着にもハイドグルーが使われるようになりました。その他チューブレス・トラスロッドやロング・スタッド等の2013年仕様は残さず継承しているので、その鳴りは現在のところ最新にして最高と言って良いでしょう。ご紹介したのはどれも本当に素晴らしいレス・ポールばかりでしたが、その中でも個人的に記憶に残るのはJoe Bonamassa"Skinnerburst"1959 Les Paulです。ハムバッカーの豊潤さにシングルコイルの反応の良さを掛け合わせたような、ギタリストにとっての夢のギターでした。
本当に素晴らしかったJoe Bonamassa 1959 Les Paul "Skinnerburst"ですが、試奏したのは高価なエイジド・モデル。誰でも簡単に購入できるというわけにはいきません。しかし、“ギブソンに囲まれて暮らしたい”というギブソン・ファンも少なくないはずでしょう。今年最後の週刊ギブソンはそんな方のために、年末年始に手に入れたいギブソン・グッズをご紹介します。
まずは週刊ギブソン動画でも使用しているギブソン製ハイエンド・ケーブル、Gibson Instrument Cable。ギブソン・ギターはギブソン・ケーブルでつなぐ。今やこれが基本です。ギブソン・ギターの美味しいミドルをしっかり伝達してくれる印象です。なにしろ直径が太いのですが(約1cm)、固くはないので取り回しに苦労することはありません。ギターからコードを抜きとる際のアンプのノイズ発生を防ぐ“サイレントプラグ(Silent Plugs)”を採用しているので、ライブなどでの使用にも最適です。さらに、ケーブル表面にはレス・ポール・カスタムやES-355など高級モデルでお馴染みの「スプリット・ダイアモンド・インレイ」の型があしらわれており、ファンならばニヤリとしちゃうところ。長さ別に3種類が用意されていまして、それぞれ仕様が少し異なります。
両サイドがともにアルミニウム製でパール調のコネクター、片側には上述したサイレントプラグを採用した、3.6m長のギブソン・インストゥルメント・ケーブルです。自宅で弾くには十分な長さですね。
片側はアルミニウム製でニッケルメッキのコネクター、もう片側はウォルナットのコネクターでサイレントプラグを採用しています。木製のコネクターはルックス、手触りとも非常に良く、気分よく演奏できます。もちろん、音質の良さは前述の通り。週刊ギブソンで使用しているのがコレです。
片側はアルミニウム製でニッケルメッキのコネクター、もう片側はチェリーウッドのコネクターでサイレントプラグを採用。 この木製コネクターをギター側につないで使用します。長さ的にはライブでの使用をオススメします。
なんと録音ができる「Memory Cable GC-R05」 も登場しています! マイクロSDカードが付属し、WAV形式でCDクオリティ(44.1kHz/16bit)の録音ができます。これは自宅練習の時などに有効ですね。
ギブソン社ではアパレル類を始めたくさんのノベルティを用意しています。「Gibson」のある生活があなたを待っていますよ!
着心地最高、見た目にも溢れる“ギブソン愛“を表現するギブソンTシャツ、キャップ等のノベルティ類も見逃せません。私も、試奏時に着用させていただいておりますが、これを着ると“恥ずかしいことはできない”と気が引き締まります。価格もお手頃ですから、1年間頑張った自分へのご褒美にポチっとしちゃいましょう。
2014年も残すところあとわずか、1年の締めくくりに愛用ギブソン・ギターの大掃除を! そんな時に活躍する本格派のメンテキットもギブソンからリリースされています。ぜひ活用したいですね。
これは、必要なクリーナー類を1パックにまとめたもの。ラッカー塗装にも対応したクリーナーを同梱したセットはエレキ/アコギ問わず使い出があります(ビンテージの劣化した塗面やウェザーチェックの激しい部分は要注意、使用上の注意をよく読んでからお使いください)。ちなみに週刊ギブソン第21回では、掃除〜メンテナンスまでを扱った「ギブソン公式レス・ポール・メンテナンス術」動画を公開していますので、改めてご確認を!
2014年の週刊ギブソンはこれにておしまい。2015年もギブソンの最新情報をご紹介していきますので、来年もよろしくお願いいたします!
※次回の週刊ギブソン〜Weekly Gibsonは2015年1月9日(金)を予定。