アナログ・レコード・プレーヤー
最近、何かと話題になっているアナログ・レコード。興味はあるし、音も聴いてみたいけど、どんなレコード・プレーヤーを買ったらいいんだろう？ 「リーズナブルかつ、しっかりとしたもの」、「インテリア性の高いもの」……。いろいろと選択肢はありますが、デジマートでお気に入りの1台を探してみては？
昨秋、渋谷にHMVレコード・ショップがオープンしたり、今年のレコード・ストア・デイが多くのメディアで紹介されるなど、盛り上がりをみせるアナログ・レコード界隈。昔レコードを聴いていた層はもちろん、ダウンロード世代の若者層なども巻き込んで大きなムーブメントになっているのはご存じの通り。
世界的にCDの売上が減り、ダウンロードやストリーミングがリスニングのメインになっている中、アーティストの間では、アナログ・レコードをリリースする動きが増してきている。デジマート・ユーザーにもお馴染みのBAWDIESをはじめ、大御所ではサザンオールスターズ、奥田民生、
さて、どうして、ここまでアナログ・レコードがブームになったかといえば、「コレクションとしても魅力的」、「アナログ独特の暖かい音」、「デジタルとは何かが違う良さ……」などといった原点回帰的な志向が要因でしょう。一方、
レコード・プレーヤーと聞くと、ちょっと難しいとか、敷居が高そう……といったイメージもあるかもしれないが、ここでは気軽に楽しむことができる、楽器ユーザーにも扱い易く、比較的手に入れ易い製品を紹介する。
ION AUDIO / Archive LP
多くのメディアで取り上げられた大ヒット・モデル。ナチュラルな木目の天板にどんなシチュエーションにもマッチして男女共に人気が高い。ステレオ・スピーカーを内蔵しているので、買ったレコードをすぐに聴くことができる。またUSB経由でレコードの音をパソコンに取り込んだり、外部出力経由でパワード・スピーカーから音を出すことも可能。
価格：9,980円
オフィシャルHP：ION AUDIO
TEAC / TN-350
チェリー・フィニッシュの天板にワンランク上の印象を受けるTN-350。ユニバーサル・ヘッドシェルに対応したS字トーンアームを採用しているので、購入後も好みのカートリッジ（針）に交換して音質を追求できるのがポイント。またフォノイコライザーとUSBデジタル出力も内蔵しているので、パワード・スピーカーを接続したり、レコードの音をパソコンに取り込むことも可能だ。
※ナチュラルの天板もあり
価格：オープン・プライス（直販価格：56,160円）
オフィシャルHP：TEAC
アナログ・レコードを聴くのに、リスニング用のレコード・プレーヤーでなくてはいけないというルールはない。DJ向けのターンテーブルであれば、デジマートでも新品、中古を含めて多くの登録があるので探しやすく、比較や検討もし易い。
NEU / DD1200mk3
DD1200mk3はDJ用のターンテーブルだが、実売3万円以下のお手頃な価格と、DJタンテならではのガッシリとした作りがオススメ。最初からカートリッジが付属しているのも有り難い。またフォノイコライザーも内蔵しているので、本体から直接パワード・スピーカーに接続したり、フォノイコライザーを内蔵していない手持ちのオーディオ機器に接続も可能だ。ゆくゆくはアナログ・レコードを使ってDJをしてみたい……と考えているなら、こういった選択もアリだろう。
価格：オープン・プライス（市場実勢価格：26,000円前後）
オフィシャルHP：NEU
Technics / SL-1200シリーズ
惜しくも製造が終了したテクニクスのターンテーブル。シリーズ累計350万台を売り上げたベストセラー・モデルだけに中古市場でのタマ数も多い。3層構造のキャビネットや大型インシュレーターを採用するなど、クラブなどでの使用を前提とした防振対策が施されている。最終モデルのSL-1200MK6では音質向上の為、内部配線に伝導効率が高いOFC（無酸素銅）線を使うなどの工夫もされている。
中古市場価格：13,000円～70,000円程度
オフィシャルHP：Panasonic
Reloop / RP-6000
ReloopのDJ用ターンテーブル。筐体表面がラバー素材でコーティングされているのが目を引く1台。SP盤再生用の78回転モードも搭載し、縦に置いた場合にも対応できるように2ヵ所に設置されたSTART/STOPのボタンは自宅で使用する際にも置き場所を選ばない（販売終了品）。現在は最新モデルとしてRP-7000、RP-8000が発売されているが、レコードを聴くという基本的な機能は変わらないので、リーズナブルに始めたいなら、あえて以前のモデルを選ぶというのはいかがだろう。
中古市場価格：30,000円～41,000円程度
オフィシャルHP：Reloop
フォノイコライザー：PHONO出力と呼ばれるアナログ・レコード・プレーヤーからの信号は、0.1～5mVと通常のLINEレベルに比べて低い。フォノイコライザーはその信号を増幅するために使う機器だ。最近ではアンプやレコード・プレーヤーに内蔵しているものもあるが、そうでない場合は単体で準備する必要がある。
※写真はオーディオテクニカのフォノイコライザーAT-PQ3
アナログ・レコードを聴くのは何も難しいことではありません！ まずはレコード・ショップでお気に入りの1枚を買ってみよう。聴いたことのないアーティストでもいいし、配信やCDで持っている楽曲をアナログ・レコードと聴き比べてみるのも面白いかも！ デジマートでお気入りのレコード・プレーヤーを探して、とっておきの時間を過ごしてみては？
