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  • 週刊ギブソン Weekly Gibson〜第68回

164が弾く! Gibson Acoustic J-45 Vintage

Gibson Acoustic / J-45 Vintage

  • 文:井戸沼尚也
  • 動画撮影:編集部 写真撮影:八島崇 録音協力:加藤和彦(オンキヨー) 映像編集:熊谷和樹 取材協力:Gibson Brands Showroom TOKYO

3週連続の特別企画“Equalのギタリスト、ボカロP、作家として多くのアーティストとコラボし幅広いシーンで活躍中の164が弾く! Gibson Guitars”。今回は週刊ギブソン第66回でもお伝えした話題の新技術“サーマリー・エイジド加工”をボディ・トップに施したGibson Acoustic J-45 Vintage を、普段からアコギもよく弾くという164氏に思う存分弾いていただきました。

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Gibson Acoustic J-45 Vintage feat. 164

Gibson Acoustic J-45 Vintage

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トップに熱処理を施してビンテージの鳴りを再現!

 ギブソン・アコースティック・ギターの名器、J-45。年代によってさまざまな変遷を持つモデルですが、ラウンド・ショルダーのボディ・ライン、渋目のサンバーストをイメージする方は多いでしょう。独特のオーラを放つルックスもさることながら、人気の秘密は何よりもそのサウンドにあります。特にストロークでの“ジャキジャキ”とした鳴りはいかなるアンサンブル/ジャンルの中でも音楽に溶け込み、一度体験するとクセになるでしょう。
 本器は、アディロンダック・スプルースを用いたトップ材に特殊な “サーマリー・エイジド加工”を施した話題のモデル。この技術はギブソンがミネソタ・ダルース大学と共同開発したもので、トップ材に熱処理を加え、細胞レベルでエイジングを行なうというもの。160度に熱した特別な釜の中で低酸素にて圧力を加え、含水率をコントロールすることでトップ材はより硬くなり、ビンテージ・ギターのようなトーンを生み出します。構造面では、1930年代のワイドXブレイシングを採用している点も見逃せません。また、クルーソン・タイプのビンテージ・チューナー、スクリプト&バナー・ロゴ、そして雰囲気抜群のVOSフィニッシュも、本器の“ビンテージ感”を高めています。

Interview

驚くべき軽さと明るさ、まさに“一家に1本”!

──本器の第一印象を教えてください。

 “軽ッ!”っていう(笑)。とても軽くて驚きました。軽いと、ボディが良く鳴るというイメージがあるのですが、これはその通りでしたね。音もとても明るくクリスピーな感じで、アタックの効いたフレーズも映えるし、すごく楽しく弾くことができました。このボディは熱処理されているということですが、それがこの軽さや明るさにつながっているように感じました。

──コード・ストロークで弾いた印象は?

 とにかくレスポンスがすごく良くて、自分の手と音が一体化した感じというか、弾いている手の動きと同時に音が出る感じで、弾いていて楽しかったです。

──指弾きで弾いた際の印象は?

 とにかくボディが良く鳴るし、反応もいいんで、かなり小さい音で弾いても明るくて、深い音がします。明るくて鳴りがいいと、なんでもできちゃうと思うんですよ。例えばスラップしても輪郭がはっきり出るし。で、この明るさというのは僕がアコギに求めている大事なところで、アンサンブルの中で抜けてくる重要な部分だと思っています。このギターには、その明るさがありますね。

──弾き心地についてはいかがでしたか?

 普段一番よく弾くギターはレス・ポールなんですけど、レス・ポールから持ち替えてもまったく違和感がないですね。厚過ぎず・薄過ぎずで、59あたりに近いグリップ感ですね。少しだけ、太いかな? とにかくすごく弾きやすいです。

──このギターを使うとしたら、どんなシーンで?

 僕がアコギを弾くシーンは、レコーディング時にストロークで弾くことが多いんですけど、このギターはまさにそこで使ってみたいですね。普段使っているギターと同じベクトルで、さらにその先に行けると思います。

──このギターをオススメするとしたら?

 まず、ストローク中心で歌ものをやる人には非常にオススメです。アンサンブルに使っても、ソロ・ギターでもいいと思いますよ。レコーディング、ライブ、どんなシーンでもイケるし、家で爪弾くだけでも気持ちいいです。万能選手、一家に1本という感じですね。


※次回の週刊ギブソン〜Weekly Gibsonは9月18日(金)を予定。

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製品情報

Gibson Acoustic / J-45 Vintage

価格:¥546,000 (税別)

【スペック】
■ボディ・トップ:アディロンダック・スプルース(サーマリー・エイジド加工) ■ボディ・サイド&バック:マホガニー ■ネック:マホガニー ■指板:ローズウッド ■ブリッジ:ローズウッド ■ペグ:オリジナル
【問い合わせ】
ギブソン・ジャパン http://www.gibson.com/
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プロフィール

Equal最新シングル「SCAPE限定盤」

164
164(イチロクヨン)、山口県生まれ。Equalのギタリスト、ボカロP、作家。2008年にボカロPとしての活動を開始。2011年5月28日に公開した「天ノ弱」が大ヒット。その動画再生回数は2015年8月時点で380万回に届く勢いである。これまでに5枚のメジャー・アルバムをリリース。2015年4月に、RYOTA(元歌い手・りょーくん)との新ユニット、Equalを結成し、この8月にはシングル「SCAPE」を発表した。ボカロP、作家としても多方面にわたり楽曲提供を行なっており、2014年7月に発売されたベスト・アルバム『THIS IS VOCAROCK/164 feat.GUMI』ではさまざまなアーティストとコラボレーションした。また、164と親交のある歌い手/アーティストが、164の楽曲をカバーする企画作『TRIBUTE TO 164』が10月21日にリリースされる予定。

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