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- 2024/03/22
Atomic / AMPLIFIRE
オール・イン・ワン、しかもハンディ・サイズで極上の音色を再現するギター・プロセッサーとして、すでに海外では昨年から大きな話題となっているアトミックの「AMPLIFIRE」が、ついに国内初上陸を果たした。
アンプ・モデリングは、Studio Devil社の高精度かつ最先端の技術をベースとしたもので、さらに高性能デュアルDSPを採用。歪みはもちろん、コンプやモジュレーション(トレモロ/コーラス/フランジャー/フェイザー)、エコー、リバーブ、グラフィック・イコライザー、パラメトリック・イコライザー、ワウワウ、ノイズ・ゲートを内蔵。さらにアンプやキャビネットを含め、1つのプリセットに16個のエフェクト・ブロックを搭載し、そのプリセットは128通りまで設定可能となっている。また、アンプ部のコントロールは、まさにアンプ同様で、ゲイン/マスター/プレゼンス/トレブル/ミドル/ベース/レベルといった7つのノブによる直感的な操作が可能。各エフェクトの調整やプリセットの設定も非常にシンプルだ。
入出力も充実しており、右サイドにインプット、左サイドにアウトプット(ステレオ対応)とヘッドフォン端子を装備。背面には、エフェクト・ループのセンドとリターン(ステレオ対応でAUX入力も兼用)、プリセットの操作を可能にするMIDIのイン/アウト、XLRコネクターのAUX出力(ステレオ対応)、プリセット等の編集も行えるパソコン接続用端子も装備している。
現状、オフィシャル・サイトには76プリセットが入ったプリセット・パック「TheAmpFactory」が用意されており、AMPLIFIREが持つ新たなサウンドと方向性に触れることができる。さらに、シングトールことロス・J.ジョンソンが、AMPLIFIREのために作成したプリセット・パック「SiNGTALL PRESET SUPERPACK」も公開。AC/DCやブラック・サバス、ドッケン、ディオ、メタリカ、エリック・ジョンソン、ザック・ワイルドなどのギター・サウンドの再現から、カービン Legacy 3やエングル Firebal、オレンジ Rocker V、ソルダーノ Slo Modといったモダンなヘッド・アンプ、そしてシングトールのオリジナル・トーンなど、47種のプリセットが詰まっている。いずれも無償ダウンロードが可能。そして、自作のプリセットをAtomicコミュニティで公開することもできる。もちろん今後も、さらなる拡張が予定されており、そのポテンシャルを発揮していくはずだ。ステージからアンプ・ヘッドもキャビネットも必要なくなる時代は、すでに来ているとも言えるが、このAMPLIFIREが、そういった状況の変化にさらなる拍車をかけることになりそうだ。
価格:¥90,000 (税別)