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連載100回記念! おおはた雄一 meets ギブソン・アコースティック2016

Gibson Acoustic / 2016 Models

  • 取材・文:アコースティック・ギター・マガジン編集部 動画撮影:編集部 動画編集:熊谷和樹 写真撮影:八島崇 録音協力:加藤和彦(オンキヨー) 取材協力:Gibson Brands Showroom TOKYO

祝・週刊ギブソン第100回! 第1回目のウォーレン・ヘインズ・シグネチャーES-335を自ら実食!から約2年、デジマガ読者、ギブソン・ファンに支えられ区切りの100回目を迎えることができました。今週はスペシャル企画として、アコースティック・ギター・マガジンVol.68のギブソン・アコースティック特集と完全連動して、稀代のトルバドールこと、おおはた雄一氏の試奏動画を中心にお届けします。また、記事末にはギブソン・アコースティック・グッズが当たるプレゼント・キャンペーン情報も! 今週も隅々までお楽しみください。

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Yuichi Ohata×Gibson Acoustic 2016 Models

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LG-2 AMERICAN EAGLE

 LG-2はLGシリーズとして1942年に生産開始、1962年にB-25と型番が変わり、1977年で一旦生産を完了。現在ラインナップされているLG-2 AMERICAN EAGLEには、べっ甲柄ティアドロップ・シェイプのピックガードやアッパー・ベリー・ブリッジを採用。

Ohata’s Comment
 LG-2は実際に1940年代のものを使っているし、LG-0が普段のメインなので、サイズ感はほぼ同じ。やはり馴染みのあるサウンドです。音量やレンジが歌と合うんですよね。LGは歌に寄り添ってくれる感じがあって。歌に近いところにいるんだけど、出しゃばらないというか。僕は声を張って歌うタイプではないので、ちょうど良くて。現行モデルはネックが薄めで弾きやすい。ペグはがっちりしたタイプが付いているけど、バランス的にヘッドが下がる感じはないです。ブルースだけじゃなくてキレイなコードを鳴らしてもしっくりきますね。

SPECIFICATIONS
●トップ:シトカ・スプルース ●サイド&バック:マホガニー ●ネック:マホガニー(スリム・テーパー) ●スケール&ナット幅:24 3/4インチ&1.725インチ ●指板&ブリッジ:ローズウッド ●ナット&サドル:タスク ●PUシステム:L.R.バッグス・エレメントVTC
価格:261,000円(税別)

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1928 L-1 BLUES TRIBUTE

 1902年にアーチトップとして生産開始されたL-1は 1926年にフラットトップに変更。本器はロバート・ジョンソンが手にしたことで知られる1928年の仕様がもとになっている。VOSフィニッシュやプリウォー・スクリプト・ロゴなどクラシカルな雰囲気が漂う。

Ohata’s Comment
 もろに好きなタイプです。やっぱりブルースを弾いてしまう(笑)。サウンドも熟れた感じで、ビンテージに近い雰囲気がありますね。これがサーマリー・エイジドの効果なんですかね。実際のビンテージだと、ハイ・ポジションの音が詰まったり、ピッチなどの調整が大変で。12フレット・ジョイントのギターは持ってないし、そういったメンテのことを考えると欲しくなりますね。ヘッドのロゴだったり、ペグもエイジドになっているから、古いギターを弾いているような感じがする。ネックも太めでがっしりしていて好きです

SPECIFICATIONS
●トップ:アディロンダック・レッド・スプルース(サーマリー・エイジド) ●サイド&バック:マホガニー ●ネック:マホガニー ●スケール&ナット幅:25インチ&1.77インチ ●指板&ブリッジ:ローズウッド ●ナット&サドル:ボーン ●PUシステム:L.R.バッグス・リリック
価格:492,000円(税別)

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J-45 STANDARD

 1942年に生産開始されて以来の定番機種J-45 STANDARD。シトカ・スプルース・トップ/マホガニー・サイド&バック。現在のスタンダードではグローバー・ロトマティック・チューナーとL.R.バッグス・エレメント・ピックアップ・システムを標準搭載している。

Ohata’s Comment
 弱いタッチでも十分鳴りますね。やっぱりトルクがある分、小さく弾けるというか、無理してタッチを強くする必要がない。キレイな倍音もあるし。J-45っていうと、わりとガツンと弾くイメージがあって、今までそんなに縁がなかったんです。やっぱり迫力あるなあ。普段LG-0を使っているので、なんか自分が力を得た気になります(笑)。コレを使ったら、曲が終わったあとジャカジャーンって鳴らしたくなるかも。マホガニーの温かい感じも相まって、やっぱり王道のギブソン・サウンドな印象ですね。

SPECIFICATIONS
●トップ:シトカ・スプルース ●サイド&バック:マホガニー ●ネック:マホガニー ●スケール&ナット幅:24 3/4インチ&1.725インチ ●指板&ブリッジ:ローズウッド ●ナット&サドル:タスク ●PUシステム:L.R.バッグス・エレメントVTC
価格:328,000円(税別)

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J-45 VINTAGE

 J-45 VINTAGEは、サーマリー・エイジド加工が施されたアディロンダック・スプルース・トップが使用されており、VOSフィニッシュの風合いやバナー入りの戦前スクリプト・ロゴ、レリック仕様のゴトー製ペグなどビンテージ・スタイルにこだわったモデル。

Ohat’s Comment
 ああ、いいですね。さっきのスタンダードがどちらかというとモダンな印象で、好みでいうとこのビンテージ・タイプの方が好きです……でも、それは僕が枯れているからなのでね(笑)。L-1と同様に加工されたアディロンダック・スプルースの影響なのか、ふわっとした倍音が気持ちいいですね。これだけ音量があったら、小さい会場だったら生音だけでもいけそうだし、大きな会場でも弾き語りだったら、マイクを立てただけでできそう。僕はタッチが弱いんですけど、これだけ鳴っていると気持ち良いです。VOSフィニッシュの質感も良い。

SPECIFICATIONS
●トップ:アディロンダック・レッド・スプルース(サーマリー・エイジド) ●サイド&バック:マホガニー ●ネック:マホガニー ●スケール&ナット幅:24 3/4インチ&1.725インチ ●指板&ブリッジ:ローズウッド ●ナット&サドル:ボーン
価格:546,000円(税別)

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ADVANCED JUMBO NEW VINTAGE HIDE GLUE

 1936年当時にギブソンで最も大きいギター(ボディ幅: 16インチ、25 1/2インチ・スケール)として登場したアドバンスト・ジャンボ。マンスリー・リミテッド・モデルである本器は、トップ・ブレイスがニカワで接着され、ナットとサドルにはエイジド・ボーンを使用。

Ohata’s Comment
 このきらびやかなサウンドはローズウッド・サイド&バックの感じですね。え? ニカワ接着はネック・ジョイント部分だけじゃなくて、トップのブレイスにも使用しているんですか……いや、そうじゃないかと思ったんですよねえ……冗談です(笑)。音はローズウッドらしい重厚感がありますね。ルックスはロックっぽい印象だけど、コードやハーモニックスがキレイに響くので、インストとか弾きたくなる感じ。外に向かっていくイメージがありますね……普段、僕が内に向かっていくタイプなので新鮮です(笑)。

SPECIFICATIONS
●トップ:アディロンダック・レッド・スプルース ●サイド&バック:ローズウッド ●ネック:マホガニー ●スケール&ナット幅:25 1/2インチ&1.725インチ ●指板&ブリッジ:ローズウッド ●ナット&サドル:エイジド・ボーン ●PUシステム:L.R.バッグス・エレメントVTC
価格:429,000円(税別)

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J-185 BIRDSEYE MAPLE

 やや小ぶりなジャンボ・ボディとしてJ-185が生産開始されたのは1951年のこと。現在はコア・モデルとしては生産されておらず、本器は豪奢なバーズアイ・メイプルをサイド&バックにあしらったカスタム・モデルだ。

Ohata’s Comment
 ちょっと小ぶりなボディ・サイズだし、J-200などのグワーっていう鳴りとは違う締まった感じがありますね。コントロールしやすくて好きです。カポをすると音がちょっとコンプレッションされて、すごく良い感じ。カポをしてこれだけロー感があるのはすごいですね。ローの出方自体は、やはりJ-200と似た傾向があって、5〜6弦あたりを弾いていると体にすごく感じます。ボディ外周のアバロンやバック・ストリップの装飾もキレイだし、このサイド&バックのバーズアイ・メイプルの木目はすごいですね……酒が進みそう(笑)。

SPECIFICATIONS
●トップ:シトカ・スプルース ●サイド&バック:バーズアイ・メイプル ●ネック:マホガニー ●スケール&ナット幅:24 3/4インチ&1.725インチ ●指板&ブリッジ:ローズウッド ●ナット&サドル:タスク ●PUシステム:L.R.バッグス・エレメントVTC
価格:452,000円 (税別)

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BOB DYLAN SJ-200 PLAYERS EDITION

 2014年に発表され話題となったボブ・ディラン・モデル。1950年以前のSJ-200の仕様をベースに、ヘッドの“Bob Dylan Eye”ロゴを始め、本人のアイディアによる独自の装飾が加味されている。アディロンダック・スプルース・トップ/AAAフレイム・メイプル・サイド&バック。

Ohata’s Comment
 まず、ディラン好きとしては、たまりませんよね(笑)。思ったよりダークな音色です。まろやかでキンキンしているところがない。アディロンダック・スプルースやAAAフレイム・メイプルなど良い材をセレクトしていたり、ダブルピックガードなど、いろんなところが関連しているんでしょうね。ディランっていうとJ-50やニック・ルーカスなんかのイメージもあったけど、SJ-200はやっぱり特別なんですね。装飾のデザインがオリジナルだから、ディラン・ファンじゃなくて気になる人はいるんじゃないですかね。

SPECIFICATIONS
●トップ:アディロンダック・レッド・スプルース ●サイド&バック:AAAフレイム・メイプル ●ネック:メイプル ●スケール&ナット幅:25 1/2インチ&1.725インチ ●指板&ブリッジ:ローズウッド ●ナット&サドル:ボーン ●PUシステム:L.R.バッグス・アンセム
価格:678,000円 (税別)

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DOVE VCS SPECIAL

 1962年に生産開始されたダヴは、鳩のインレイが施されたピックガードやチューン・オー・マティックなどオリジナリティ溢れるモデル。本器はリミテッド・ラインで、ビンテージ・チェリー・サンバースト・フィニッシュや1.68インチ(42.6mm)ナット幅のナローネックなどが採用されている。

Ohata’s Comment
 フラット・ピックのストロークでガツガツ弾くとすごく世界観が出てきますね。チューン・オー・マティックのサドルがすごく音に関連しているでしょうね。弾く位置によってすごく音色が変わる。サドル寄りで弾くと他では出ないサウンドになるので、想像以上に表情がつけられるし、いろんなタッチに反応してくれる。今日弾いた中でもワイルドさは一番あると思います。とは言っても全然キンキンした感じはないし、メイプルの良いところを引き出した音。ダヴとちゃんと向き合ったのは初めてかもしれない。良い経験になりました。

SPECIFICATIONS
●トップ:シトカ・スプルース ●サイド&バック:メイプル ●ネック:カーリー・メイプル(ラウンド・プロファイル) ●スケール&ナット幅:25 1/2インチ&1.68インチ ●指板&ブリッジ:ローズウッド ●ナット:ボーン ●サドル:チューン・オー・マティック
価格:535,000円 (税別)


週刊ギブソン連載100回記念!
Twitterフォロー&RTでGibson Acousticグッズをプレゼント!

※本キャンペーンは終了しました。たくさんのご応募、ありがとうございました!

 2014年5月のスタートから週刊ギブソンは今回で100回目! これを記念してGibson Acousticグッズを読者の皆様にプレゼントいたします。全て非売品の限定グッズなので、この機会を逃すとなかなか手に入りません。ドシドシフォロー&RTしちゃってください!

【A賞】
Gibson Acousticメッセンジャー・バッグ 1名様

【B賞】
Gibson Acoustic本革製パスケース 4名様(ブラウン2名、ナチュラル2名)

【C賞】
Gibson Acoustic本革製ピックケース・キーホルダー 8名様

プレゼント・キャンペーン応募方法】
◎デジマート・マガジンTwitterアカウント@DgmMag(https://twitter.com/DgmMag)をフォロー後、キャンペーン対象ツイートをリツイート。
◎2016年5月10日(火)18:00までにフォロー&リツイートしてください。

 リツイートしてくださったフォロワー様の中から抽選を行ない、DMにて当選のご連絡をいたします。当選者の発表はDM送付をもって代えさせていただきますので、予めご了承ください。

【A賞】Gibson Acousticメッセンジャー・バッグ

【B賞】Gibson Acoustic本革製パスケース

【C賞】Gibson Acoustic本革製ピックケース・キーホルダー


アコースティック・ギター・マガジン2016年6月号 Vol.68で詳細をチェック!

 本記事は『アコースティック・ギター・マガジン2016年6月号 Vol.68』にて特集されている「ギブソン・アコースティック2016 徹底ガイド」と連動しています。同特集では、ここでは紹介していないモデルを含め15本のモデルをおおはた雄一氏に試奏いただいており、より詳しいコメントや総評、さらにはモンタナ州にあるギブソン・アコースティック工場の現地取材記事も掲載されています。ぜひチェックしてみて下さい。

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製品情報

プロフィール

おおはた雄一
1975年、茨城県生まれ。ブルースやフォーク・ミュージックをルーツとするシンガー/ソングライター、ギタリスト、音楽プロデューサー。2004年に『すこしの間』でソロ・デビューを果たし、精力的にライブ/アルバム制作を継続。ソロでの活動と並行して、映画音楽、楽曲提供、CM音楽なども手がける。最新作は2015年の『夜の歌が聴こえる』。

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