EMGよりスレイヤーのギタリスト、ゲイリー・ホルトのシグネチャー・セットが登場した。ゲイリーはサンフランシスコ・ベイエリアのメタルバンド、エクソダス在籍時よりEMGピックアップを愛用。その後、EMGは彼のためにレッド・カバーのカスタム・ピックアップを作ってきたが、レッド・シリーズ発売を機にシグネチャー・モデル「GH Set」の発売が実現した。コンビネーションは、フロントが89R、リアが81。89Rは、ハムバッカーとシングルコイルの切り替えが可能であることに加え、独自のプリアンプとコイルによって、ノイズのない本物のシングルコイルの音色を得ることができる。81は、ゲイリーが求めるさまざまなクランチ・サウンドとタイトなサステインを生み出す。

　そして「GTV Set」は、ジューダス・プリーストのギタリスト、グレン・ティプトンのシグネチャー・セット。グレンは、EMGの81を約10年間愛用。その後、EMGと彼は、よりジューダスらしいメタル・サウンドを求め、共同でピックアップを改良、5年余りの月日を費やし、ついにGT Vengeanceが完成した。「GTV Set」は、他のEMGピックアップに比べ、音色とフィーリングがまったく異なる。セラミックとスティールのマグネットを使用し、高出力でありながらもリッチでスムースな中音域が魅力だ。タイトかつクリア、そして全周波数帯において安定したレスポンスも特徴と言える。なお、カバーはブラックとレッドの2種類から選べる。

　また今回レッド・シリーズとして、主要モデルの多くが赤いカバーをまとって新登場。ハムバッキングは、「81」（税別24,000円）、「85」（税別24,000円）、「57」（税別29,000円）、「66」（税別29,000円）、「57/66 Set」（税別57,000円）、7弦ギター用の「707」（税別25,000円）、そして先ほど紹介した「GH Set」「GTV Set」がラインナップ。

　シングルコイルは、「S」（税別24,000円）、「SA」（税別24,000円）、「SA Set」（税別65,000円）。そして、テレキャスター用の「T Set」（税別45,000円）、「TX Set」（税別50,000円）、「FT」（税別25,000円）、「RT」（税別25,000円）、「FTX」（税別27,000円）、「RTX」（税別27,000円）。ソープ・バー「35DC」（税別26,000円）と「40DC」（税別26,000円）もラインナップ。

　ベースは、プレシジョン・タイプの「P」（税別24,000円）、ジャズ・タイプの「J Set」（税別45,000円）、「JV Set」（税別49,000円）、「SJ」（税別25,000円）、「LJ」（税別25,000円）、「SJV」（税別26,000円）、「LJV」（税別26,000円）、PJタイプの「PJ Set」（税別45,000円）がラインナップ。