俺にとってのBOSSの代表機種はVB-2ですよ。だからWAZA CRAFTシリーズで復刻した時は“さすが!”って思ったね。VB-2Wも使ってるんだけど、このVB-2は発売してすぐに買ってるんだ。これは“揺らしたい時に踏め!”って感じ（笑）。ビブラートってギターを演奏する左手の延長線上だと思ってるから、開放弦を弾いても音を揺らせるのがいいね。あと、単純なフレーズや超簡単なアルペジオでオンにすると良い感じになるんだよ。VB-2の音色はどのアルバムにも必ず入ってるね（笑）。

所有エフェクター「BOSS VB-2（Vibrato）」

BOSS VB-2（Vibrato）／1982年に発売され、当時すぐに購入したというVB-2。これまで一度も壊れたことがなく、30年以上エフェクター・ボードからはずれたことがないそうだ。　> デジマートでこの商品を探す

BOSS VB-2（Vibrato）セッティング／アルペジオなどを弾く際にアンラッチ・モードで使用。ライズ・タイムはほとんど上げない。

　CE-2Wをライブで使う時はかけっ放しです。アンプを2台置いて、“キラキラしてるな”くらいの設定にして、ギターの音を目立たせたい時にオフにする。そうすると音が一段階リアルに締まるんですよ。アンプはJC-120と何かもう1台（笑）。BOSSのエフェクターは絶対にJCとの相性が良いと思う。

所有エフェクター「BOSS CE-2W（Chorus）〜技 WAZA CRAFT〜」

BOSS CE-2W（Chorus）〜技 WAZA CRAFT〜／コーラスの名機CE-1のコーラス/ビブラート・モードとCE-2のモードを搭載し、WAZA CRAFTシリーズで復刻させたCE-2W。　> デジマートでこの商品を探す

BOSS CE-2W（Chorus）〜技 WAZA CRAFT〜セッティング／CE-1のコーラスの音色を再現した“CE-1モード”で、うっすらとオンにするという。

　最近手に入れたのはVO-1。これはギターっぽくない音で和音を付けたい時に使うことが多いな。例えば、ストリングスが入ってる曲をライブで再現する時に使うとそれっぽくなる。セッティングは、マイクを使って飛び道具的にする時はアドバンス・モード。それとクワイア・モードがシンセの音みたいなパッド系の音色を使う時に良くて、“今の何使ってるの!?”ってなるんだよね。ヒトサライの「ゴキゲンナナメ」（『嘘のようなマジな話』収録）は“ゴキゲンナナメ”ってVO-1で歌ってるよ。ライブではマイクを2本立てていて、1本はボコーダー用、もうひとつは歌のコーラス用になってるんだよね。

所有エフェクター「BOSS VO-1（Vocoder）」

BOSS VO-1（Vocoder）／BOSS初となるコンパクト・エフェクター・サイズのギター/ベース用ボコーダー。いまみちは“名前のとおり歌わせたい時に使う”とのこと。　> デジマートでこの商品を探す

BOSS VO-1（Vocoder）セッティング／マイクを使用する時はアドバンス・モードに設定（プロフィール写真がまさにその瞬間!）。

　今気になってるBOSSのエフェクターはコンプレッサーのCP-1X。以前ベース用のコンプ（BC-1X）をギターで使ってみたら、スタジオ・クオリティ系の音で良かったんですよ。だから、ギター用のCP-1Xではどう変わるのか興味があるね。

　俺がBOSSのエフェクターを使う理由は“おもしろい”から。BOSSは使ってる人が多いから無難なメーカーだと思ってる人が多いけど、おもしろいエフェクターを出すよね。TE-2とかDF-2とか“これどうやって使えばいいの!?”みたいな（笑）。でも、オーソドックスな機種ももちろんある。値段的にもやっぱり永遠にいろんなメーカーから挑戦される運命なんでしょ？　だから開発は本当に大変だろうなって（笑）。