30年以上もの間ハンドメイドにこだわり、ミュージシャン目線での製品づくりを続けるALBIT。同社のペダル型ベース・プリアンプ「A1BP VINTAGE」が、「A1BP VINTAGE MARK II」へと進化を果たした。

　A1BP VINTAGEにおいて定評のあったオーソドックスな3バンドEQやチューブ／トランジスタによるハイブリッド構造などの特徴はそのままに、「A1BP VINTAGE MARK II」はディストーション回路を再設計。先代機ではクランチ程度のディストーションだったが、よりチューブ感を増すために軽いオーバードライブ・サウンドへと変更した。また、トーン・コントロールも従来の3バンドEQに加えて、新たにCROSS（トーン・コントロールのTREBLEとBASSの交差するMIDの位置を変化させることができる）を増設。これにより芯のあるトーンを実現しつつ、さまざまなアンサンブルにおけるベース・サウンドの位置を柔軟に変えられるようになった。加えて、H.P/BALANCE OUTの出力をコントロールできるBALANCE VOLや、先代機ではトグル・スイッチだったミュート・スイッチもフットスイッチ・タイプに変更。

　すでに「A1BP VINTAGE」を愛用している方はもちろんのこと、ビンテージ的な音質／音色を向上し、使いやすさも大幅にアップした本機は多くのベーシストにオススメできる逸品だ。