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  • e☆イヤホンの広報部長たっくんが“耳”に素敵な製品を紹介!

イヤーピース交換で手軽にイヤホンの音を変えてみよう!

イヤホン交換用イヤーピース

  • 文:岡田卓也(e☆イヤホン)

イヤホンを購入すると必ずと言っていいほど付属品に含まれるイヤーピースですが、ついついそのまま使い続けてしまいがちです。もちろん、それでもまったく問題ないのですが、耳ログでは“耳に素敵な製品”を紹介する使命がありますので、今回は安価に、手軽にイヤホンの音と装着感を劇的に変えられる、交換用イヤーピースをご紹介しましょう!

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手軽に音と装着感を変えられるイヤーピース

 今回の耳ログは、イヤホンの先に付いている耳栓、「イヤーピース(イヤーチップ)」について触れてみたいと思います。皆さんイヤホンを買った時に付いてくるイヤーピースを、なんとなく使い続けていませんか? このとても小さなパーツが、音質はもちろん、使用感にも大きな影響を及ぼすことをご存知でしょうか。耳と常に接触する部分なので、装着感や遮音性が大きく変化します。ここ10年でインナーイヤー型と呼ばれるイヤーピースの付いていないイヤホンは、市場からほとんど姿を消し、現在ではカナル型と呼ばれるイヤーピースの付いたイヤホンが主流となっています。

 カナル型が主流になってきた背景には、カナル型ならではの遮音性の高さ、ドライバー本来の音が外部の音に邪魔されない、直接鼓膜まで届くため音が良く感じる、などの理由が挙げられます。中にはカナル型のイヤホンがどうしても好きになれないというユーザーもいますが、カナル型を選ぶ方が良い音質を得るにはベターと言えるでしょう。ちなみに、イヤーピースとイヤーチップという呼び方についてですが、日本ではイヤーピース、海外ではイヤーチップと呼ばれるのが主流です。日本製品にはイヤーピースと製品名に付くものが多く、逆に海外製品だとイヤーチップと製品名に入っている場合が多いです。

イヤーピースの種類と特徴

イヤーチップ種類の例:上段がシリコンチップ、下段がフォームチップ(写真はWESTONE製)

 イヤーピースには大きく分けて2つの種類があります。耳にあたる部分がシリコンラバー素材で作られた「シリコンチップ」、低反発のスポンジで作られた「フォームチップ」の2種類があります。通常のイヤホンに付属しているイヤーピースは、ほとんどがシリコンラバー素材のシリコンチップです。ここでは、それぞれの利点と弱点を見て行きましょう。

■シリコンチップの利点:
・耐久性が高い
・圧迫感のない装着感
・水洗いできる
・サイズが豊富
など

■シリコンチップの弱点:
・遮音性がフォームチップに比べて低い場合が多い
・低域が逃げやすい
など

■フォームチップの利点:
・遮音性が高い
・遮音性が上がることで低域がしっかり聴こえる
など

■フォームチップの弱点:
・圧迫感のある装着感
・音ヌケが悪くなる場合がある
・水洗いができない
など

 選び方としては、好みにもよりますが、遮音性を求める場合はフォームチップ、快適な装着感を求める場合はシリコンチップを選ばれる方が多いように感じます。また、注意点として、メーカーによっても、同じメーカーの製品でも、イヤホンの型番によっても、ステムと呼ばれるイヤーピースを取り付ける部分の太さが違います。ステムの太さは大まかに4つに分かれているので、購入する際は太さに合ったものを選びましょう。

 また、イヤーピースにはS、M、Lといったサイズがあります。小さすぎると遮音性が悪くなり、低域が抜けやすくなります。反対に大きすぎるものを選ぶと、装着感の良さが損なわれ、最悪の場合、音の出口を塞いでしまい音質が著しく落ちる場合があります。自分の耳に合ったサイズを選びましょう。

オススメのイヤーピース・ブランドを紹介!

 イヤーピースは、普段から馴染みのあるメーカーはもちろん、イヤーピースを専門にしたメーカーからも多く発売されています。ここではオススメのイヤーピース・ブランドをいくつか紹介しましょう。

COMPLY(コンプライ)

COMPLY(写真は円錐型のTシリーズ)

 イヤーピース・ブランドの中でも特に有名で、1990年に創立されたHearing Components社によって開発された、低反発ポリウレタン・フォームチップの先駆けとも言える製品を持つイヤーピース・ブランドです。シリコン製イヤーピースと比較して約30倍柔らかい素材で、外耳道に追従するようにフィットし、高い遮音性を実現しています。好みに合わせて円錐型のTシリーズ、球体型のTsシリーズが用意されています。
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JVCケンウッド

JVCケンウッド/スパイラルドットイヤーピース

 日本のオーディオ・ブランドとして、高い人気を誇るJVCケンウッド。イヤーピースでも画期的な製品を展開していますが、特に注目を集めたのが、「スパイラルドット」採用のイヤーピースです。イヤーピース内にスパイラル状に配置したディンプルにより、イヤーピース内の反射音を拡散させ、直接音とのバランスを最適化することで、音の濁りを抑えクリアなサウンドを実現しています。ディンプルとはゴルフボールに付いているドット(くぼみ)のことで、空気の流れを整える役割を持っています。音に関係があるのか?と思う方も多いですが、実際に聴いてみるとその効果を感じることができます。
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茶楽音人(さらうんど)

茶楽音人/SpinFit

 茶楽音人は独自技術でオーディオ・マニアを唸らせるイヤホンを作る新興ブランドです。着目するポイントが画期的で、SpinFitと名付けられたイヤーピースでは、開口部を鼓膜方向に向かせるため、ダクト中心部にくびれが作られています。これにより、開口部を塞ぐことなく、耳の奥までイヤーピースが入るので、高い遮音性と高音質の両立を実現しています。高域側が減衰することなくしっかり聴こえるイヤーピースです。
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SONY

SONY/トリプルコンフォートイヤーピース

 言わずと知れた国産オーディオ・ブランドの雄。イヤホン業界においても、高い技術力で一歩進んだ製品を展開しています。これまでも、シリコンイヤーピースの中にフォームを詰めたノイズアイソレーションイヤーピースなど、画期的なイヤーピースを作っていました。今年になって登場したトリプルコンフォートイヤーピースは、2種類のシリコンゴムにシリコンフォームをコーティングしたようなイヤーピースで、シリコンチップとフォームチップの良いとこどりをした様なイヤーピースです。
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eA-R38

e☆イヤホン/eA-R38

 それでもイヤーピースが耳に合わない! という方にはオーダーメイドのイヤーピースをオススメします。インプレッションと呼ばれる自分の耳型を採取して作るので、密着性があり遮音性も抜群です。また、カスタムIEM(イヤモニ)を作るよりも安価にイヤホンのセミ・カスタム化が可能です。対応機種は絞られますが、究極のフィット感を求める方にオススメです。
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e☆イヤホンで購入

 ということで、イヤーピースについてご紹介しました。ぜひお手持ちのイヤホンのイヤーピースを変えて、音質の変化を楽しんでみてはいかがでしょうか?

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プロフィール

岡田卓也(おかだ・たくや)
イヤホン・ヘッドホン専門店「e☆イヤホン」PR本部 本部長。帰省時にイヤホンが断線し、たまたま購入したSHURE E2cでイヤホンにハマる。これまでに試聴したイヤホン・ヘッドホンの数は数千機種に及ぶ。日本人で初めて(おそらく)beats本社やUltimateEarsのラボ見学をしたことが自慢。

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