Bose S1 Pro+ wireless PA system × 松井祐貴&井草聖二
- 2024/04/25
Providence/aCB-200PR
いわゆるPJタイプとは異なる、プロビデンスが提唱する”PPスタイル”を追求したニュー・モデル「aCB-200PR」が登場。ネック側にはパワフルなサウンドのスプリット型Pタイプのピックアップを、ブリッジ側にはストレート型Pタイプのピックアップを搭載し、2基のコンビネーションにより幅広い音色と存在感のあるサウンドを実現する。
サーキットには「Vitalizer VZ-B1」を搭載し、スイッチでアクティブ/パッシブの切り替えが可能。バイタライザーは、音質劣化やノイズなど外部の影響を受けやすいハイ・インピーダンス信号を、楽器の特性を踏まえて、あえてハイファイになり過ぎないロー・インピーダンス信号に変換するもので、ベース用のVZ-B1も人気が高い。広いヘッドルームと出力レベル、周波数レンジを確保した設計により、ベース本体の持つナチュラルなサウンドを極力損なうことなく、ロー・インピーダンス信号に変換・出力する。また、VZ-B1によるパワフルで輪郭の引き締まった低音は、バンド・アンサンブルで強い存在感を発揮。長いケーブルの引き回しやエフェクターの多用、プラグ/ジャックの接点増加によって起こる音質劣化やノイズといったストレスからベーシストを解放する、強力な武器となる。
ピックアップは、プロビデンス・ブランドのセットアッパー志村昭三による監修のもと、Kariya-Pickups代表・刈谷稔氏の協力を得て開発した、eXII-P11(ネック側)とeXII-V31(ブリッジ側)を搭載。マグネットにアルニコⅤを使用し、2基それぞれのコイルの巻き数を変えることで、PJタイプとは異なるナチュラルかつモダンな第3のベーシック・サウンドを生み出す。さらに、ピックアップのポールピースにシールド処理を施したり、配線材を見直すなど、さまざまな対策でノイズ・レベルを低減。これらプロビデンスならではの電装系の改善によって、高音質でノイズに強く、スムーズな操作性を実現している。
さらに、メイプル1ピース・ネックは志村昭三による独自のネック選定法と、飛鳥工場独自の”狂い抜き”加工などのノウハウが活かされ、スムーズな握りと高い演奏性を実現。弾きやすさに考慮したアルダー2ピースのボディ・デザインや、引き締まった音色を実現しつつサステインを高める、2.9mm厚の鉄製オリジナル・ブリッジ・プレートBP1-B4iを搭載するなど、細部まで熟考された作りになっている。音質にこだわりが強く、しかし演奏性も追求したいというベーシストの願いを叶えてくれる1本だ。なお、本機は受注生産となっている。
価格:¥300,000 (税別)