ローランドのコンパクトなサウンド・モジュール「Roland Boutique」シリーズに2017年7月新たな仲間が「SE-02」が加わります。Boutiqueシリーズはこれまで、アナログ固有のふるまいをデジタルで再現する同社独自のACB Technologyにより、Jupiter-8やJuno-106、TB-303、TR-909などの往年の名器を復刻させてきましたが、このSE-02は、アメリカ・ロサンゼルスの老舗シンセ・メーカーStudio Electronicsとの共同開発によるシリーズ初のアナログ・シンセです。

　オシレーターは、3VCO構成で各オシレーターに搭載された三角波、のこぎり波、矩形波など7種類の波形から選択可能。上のデモ動画の音声から分かるように、オシレーター・シンクから生まれる複雑かつ重厚で多彩なサウンドが特徴的です。384のプリセット・サウンドを搭載しているので、音色を呼び出してステップ・シーケンサーを組み合わせれば、簡単に音楽制作やパフォーマンスで活用できるでしょう。

▲ SE-02のリア

　入出力端子も充実し、MIDI端子だけでなくトリガー端子やCVインプット端子を備えているのでビンテージ・マシンとの接続も可能。またUSBケーブルでパソコンに接続し、オーディオとMIDIの情報をやりとりすることもできます。

▲ Roland Boutiqueシリーズ専用のキーボード・ユニットK-25m（別売）を装着したSE-02