ギターとスケートを愛する、サンフランシスコ在住の若きビルダーNick Pourfardが立ち上げたブランド、Prisma Guitars（プリズマ・ギターズ）。使われなくなったスケートボードをアップサイクルしてボディを製作するというユニークな手法、そしてその芸術的な仕上がりで注目を集めているが、このたび日本国内への入荷もスタートした。

　Nick Pourfardは、足の怪我によりスケートができなくなったことを機に、自身が愛用していたボードでギター製作を開始。もともと工業デザインを専攻していたということで、ギター製作技術は独学で習得。しかしながら、その技術とパーツ選定の素晴らしさ、ハンドメイド然とした質感、そして何より、モダンで芳醇なサウンドが魅力だ。今回入荷された「THE DUKE #00035」は、オリジナル・シェイプのセミホロウ・モデル。何枚ものスケートボードを重ね合わせたマルチ・レイヤ―ド・ボディで、ピックアップはカナダのハンドワウンド・ブランド、McnellyPickupsのStagger Swagger Humbackerをフロントに、Stagger P-90をリアに搭載。Emersonサーキットの採用も相まって、太く程よい甘さを持ち、かつ抜けの良いサウンドを奏でる。THE DUKEは、このほかにも異なるルックスとスペックを持つモデルがラインナップ。ただし限定数のため、売り切れの際は同様の個体が再入荷することは期待できない。それぞれが一期一会の1本と言えるだろう。

THE DUKE #00035

THE DUKE #00035

THE DUKE #00035

THE DUKE #00035

THE DUKE #00035