「Hot Wax」は、同社の1970年代のCMOS方式のHot Tubesオーバードライブをリイシューした「Hot Tubes Nano」とフルレンジ・オーバードライブ「Crayon」を融合した2 in 1オーバードライブ・ペダル。それぞれを独立して使用できるうえ、重ねがけ＝Hot Tubesセクション（前段）をCrayonセクション（後段）でブースト／ドライブさせることも可能だ。さらにマスターEQとしてベースとトレブルの2バンドEQを備えるうえ、原音とエフェクト音のミックス・バランスを調整するBLENDツマミも搭載し、柔軟かつ繊細に音作りをすることができる。ギター／ベースなど楽器を問わず活用できる実践ODペダルだ。
Hot Wax
「Green Russian Big Muff」は、機材好きにはお馴染みの“アーミー・グリーン”と呼ばれる1990年代半ばに登場したロシアのSovtek社製ビッグ・マフの復刻モデル。オリジナル機はUSメイドのビッグ・マフとは異なる圧倒的なロー・エンドを誇り、ギタリストのみならずベーシストにも好評を博した。その復刻モデルということで、US NYCメイドながら、内部回路はオリジナルのSovtek製を完全に踏襲。さらにボリュームとサステイン・ツマミの間には、オリジナル機にもプリントされていたSovtek社のロゴ・マークを配置している。しかしながら、Nanoシリーズの小型ボディやDCジャックを採用するなど、現代的な配慮はもちろん施されている。デザインを含め、所有欲をそそる逸品だ。
