FREE THE TONEより、デジタル技術とアナログ技術の融合をさらに推し進めたという画期的なイコライザーが、ギター用とベース用の2機種登場した。

　FREE THE TONEが、デジタル・リバーブ「AS-1R AMBI SPACE」やマルチ・ディメンショナル・コーラス「TA-1H TRI AVATAR」の開発で培ってきた、デジタル技術とアナログ技術の融合。今回新たに登場したプログラマブル・アナログ10バンドEQ「PA-1QG」（ギター用）および「PA-1QB」（ベース用）は、構想から10年以上の歳月をかけて試行錯誤を重ね、ついに完成したという画期的な製品だ。楽器からの信号が通るイコライザー回路（入出力部も含む）は、すべてアナログ回路で構成しているため、ギター／ベースが持つ豊かな音色はアナログ信号のまま処理。しかしながら、パラメーター・コントロール部はデジタル回路になっており、各種パラメーターの状態はデジタルならではの正確さをもって記憶・処理される。つまり、アナログ・エフェクターでありながら、プリセットやMIDIによるリアルタイム・コントロールを実現。アナログの豊かなサウンドとデジタルの高い操作性が高次元で融合している。なお、MIDI信号によるコントロールでは、99個のプリセットを瞬時に呼び出すことが可能だ。さらに、今回はFREE THE TONEの大きな特徴と言えるHTSサーキットをリニューアル。より高音質な状態で、ギター／ベースの信号を入力から出力まで総合的にマネージメントし、エフェクト・オン時とオフ時のサウンドの質感を同様に保ってくれる。加えて、イコライザーとしての使い方以外にも、音量をプリセットごとに管理するプリセット・ボリュームとしても使用可能。ソロなどで音量を上げたい場合をはじめ、複数のギター／ベースを使い分ける際の出力レベルのばらつきを揃えるなど、ステージでも期待以上の活躍をしてくれることは間違いないだろう。

　発売日は12月21日（木）、価格は各38,000円（税抜）を予定している。

PA-1QG

PA-1QB

PA-1QG／PA-1QB 共通